小説♯4 | Le ciel~君の幸せ祈る言葉~

Le ciel~君の幸せ祈る言葉~

[空へ羽ばたけ]

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「性格ねー・・・。」

「性格は大事だよぉ~!」

りっちゃんは性格いいよねー。

「俺って性格いいかな~?」

「あんたはいいよー。」

「てかそろそろ時間じゃね?」

なんの?

「何の?」

「こくはっく~の。」

「あぁ!そうだったっ!!し~ちゃぁ~~~~ん!」

バタバタバタ・・・

「ははっ。可愛いやつ。」

―下―

「愛。どうしたの?」

「そんな慌てちゃって。いい事でもあった?」

「こく・・・こく・・・こくはっくーの!時間~・・・!」

「わ~!そうじゃん!」

「ちょっ!着替えて着替えて!制服はさすがにだめだろぉ!」

―10分後―

「はい、できた!」

「愛かわい~!」

「じゃ、いってきま~す!!」

「いってらっしゃーい!!」

あー、緊張するっ!

どうしよう~

っつーか岡野証って

誰だ?

ま、行ってみりゃ分かるよな。

「ついたぁ~!」

ガチャ

「あ、ど・・・うも。」

「こ・・・こんにちわ。」

「手紙・・・読んでくれましたか?」

何この人!

超イケメン!

でもりっちゃんの方が

上だなぁ~★

「読んだよ・・・」

「それで・・・あの、僕、篠田愛華さんのことが好きです!付きあって・・・」

「ストーーーーップ!」

「ん?清?何?どうしたの??」

「こいつ、俺のだから。」

え?え?え?

なに?『俺の』って・・・

ちょっと待て!

ん?なんだぁ~!?

ああああああああ~~!

よくわからん!

「じゃ。」

「清・・・?」

「あー・・・ごめん。」

「ちょっと待って!分かんない!何?何が起こったの?」

「分かんなくていいよ・・・。じゃぁ!」

―詩音の部屋―

「ただいまー。」

「どうだった?」

「ちゃんと断れた?」

「えっとね?よく分かんなかった。」

「よく分かんないって?」

「えっとね。付き合ってって証って人がゆった瞬間に、

 清が来て、「こいつ、俺のだから。」って言ってー

 そんで何が起こったの?って聞いたら、「分からなくていいよ」

 だって。」

「何アイツ!ナルシ君だな~。っつーかかっこつけ!」

「ちょ、それってさぁ・・・」

「なんだかんだ言っても清人も愛の事好きなんじゃね?」

「えーーーーーーーーーーーーーーーー!?

 や、ないないない!!てか無理~!清ってかっこつけじゃん!

 しかもナルシ!顔はいいけどでも性格あかんし、無理!!」

「はははっ!清、失恋?かわいそ~ww」

「ぶははっ!りっちゃんそれゆっちゃ清がかわいそーよ!」

「もー、笑い事じゃないよっ!!」

―続く―