おはようございます。
気象庁は昨日8日、九州南部が梅雨入りしたとみられると発表しました。昨年や平年と比べて9日遅い発表です。
いよいよ梅雨の季節となっていくようですが、今年の入梅は、遅くなりそうです。
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今日は卵の日です。
「卵」という漢字が「6」と「9」に似ていることと、夏の前に卵を食べて栄養を付け健康増進を図ってもらいたいとの願いから、愛知県で鶏卵の生産・販売を手がける有限会社鈴木養鶏場が記念日に制定したそうです。他には「ロックの日」。ロックから「家のロックの日」、形が似ているからということで、「勾玉の日」でもあるそうです。
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さて、明日から妙心寺の塔頭の東林院では、沙羅の花を愛でる会が行われます。
沙羅の花をご存知でしょうか。
沙羅の花と聞いて思い出すのは、『平家物語』の冒頭部分「祇園精舎の鐘の聲(声)、諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を顕す。」(祇園精舎(巻第一)ではないでしょうか。
平家滅亡と重なり、個人的に哀れを誘うようなイメージがあります。
【沙羅双樹】
【なぜナツツバキが沙羅双樹と呼ばれるようになったのか】
ナツツバキの花と沙羅の花は写真を見ると全く別物ということがわかります。
それなのに、なぜ、日本ではナツツバキが沙羅と呼ばれるようになったのでしょうか。
いろいろな説がありますが、
「お釈迦様の入滅(死去)の時に咲いていたという沙羅双樹は日本にもあるのではないか」と、ある僧が山に分け入り、見つけてきたのがナツツバキだったという説が有力かなと思っています。
ナツツバキは、薄緑の葉陰に白い五弁が朝開き夕べにはほろりと一輪落ちるように散る一日花なのですが、つぼみが枝を埋めるように次々とつくので、翌朝にはまた新しいつぼみが開いており、その様がなんとも諸行無常を感じさせるのです。
ちなみに、『平家物語』での「沙羅双樹」は、明らかに「夏椿」を指しているものと推測されます。
5センチほどの白い可憐な花、ナツツバキ。朝に咲いた花が夜には地面に落ちているのは、特に苔の上に落ちている様はとても綺麗です。
日本の寺院に植えられている沙羅の樹はナツツバキです。
暑くなってくると、白い花が涼を運んできてくれますね。
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どうぞ、今日もお元気で笑顔で楽しい1日でありますように!
行ってらっしゃい!
【今日の京都令和6年6月9日(日)】(No.3492)
※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。
中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。
https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143
○あじさい祭/三千院
三千院では、例年6月中旬から7月上旬にかけて、あじさい苑のアジサイが見頃を迎えます。ホシアジサイやヤマアジサイをはじめ、さまざまな種類の約1000株以上が、華やかに咲き誇ります。
日程6月9日~7月7日 9:00~17:00
料金 拝観料で見れます。
アクセス
地下鉄烏丸線「国際会館駅」から京都バス「大原」~徒歩10分、またはJR「京都駅」から京都バス「大原」~徒歩10分
ホームページ
http://www.sanzenin.or.jp/
○ 春の特別公開(〜6/30)/宝厳院
○ 御土居の青もみじ(〜6/30)/北野天満宮
○春の特別拝観(〜6/16)/瑠璃光院
○ 貴船の川床(〜9/30)
○ 鴨川納涼床(〜9/30)
○あじさい苑開園(〜7/7)/三室戸寺
○ 紫陽花苑の公開(〜6/30)/藤森神社
○ 初夏の庭園特別公開(〜7/10)/建仁寺両足院
○ あじさいウイーク(〜6/30)/柳谷観音
○茅の輪くぐり(〜6/30)/車折神社
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