がんとわかった時 | かなり昔の小細胞がん(子宮頸がん)の話

かなり昔の小細胞がん(子宮頸がん)の話

2004年に子宮頸がん小細胞がんになりました。
かなり珍しい種類のがんなので治療方法とかを書いてます。
今更かよ~役にたたないよ~と自分でも思いますが・・・
再発しても生きてる人はたくさんいます。
自分が納得した治療ができるといいなと思います。

2004年7月。

不正出血が続いていたので近くの婦人科を受診。

そして検査結果が出て「すぐに大きな病院へ行って下さい」

大阪の大きな病院で、再検査。

「子宮頸がんで手術が必要です」

多分、その時にマッタリ主治医と話した気がするけど忘れてる。

その位、気が動転していた。


帰り道に大きな本屋で「子宮がん」の本を購入。

何回も書くけど10年前はブログが本当に少なかった。

ネットの情報は固くて難しくてわかりにくかった。


会社の上司に電話。

東京に単身赴任している旦那にメール。電話。

あちこち、いろいろ電話。メール。電話。メール。電話。

もの凄く疲れた。

次に何をするべきなのか、まったくわからない。


リビングでぐったりクッションにもたれているとTVで

やしきたかじんの番組が流れていた。

すごーくバカバカしいお笑い系。

それをぼーっと見ていたら面白くて、思わず

「あはははは」


自分で驚いた。

「あれ、私、笑ってるよ!」

これからがんの手術をするのに。

子宮や卵巣を取ってしまうのに。

仕事や趣味を辞めなくちゃならないのに。

くだらないTV番組を見て笑ってる。

そういえば、お腹も減ったな・・・・

人間てそんなもんなのか


先日、やしきたかじんが亡くなった報道を見て

その時の事を思い出した。


がんの治療も辛かったけど

今も後遺症があったりするけど

がんとは関係ない病気もついでに見つかったりしてるけど


とりあえず、笑おう!と思ってる。


いや、泣いてもいいんだけどね。

これは人によります。

私は笑う方が楽だから。


ヘラヘラ笑って、いきますよ。