今日の京都6月6日(木) | 都のかほり日記

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京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
今日は令和6年6月6日ということで、6並びの日です。
666といえば、オーメンを連想します。その他には、
* キリスト教の新約聖書に編纂されている ヨハネ黙示録13章18節には、666が獣の数字として記されている。
* 日本で流通している硬貨を1枚ずつそろえると666円になる。
などがあります。

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明日、6月7日ですが、菖蒲の見頃を迎えた平安神宮神苑が無料公開されます。
【平安神宮】



平安神宮は明治28年(1895年)、平安遷都千百年祭が開催されるにあたり市民の総社として創建されました。
長い歴史のある神社が多い中、比較的歴史の浅い神社です。
ご祭神は平安遷都を行った天皇である第50代桓武天皇が創祀されました。その後、皇紀2600年にあたる1940年(昭和15年)に、平安京で過ごした最後の天皇である第121代孝明天皇が祭神に加えられました。
平安京大内裏の正庁を模した応天門、大極殿など柱が朱に塗られ、宮廷風の雅やかさを感じさせます。境内は広大で、創建当時この周辺で内国勧業博覧会が開催されました。
神苑(名勝)は約3万平方メートルの池泉回遊式庭園 で7代目小川治兵衛の作庭です。4苑なねわかれ、西神苑は白虎池、中神苑は蒼竜池、東神苑は栖鳳池と、それぞれの池を中心なな四季の花を楽しめるようになっています。

【平安神宮の火災】
平安神宮の放火事件について、ご記憶のある方も多いと思います。
1976年(昭和51年)1月6日、火災が発生し本殿・内拝殿など9棟が炎上、焼失しました。ただし、東西の両本殿から御神体は運び出されて無事で、外拝殿である大極殿も延焼をまぬがれました。
この当時、平安神宮は創建が新しいということで、文化財指定を受けれていなかったもので、再建に、国からの補助がおりず、全国からの募金により、本殿や内拝殿は1979年(昭和54年)4月に再建されました。
本殿や内拝殿は再建50年も経っていない、比較的新しい建物です。

【平安神宮の氏子は京都市民】



平安神宮は市民総社として総社されました。
平安神宮の管理と保存のための市民組織として平安講社が作られました。
この平安講社は、京都市の旧学区を単位として構成する10の講社からなる市民組織です。
創立:1895年(皇紀2555)明治28年
平安神宮と神苑の維持、時代祭の運営、祭具や衣装の修理・保管などを目的として創立されています。
この平安講社の活動がよくわかるのは時代祭です。
時代祭は京都市の旧学区を単位として構成する10の講社から構成され、それぞれに担当の行列が決まっています。
⚫︎第一社北区・上京区延暦文官参朝列を担当
⚫︎第二社北区・上京区・左京区・中京区延暦武官行進列を担当
⚫︎第三社上京区・中京区藤原公興参朝列を担当
⚫︎第四社中京区・下京区城南流鏑馬列を担当
⚫︎第五社東山区・山科区織田公上洛列を担当
⚫︎第六社下京区・南区徳川城使上洛列を担当
⚫︎第七社左京区神幸列の前列を担当
⚫︎第八社中京区維新勤王隊列を担当
⚫︎第九社右京区・西京区室町幕府執政列と楠公上洛列を担当
⚫︎第十社伏見区豊公参朝列を担当

時代祭が単に京都三大祭としてではなくて、京都が京都所以の地域ごとに作り上げるお祭りだと思って見られると、また面白いと思います。


【平安神宮神苑】





平安神宮境内図
出典平安神宮ホームページ

平安神宮の社殿一帯の風致保存のために庭園を築造することになり、神苑造営が企画されました。 
この神苑は社殿を取り囲むように四つの庭に分かれています。
総面積約33,000㎡(約10,000坪)の広大な池泉回遊式庭園で、明治の有名な造園家7代目小川治兵衛らの手になるものです。平安京千年の造園技法の粋を結集した庭園として、昭和50年12月に国の名勝に指定されています。
この庭園は、疏水の水を用い、流れで庭園が構成されています。
⚫︎東神苑
東神苑には栖鳳池という大きな池があり、まんなかに橋殿(泰平閣)が渡されています。
⚪︎泰平閣(橋殿) - 京都御所から移築された建物



⚪︎栖鳳池



⚪︎尚美館(貴賓館) - 京都御所から移築された建物
⚪︎栖鳳池庭園
⚫︎ 中神苑
疎水の水はまず東神苑の栖鳳池に導かれ、中神苑の蒼龍池へ流れていきます。
蒼龍池には臥龍橋という飛石が配されています。 
⚪︎蒼龍池 - 1895年(明治28年)作庭
⚪︎臥龍橋 - 石柱は天正年間に豊臣秀吉が造営した三条大橋と五条大橋の橋脚の石材



⚪︎蒼龍楼

⚫︎西神苑
中神苑から出た水は本殿の裏手を細い流れとなって巡り、西神苑の白虎池へ滝組を経て落とされます。
⚪︎四阿(しあ、あずまやのこと)
⚪︎白虎池 - 6月には池畔に200種2000株の花菖蒲が咲く、茶席「澄心亭」
⚪︎平安神宮創建と同じ明治28年に、京都市内で運行された日本で初めて京都市電の車両が設置されています。



⚫︎南神苑 - 1895年(明治28年)作庭
⚪︎平安の苑 - 仙台市長が苗木寄贈した八重紅枝垂桜の名所

当初に設けられた本殿東西の蒼龍池(東池)と百虎池(西池)の二つが最も古いものです。
現在、西神苑で、青や白、紫の花びらを垂らした約200種、2000株が咲き競い、花菖蒲が見頃を迎えています。



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さて、今日は6月6日です。
昔から6歳の6月6日から芸事のお稽古を始めると縁起が良いと言われています。

なぜ6歳6月6日かというと、指を使って数を数える時、1、2と親指をから折って数えていくと、6からは逆に小指を立てて数えます。小指が立つ、ので、子が立つのは6、と縁起をかついだのですね。
さらに昔からゾロ目は縁起がいいとされているので、6歳の6月6日に何か芸事を学び始めると、子が立つ、と言われたそうです。そのせいか、今日6月6日はいけばなの日、楽器の日、邦楽の日などに制定されています。

また、先日ご紹介した「紫陽花を用いたおまじない」ですが、よく言われているのが、6月の6のつく日に(6日、16日、26日)に行うのがいいかと。私も、今朝、紫陽花を吊るしました。




そして、今日6月6日は「梅の日」です。
和歌山県田辺市の紀州田辺うめ振興協議会(紀州梅の会)が制定しましま。
天文14年4月17日(新暦1545年6月6日)、京都・賀茂神社の例祭・葵祭で後奈良天皇が神事をされた際に梅が献上されたという故事からです。
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6歳の幼な子ではありませんが、今日、なにか習い事を始めるといたしましょう。なんとかの手習とも言われます。

どうぞ、今日もお元気で笑顔で楽しい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年6月6日(木)】(No.3489)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○ 春の特別公開(〜6/30)/宝厳院
 
○ 御土居の青もみじ(〜6/30)/北野天満宮

○春の特別拝観(〜6/16)/瑠璃光院 

○ 貴船の川床(〜9/30)

○ 鴨川納涼床(〜9/30)

○あじさい苑開園(〜7/7)/三室戸寺

○ 紫陽花苑の公開(〜6/30)/藤森神社

○ 初夏の庭園特別公開(〜7/10)/建仁寺両足院

○ あじさいウイーク(〜6/30)/柳谷観音

○茅の輪くぐり(〜6/30)/車折神社

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