ホッピング | つれづれなる記

つれづれなる記

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2月20日(土)

女房の出産前後は、全くこどもたちをどこかへ連れて行ってあげることもできず、いつも近所での遊びばかりで我慢してもらっていました。そこで、女房の退院後の最初の週末であるこの日、ぼくは女房と相談して、赤ちゃんは女房に任せ、ちょっと遠出してこどもたちふたりを大きな公園に連れて行ってあげることにしていました!もちろんこの計画には、こどもたちも前夜から大喜びです
o(^▽^)o

が・・・
Σ( ̄∇ ̄|||

この日の朝、いざ目的の公園に向けて出発しようとすると、

いきたくない!
(≧△≦)
と言い出す娘。
∑(°∀°)

なんで?どうして?
Σ(°д°lll)

息子の方は、
え~?○○くんは公園行きたい~!
(○`ε´○)
と言い出しますし、ぼくは突然の娘のこの言葉にアタフタし始めます。

じゃあ、○○ちゃんは何がしたいの?
ヽ(д`ヽ彡ノ´д)ノ

Yちゃんとあそびたいの
('◇')

へ?
(‘∀‘)

Yちゃんは2軒隣の小1のお姉ちゃんです。

Yちゃんとは、平日でもいつでも遊べるじゃん?いったいYちゃんと、何して遊びたいの?
(_。д°)

Yちゃんにホッピング借りたいの~
(〃▽〃)

ぼくにはすぐ訳が分かりました。娘は今、園でホッピングに夢中なのです。Yちゃんと遊びたいのではなく、娘は急にホッピングがしたくて仕方なくなってしまったのです
(σ-∇-)σ

こんなとき、いつも我慢するのはお兄ちゃんです。ぼくは息子の顔をチラチラと眺めながら、

じゃあYちゃん家行ってきてみなよ?それでYちゃんがいなかったり、遊べないって言ったら公園行く?
(;・∀・)

しかしいくら娘が物分かりがいい方だといっても、まだまだ5歳のこどもです。一度家の前で遊びたいと言い出したら、そう簡単には割り切れません。

Yちゃんがいなくても、○○ちゃんは家の前で遊びたいの~!
(≧ロ≦)

情けない話しぼくも、こんなときは娘に負けず劣らずこどもです
m(__)m

じゃあ、と~さんは一緒に遊べないからね!お兄ちゃんとふたりで、Yちゃん誘って家の前で遊んでおいで
( ̄Λ ̄)

は~い!
o(^▽^)o

ここで「しょうがいな~!」という顔を一瞬しますが、全く文句を言わない息子はすごいです。それに引き替えこのぼくは・・・
(/ω\)

そのうち家の前の道から、息子と娘の楽しそうな声が響いてきました。ぼくが窓の隙間から外の様子を伺うと、ふたりは縄跳びかけっこのリレーをしています。Yちゃんはやっぱりいなかったのかな?と思いました。

娘が自分のホッピングを持っていないことにも、ぼくのある考えが影響していました。それは、ホッピングは一度できるようになってしまうともうほとんど使われることがなくなってしまうため、園にあるなら家には必要ないだろうという理由から、娘が一昨日のクリスマスから、昨年の誕生日もクリスマスもずっとホッピングを一番欲しがっていたのに、それをぼくが認めていなかたのでした。

息子も、年長さんになったばかりのときにホッピングを欲しがりました。しかし、息子にも同じ理由から買ってあげませんでした。それでも息子は、年長さんのときに園でホッピングをするだけで満足しきっていたようで、やはりできるようになってしまえばホッピングのことは全く言わなくなりました
(●^∀^●)

実は、この言い出した時期にもポイントが隠されているのです
(;^_^A

年長さんは使いたければいつでも一番にホッピングを使えます。それは、年長さんは卒園前にホッピングのテストがあるからでした。しかし年中さんや年少さんは、年長さんが使っていないときしかホッピングを使えません。まあ、ホッピングのサイズから考えれば、年少さんのうちにホッピングをやりたいと言い出すこどもは稀です。ところが、娘が実際にホッピングを欲しいと言い出したのは、その年少さんの頃でした。運動系の遊びに関しては、娘は運動神経が良すぎるために、そのやりたがる時期も早過ぎるのです
!Σ( ̄□ ̄;

ぼくは家の前で楽しそうに遊ぶ娘を眺めながら、やっぱりホッピングやりたいんだろうな?と思いました。そして更に、おかあさんの入院中ほんとうに頑張ってくれていた娘の健気な姿を思い出し、胸が熱くなりました
(;Д;)

ぼくは自分の考えをまとめるかのように、女房に話し始めました。

もうすぐ年長さんになれば、園で思い切りホッピングできるのにね
f(^ω^;

そうだね
(*^ー^*)

今まで買わないできたのに、どう思う?
f(^ω^;

そうだね~?
(*^ー^*)

今年の誕生日プレゼントは、○○ちゃん(=娘)は○○くん(お兄ちゃん)のお下がりのインラインスケートでしょ?
(;^_^A

うん
(*^ー^*)

