ヨドバシカメラが首都圏3店舗に絞った理由(私的分析) | 宮本 茂@横浜 書きたい事を書くブログ

宮本 茂@横浜 書きたい事を書くブログ

主な記載テーマ
経済、小売・流通、飲食店、ゲーム、IT、政治、軍事、経営他色々

セブン&アイHDか売却する(さっさと決断しろよ(笑))西武・そごうの10店舗のうち、ヨドバシカメラが首都圏3店舗に失点を計画しているという情報が流れました。


先ずは西武池袋本店。

ここはアホな区長が騒いでフロア割、進出自体についてゴタゴタが続いています。

ヨドバシカメラとしてはここは絶対に欲しい場所ですから、安易な妥協はしないでしょう。

2つ目は西武渋谷店。

こちらも以前から噂あった店舗で場所的にも申し分はないでしょう。

3つ目がそごう千葉店。

しかも予定している出店を先は「ジェンヌ館」。

その名の通り女性客をメインターゲットにしたアパレルやベビーザ用品などをメインとしており、面積は少し広いようですが地上4階地下1階のビルです。

建物中央にエスカレータが配置され、売り場はそこから同心円的に配置されています。

フロアを見た感じは使いやすそうですし、より駅に近いのもメリット。


では何故、首都圏の3店舗にした(現在は案ですが…)のか。

一つは投資金額の問題。

最も効果のある西武池袋本店は最低限として、他の店舗への出店にも費用は発生します。

この中には移転するテナントの引っ越し及びクリーニング費用もあり、その分担の協議も待っています。

(費用は3000億円とかという情報もあるが金額不明)


2つ目は店長候補の人材。

以前と言ってもかなり前の話ですが、大規模店舗出店後、藤沢会長は「しばらく新店舗は出さない。店長候補が居ない(育ってない)から」とインタビューで答えてました。

その一年後ぐらいに次の店舗出してましたけど…(笑)

ヨドバシカメラは無理な拡大はせず、M&A等で他店の文化が入らないように経営してますから、他の量販店とはちょっと違うんですよね。


そしてちょっと謎なのが、大宮そごうではなく千葉そごうを選んだところ。

西武・そごう全10店舗の内、首都圏に7店あります。

その中の2店は西武S. C(所沢と東戸塚)なので家電量販店が入るには不向き。

横浜そごうは西口に大型店を既に構えているので、離れた東口は不要。

残る4つのうち西武池袋本店と西武渋谷は確定なので、残るは千葉と大宮そごう。

駅の乗客数からすれば品川の次に多い大宮が向いていると思うのですが、フロアが多すぎるんですかね。

当然お金かかりますし(笑)


地方の3店は集客と広島は広島駅から離れたところの店舗なので外れたのでしょう。


今回のニュース、大宮ではなく千葉を選んだことだけがもう一つ解せませんが、それよりも西武池袋本店のゴタゴタが早く片付いてくれる方が先ですね(笑)