今日の京都6月16日(日) | 都のかほり日記

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京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
昨日も各地で真夏日のところが多くなりました。京都も最高気温31度でした。
今日もまだ真夏日になるという予報です。どうぞ、水分補給など、暑さ対策をなさってくださいね。


今日から七十二候が移ります。

【梅子黄】(うめのみきばむ)
梅の実が黄ばんで熟す頃。青い梅が次第に黄色みをおび、赤く熟していきます。 
今年は、梅が不作だそうで、収穫高が少ないそうですね。梅干しのお値段上がるでしょうか。



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今日は父の日ですね。

父の日は、父に感謝を表す日。アメリカのドッド夫人が1909年に教会の牧師にお願いして父の誕生月である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけと言われている。最初の父の日の祝典は、その翌年の1910年6月19日にスポケーンで行われました。当時すでに母の日が始まっていたため、彼女は父の日もあるべきだと考え、「母の日のように父に感謝する日を」と牧師協会へ嘆願して始まったそうです。
1916年、アメリカ合衆国第28代大統領ウッドロー・ウィルソンは、スポケーンを訪れて父の日の演説を行い、これにより父の日が認知されるようになりました。
1966年、アメリカ合衆国第36代大統領リンドン・ジョンソンは、父の日を称賛する大統領告示を発し、毎年6月の第3日曜日を父の日に定めました。母の日の花がカーネーションなのに対し、父の日の花はバラです。ソノラ・スマート・ドッドが、父の日に父親の墓前に白いバラを供えたからとされています。

母の日に比べて認知度が低く、プレゼントを貰えるお父さんも少ないとか。
お父さん、いつもありがとうございます。

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さて、今日は、和菓子の日です。
全国和菓子協会が1979年に制定しました。848(嘉祥元)年6月16日、菓子類を神前に供え疫病退散を祈ったという「嘉祥菓子」の故事に由来しています。 

【和菓子の日の由来】
西暦848年(承和15年・嘉祥元年)の夏、仁明天皇が御神託に基づいて、6月16日に16の数にちなんだ菓子、餅などを神前に供えて、疫病を除け健康招福を祈誓し、「嘉祥」と改元したという古例にちなみます。
「嘉祥」とは文字通り「めでたいしるし」であり、鎌倉時代には、のちの後嵯峨天皇が東宮(皇太子)となられる前に、6月16日に通貨16枚で御供えの菓子などを求めて献じそれを吉例とし、皇位継承の後もこのことが続けられました。
その後、室町時代の『嘉祥の日』には、朝廷で主上に「かづう」(女房言葉・かつう、かずうともいう=「嘉祥の祝」の菓子のこと)を差し上げるのが吉例であったことが『御湯殿上日記』に記載されています。
また、慶長の頃、豊臣秀吉が「嘉祥の祝」を恒例として行っていたことが『武徳編年集成・四十四』に記載されています。江戸幕府においては、この日、大名、旗本など御目見得以上の諸士に大広間で菓子を賜り、これを「嘉祥頂戴」といい、菓子は白木の片木の上に青杉の葉を敷いてその上に積んであり、一人一個ずつ取らせたといわれます。
民間においても、「嘉祥喰」といって十六文で菓子や餅十六個を求め食べるしきたりがあり、本来は嘉定通宝で買うことが当然とされましたが、この銭はさほど世間に多くなかったことから、米一升六合をもって菓子や餅を買い求めることも行われていました。
また、この夜に十六歳の袖止め(振り袖をやめて詰め袖にする)をする「嘉祥縫」という風習があったほか、6月16日に採った梅の実でつくった梅干しを旅立ちの日に食べると災難をのがれるという言い伝えがあり、「嘉祥の梅」といいました。
このように、「嘉祥の祝」は、疫を逃れ、健康招福を願うめでたい行事として歴史の中で受け継がれ、明治時代まで盛んに行われていました。この『嘉祥の日』を現代に復活させたのが「和菓子の日」です。 

出典
日本和菓子協会

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この日を中心に、和菓子のお店では、
和菓子の日にちなんだお菓子を販売されています。

室町時代後期に創業し、江戸時代には宮中に6月16日のお菓子「嘉祥菓子」(かじょうがし)を納めていた「とらや」さんのお菓子をご紹介します。



1つ目は、名実ともにこの日を代表する「嘉祥菓子7ケ盛」。これは江戸時代末期、同店が御所に納めていたものを原型とし、7種類のお菓子を一組にして土器(かわらけ)に盛ったものです。個々に派手さはありませんが7種盛られた姿は迫力があり、ハレの日の特別な雰囲気が感じられます。



この他にも 「嘉祥蒸羊羹」 や 「嘉祥饅頭3個入」と「福こばこ」があります。
「嘉祥7ケ盛」 は、予約販売です。
写真は過年のものです。
とらやさん
https://www.toraya-group.co.jp/toraya/news/detail/?nid=895

とらやさんに限らず、今日は特別な和菓子が販売されています。是非、今日は、和菓子を求められてはいかがでしょうか。
また、とらやさんでは、和菓子の本も出版されています。
『和菓子を愛した人たち』山川出版社
 https://www.toraya-group.co.jp/toraya/bunko/activity/media17-06-02/ 

また、老松さんでは、四季折々の和菓子をトランプにして販売なさっています。
目にも至福のトランプを手にされてはいかがでしょうか。



https://oimatu.shop-pro.jp/?pid=100320906

たねやさんの嘉祥菓子



余談ですが、大阪では6月16日に「笑わず餅」を食べる習慣があります。これは、江戸時代の庶民の風習、6月16日に餅や菓子を「笑わずに食べる」と言う事に由来しているみたいです。
お菓子自体は、形が決まってはいなくて、それぞれのお店が独自なものを販売されているようです。

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今日は和菓子をいただきましょう。どんな和菓子がいいでしょうか。
どうぞ、今日もお元気で笑顔で楽しい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年6月16日(日)】(No.3499)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○ 春の特別公開(〜6/30)/宝厳院
 
○ 御土居の青もみじ(〜6/30)/北野天満宮

○春の特別拝観(〜6/16)/瑠璃光院 

○ 貴船の川床(〜9/30)

○ 鴨川納涼床(〜9/30)

○あじさい苑開園(〜7/7)/三室戸寺

○ 紫陽花苑の公開(〜6/30)/藤森神社

○ 初夏の庭園特別公開(〜7/10)/建仁寺両足院

○ あじさいウイーク(〜6/30)/柳谷観音

○茅の輪くぐり(〜6/30)/車折神社

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