これ自体は娘も納得し、喜んでくれていました。

今決まっているプレゼントがお下がりだったら、ホッピングくらい買ってあげてもいいのかな?
f(^ω^;

どうだろうね?
(*^ー^*)

今、○○ちゃんも一番ホッピングやりたくて仕方ない時期なんだろうね?年長さんたちが卒園前のホッピングテストの練習毎日頑張ってやってるの見てるからね
( °∇^)

そうだね~
(*^ー^*)

今から買ってきちゃってもいいかな?また前倒しの誕生日プレゼント!
(゚▽^*)

ぼくは女房と話しながら、自分のこだわりがバカらしくなって言いました。

いいんじゃない
(*^ー^*)

ぼくが玄関を開けると、

あ!と~さんだ
(・∀・)o(^▽^)o

ぼくが一緒に遊ばないと言ったことなんて全く気にしていない様子で、こどもたちが嬉しそうに叫びます。そんなこどもたちの態度を見ていると、ぼくはほんとうに自分が情けなく、恥ずかしくてしょうがありません
(#^.^#)

Yちゃんいなかったの?
(´∀`)

いたけどこれから出かけるんだって!でも帰ってきたら遊ぶ約束したよ
(゚▽^*)

公園に行きたかったことなんてもうずっと昔のことのように、息子が嬉しそうに言います。

と~さんちょっと買い物してくるから。

ぼくは娘に話してしまいたい気持ちをグッと堪えて、車に乗り込みました。

トイザらスで、娘の大好きなピンクのホッピングを買って帰ります。こどもたちは、今度はボールで遊んでいるところでした。

ぼくは娘に話しかけます。

○○ちゃん、今年のお誕生日プレゼントはお兄ちゃんのインラインスケートでいいんでしょ?
( °∇^)

うん!
o(^▽^)o

でもさ、ほんとはホッピングも欲しいんでしょ?
(*´艸`)

え~?う~ん。ほしいよ~
(^~^)

さっきおかあさんと、そんな話ししてたんだ。○○ちゃんがホッピング欲しいんだったら、誕生日にホッピングもあげようか?って
(〃▽〃)

ほしいー!
☆(-^▽^-)☆

車の中、見てごらん
( ^ー゜)b

(・・?)

ドア開けてごらん
(o‘∀‘o)

娘が後部座席のパワースライドドアを開けます。

ガチャ!ウイーン

あ!ホッピングだ~
ヾ(=^▽^=)ノ

え~?ほんとだ。○○ちゃんよかったね
(-^▽^-)
と、息子も一緒になって喜んであけでいます。

○○くんもできるよ!40キロの人まで大丈夫なんだって
( °∇^)

娘が目をキラキラさせながら、ホッピングに手を伸ばします
。°+.(・∀・)°+.°

こういうのは決めたら早い方がいいからね。ちょっと早いけど6歳のお誕生日プレゼントだよ。お誕生日の日にまたお祝い言って、もう一度あげるからね
(*⌒▽⌒*)

ありがと~
☆(-^▽^-)☆

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どういたしまして
(#^.^#)

さっそく娘が乗ってみせてくれます。16回跳べて、今までの最高記録だと言って喜んでいました。

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続いてお兄ちゃんが跳びます。息子は年長さんのときに1000回以上跳んでいましたが、今頑張っても果たしてそれだけ跳べるのでしょうか?この日は100回跳んだところで自分から降りていました。

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ちなみに今年の年長さんは10人以上が5000回を超し、最高記録は6000回です。6000回跳ぶには、時間も2時間以上かかります。先生も数えるのが大変だとこぼしていました
(*´艸`)

そのうち、約束していたYちゃんとYちゃんのお兄ちゃんのRくんが遊びに来ました。

あれ?○○ちゃんもホッピング持ってたんだ?
(o‘∀‘o)
とRくん。

うん。買ってもらったの。今日
(o^∀^o)

今日なの?よかったね。○○ちゃんできるの?
∑(°∀°)

うん。少しだけね
(o^∀^o)

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娘がYちゃんとRくんに跳ぶのを見せるために再び跳んでみると、今度は20回跳べました
(*゜▽゜ノノ゛☆


すごい!Yより上手いじゃん
Σ( ̄∇ ̄|||
とRくんが言うと、

ほんとだね~
(*'o'*)
とYちゃんまで言ってます。

ふたりも自分たちのホッピングを持ち出してきて、すぐみんなでホッピング大会が始まりました
(*⌒▽⌒*)

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Yちゃんたちも来てくれたことだし、ぼくはこどもたちの遊びが軌道に乗るのを見届けてから家に入りました。

夕食の準備を始めると、他の近所の友達も加わって「かくれんぼ」をする声が聞こえてきました。

娘も来年の今ごろには、5000回くらい跳べるようになっちゃうのかな?

ぼくは外から聞こえてくる娘の笑い声を聞きながら、そんなことをふと思いました。

※それから約1週間後の園の連絡帳に「○○ちゃんがホッピング209回跳びました!」との報告がありました。年中さんの中では、男子も含めて断トツの記録だそうです。更に「○○ちゃんは、完全に年長さんを目標にしているみたいですよ?」という先生の感想が、書き添えられていました。