夜になって旦那がやって来た。
スキヤキ弁当を持っている。
旦那「今夜は徹夜だろ。お腹がすくと困るだろ。」
よくわかってるね~
院長「お父さんは心臓が強いね。
この分だと今夜は大丈夫だよ。
一度家に帰って寝なさい。
何かあったらすぐに電話するから」
そして翌朝。
病院から電話。
旦那妹が自転車で駆け付けたが、間に合わなかった。
義父は一人でさっさと大好きな義母の所へ旅立った。
サカタナース「泣いて見送らないわよ。
だってお父さんは頑張ったものね。
最後まで酸素マスクはしなかったのよ。95%よ」
葬儀でさんざん泣いたので
結構さっぱりスッキリした。
つもりだった。
私は義父の成年後見人なので報告書を家庭裁判所に提出する。
パソコンの画面が揺れて
なんだか、よく見えない。
うわーまた泣いてるよ。どうしよう。
大嫌いな報告書作成だったのに
もうこれでしなくていいのに
そんな事を思うと余計に涙が止まらない。
そこに電話。
なんとシーマさんからだった!
もちろんシーマ娘さんだけどね。
シーマさんの葬儀に参列した事のお礼の電話だった。
何だかタイミングが良すぎるな。
どこかから
義父が
見守っていてくれる
そんな感じがしています。