長くは悩まない | かなり昔の小細胞がん(子宮頸がん)の話

かなり昔の小細胞がん(子宮頸がん)の話

2004年に子宮頸がん小細胞がんになりました。
かなり珍しい種類のがんなので治療方法とかを書いてます。
今更かよ~役にたたないよ~と自分でも思いますが・・・
再発しても生きてる人はたくさんいます。
自分が納得した治療ができるといいなと思います。

緩和ケア科でのボランティア仲間でお茶会をした。

たまたま癌サバイバーが集まった。

 

ミエ「私の友達が癌の食事療法を

モノスゴーク真面目にやってるの」

ミエさんは10年前に乳がんを経験。

ミエ「でもどんどんガリガリになっちゃって・・・

 そこまでしなくても良いんじゃない?って言ったのね

 もっと体に良い食べ方もあるわよって」

都島「うん、うん」

ミエ「そしたらさ、スゴークきっちり反論されちゃって」

ナカタ「うーん」

ミエ「かえって悪かったなぁって思ったの」

 

カズ「抗がん剤って体に悪いでしょ」

カズさんは20年前に骨肉腫。

カズ「私はオペの後、抗がん剤を勧められたのね。

でもその時は子供も小さかったし、事情があって

どうしても出来なかった。

それで結局再発しなかったのよね。

だから、今はやらなくて良かったって思うの」

ナカタ「うん、でもそれは結果論だよね」

カズ「そうなのよ。それはわかっている」

 

ナカタ社長は30年以上前に悪性リンパ腫。

闘病内容が凄すぎるので今回は省略。

ナカタ「極端な食事療法は自分の体重や

体に必要な物も無くなる。

厳格な食事療法をしていると

だいたい60才代で亡くなる人が多いのよね」

 

都島「抗がん剤は副作用もあるし

確かに体に悪いんだけど

それを完全に拒否した事によって

どんどん悪くなる人も多いよね」

 

免疫療法にはピンからキリまである。

だいたいドクターはとても優しい。

 

1日50人の癌患者を診断する勤務医は

一人一人の心のケアまで要求される。

もちろん心のケアはして欲しいし

トンデモナイ口調は論外だけれど・・・

 

患者側から治療を拒否した場合

それを納得させ意見を翻すまで

じっくり話す場所や時間はない。

決めるのは患者本人だから。

 

どんなに適切なアドバイスも

それを受け入れるかどうか

決めるのは自分。

不本意で仕方なく受ける治療は

ちょっとでも副作用が出ると

「やっぱりしなければ良かった」

といつまでも思う。

 

何を言っても

伝わらない人には伝わらない。

その忠告を無視するのも自由。

標準治療をしないのも自由。

するのも自由。

 

ナカタ「悪いけど、「そっち」に行ったら先は見えてる。

そういう人も沢山いる。

私は沢山見て来たから。

でも強く方向転換を勧めたりはしない。

ただ選択肢がもっとある事は伝える。

私だったらどうするか、を聞かれたら答えるけど

私が指示する事なんて出来ない」

都島「決めるのは自分だものね」

ナカタ「そうじゃないと後悔するのよ」

 

後悔しないように決める。

あれれ?と思ったら立ち止まる。

方向転換する事は恥ずかしい事ではない。

自分の治療なのだから。

 

この治療でいいのか?

こっちの方がいいんじゃないか?

とっても悩む。

みんな悩むのです。

それが当たり前の事。

 

だから

あえて書きますが

必要以上に

長く悩む事はないのです。

 

これは歴史や数学のテスト問題ではない。

悩んでも答えは出ない。

 

あなたは今までにも

いつも最善の選択をしてきた。

それが主治医の勧める治療だとしても

それを選択したのは自分。

 

だったら、今のクールが終わるまで

治療について

悩む必要はないです。

 

次の段階に進みたいのなら

それは「今」なのか「つぎ」なのか

それを主治医に相談する。

相談するか、しないかを決めるのも自分です。

 

悩むよね・・・わかる。

わかるんだけど

長ーくモンモンと悩むのはもったいないです。

 

ギューっと悩んで

ブログに沢山書いたり

誰かに聞いてもらって

それで一度、悩むのはやめましょう。

 

なぜって今の選択がベストだから

 

 

あなたの悩みが

今この時だけでも 

なくなりますように

 

カメラ目線の

ボクサー犬ニャンコとじゃれて

息抜きしましょう~