B国のマリアへ | かなり昔の小細胞がん(子宮頸がん)の話

かなり昔の小細胞がん(子宮頸がん)の話

2004年に子宮頸がん小細胞がんになりました。
かなり珍しい種類のがんなので治療方法とかを書いてます。
今更かよ~役にたたないよ~と自分でも思いますが・・・
再発しても生きてる人はたくさんいます。
自分が納得した治療ができるといいなと思います。

コメントありがとうございました。本当に嬉しいです。

これからも一層ダラダラといきたいと思います~


日本では49日間、魂はこちらに留まります。

あなたが本当に向こうへ行く時が近づきました。


あなたを知ったのは

私がブログを初めてすぐの事でした。

コメントをするようになったのは最近ですが

ずっとあなたの闘病ブログの読者でした。

(ブログは旦那さんが書いています)


遠い異国の地で

限られた医療制度の中で

それでも最善の治療を求めて活躍する旦那さん。


その細やかな心使いと頭の回転の速さ。

最新の情報を基に

その場所でベストな治療ができるように

主治医とやり取りするその真剣勝負。


当事者であるあなたは

大らかで元気でよく笑って

病院でもどこでも人気者

そしてとってもチャーミング


私が一番驚き

そして心を動かされたのは

誤診した医師の事を

あなたが「許した」事です。


その医師のせいで病状が悪化したし

ステージ的には無謀な手術をして

術後の状況にも嘘をついた。


あなたはそんな医師を許した。

そしてその気持ちは伝わり

旦那さんも「あの時の誤診で手術をしたから今がある」と

考えるようになります。


私はクリスチャンではありません。

信仰のひとつに「許し」がある事は知ってましたが・・・


 そんな人いる?

 少なくとも私は違う。

 絶対に呪ってやるよ。そんな奴。

 一生、いや孫の代まで呪ってやる。

 まぁ子供がいないから孫もいないけど・・・


ヒーリングの旅や女子会の内緒話も

とても心惹かれましたが

なにより

あなたの心の広さ、豊かさ、純粋さに惹かれました。


そんなあなたと出会え

濃密な時間を過ごす事ができた旦那さんは

とても幸せな方だと思います。


2人で一緒に年を取る事は叶わなかった。

それはとても辛いです。

旦那さんは辛さを背負って生きていかねばなりません。


あなたが居ない。

もうこの世ではあなたに触れることが出来ない。

あなたの優しい笑顔を見る事が出来ない。


なんて辛い事。


でも

あなたと結びついた心の絆はずっとずっと繋がっています。

生きている限りそれは続きます。

もしかしたら旦那さんがこの世を去る時

あなたが迎えに来るのかも知れません。


旦那さんが

あなたが居なくなって

どんなに苦しかったか

寂しくて切なくて

投げやりになって

自暴自棄になって

でも勉強家で人助けの好きな旦那さんが

どんな風に生きたか

それをしっかり見届けて下さい。



少しだけでいいから立ち上がる時です。

泣きながらでいいんです。

たくさんめそめそしましょう。

でも歩き始めましょう。


あの世で奥様にあう時に

すごく頑張ったのね

さすが私の旦那さんね

って奥様に言ってもらえるように


旦那さんにしか出来ない事がたくさんあります。



24時間のうち23時間59分は奥さまの事を考える。

でも1分だけ自分の為に使って下さい。

苦しかった体験を乗り越えるために。

あと何日かで熱戦も終わります。

それからが本当の戦いになるのかも知れません。


応援しています。

日本からB国へエールを送ります。

迷ギタリスト

チューニングをして弾き始めましょう。

そしてしっかり食べましょう!