今日の京都5月21日(火) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
今日は720年に
舎人親王らが『日本書紀』30巻と系図1巻を完成し撰上した日です。
天武天皇十年(681年)3月17日、天武天皇が『日本書紀』の編さんを命じました。そして、養老四年(720年)5月21日(旧暦4月21日)に完成しました。



巻第十の写本(田中本)奈良国立博物館蔵 国宝 平安時代・9世紀 現存最古写本 画像は現存第1紙(応神天皇紀)
出典Wikipedia
このもとの名称が『日本紀』だったとする説と、初めから『日本書紀』だったとする説があります。

読みについても、「にほんしょき」なのか「にっぽんしょき」なのか、当時、「やまと」と訓読されることもあった「日本」という語を、どのように音読していたかは不明です。

そんな『古事記』と『日本書紀』は、ともに天地の始まりから神々が誕生し、地上へと降臨するという、その神々の系譜が現在の天皇に受け継がれるまでの事がまとまられていますが、文体や対象年代、どこに焦点を当てる内容にするかなど、それぞれ違う目的があったものと思われます。

『古事記』は、神話の時代の出来事を物語風に書くことに重点を置き、その文体は、日本語を漢字の音で表す、いわゆる万葉がなが使われています。『古事記』は、国内向けに天皇家の正統性を記した物と言われています。

それに対して、『日本書紀』は、出来事を時系列で表す中国の歴史書にならった構成で、文体は漢文なので、コチラは外国に読まれる事を想定して記した日本の歴史の紹介といえます。

改めて、『日本書紀』と『古事記』読んでみたいと思っています。

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そして、今日は21日は、東寺で弘法市(弘法さん)が開かれます。



毎月21日になるとあっ、弘法さんだと思っていましたが、この弘法さん、いつから行われているのでしょうか。

東寺は 794年に西寺と共に建立され(西寺は早くに衰退)ました。
空海が真言密教の道場として基礎を固め、中世近世を通して勢力を維持してきました。大師(空海)の信仰は厚く、大師の住坊を再建したと言われる東寺西院御影堂(みえいどう)には、
月の21日(大師の忌日)に大勢の信者が参拝にやって来るようになりました。
この人々を当て込んだ露天市が、「弘法さん」の始まりと言われています。
 当初は年に1回行われていたものが、1239年以降は毎月行われるようになったそうです。人々が盛んに参詣に訪れるようになったので、当時『一服一銭』と言われるごく簡素な屋台で茶を商う商人(茶店の前身のようなもの)が出てくるようになり、江戸時代には茶店だけではなく、植木屋や薬屋なども出てくるようになりました。これが現在の「弘法さん」の起源だと言われています。

現在では多数の露店が立ち並ぶ縁日となっていて、縁日を目的で東寺を訪れる人も多くなっています。
境内のすぐ横まで広がる露店は常時およそ1200~1300店ほどで、毎月約20万人ほどの人が訪れています。








その内容も様々で、骨董・古着・がらくたなどが売られていますが、フリーマーケットなどと違う点は出店しているのが一般の人ではなく、業者さんが出店しているところです。ほとんどの方が別の場所でお店を構えていて、弘法さんの日には露店を出しています。

今日はまずまずのお天気のようです。
弘法さんが晴れならば、25日の天神さんは雨になると言われています。さてさて、今月はどうでしょうか。

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京都には東寺の弘法さんや毎月25日の天神さんが有名ですが、あちこちで、市が開かれています。骨董市だけではなく、手作り市などそれぞれの市に特徴もあります。

お気に入りの一品を探しに行かれてはいかがでしょうか。

【京都で開催される主な縁日や手作り市】

○東寺がらくた市
東寺がらくた市とは、京都市南区にある東寺にて毎月第1日曜に開催されている骨董市。毎月開催される骨董市の中では日本一の出店数といわれています。骨董や古道具、レトロな陶磁器、漆器、木工品、着物、昭和アイテムなどが出品されます。
京都市南区九条町1 東寺 境内
毎月第1日曜日
時間:5:00〜16:00
入場料:無料 
HP:http://www.touji-ennichi.com/

○京都アンティークフェア
京都アンティークフェアは、京都市伏見区の京都パルスプラザにて開催されている西日本最大の骨董祭。年に3回、春・初夏・秋に開催され、以前は「京都大骨董祭」という名称で親しまれてきた20年以上の歴史あるイベントです。全国各地から300店舗以上もの出店があります。
会場京都市伏見区竹田鳥羽殿町5 京都パルスプラザ(京都府総合見本市会館)大展示場
開催スケジュール:不定期 ※公式サイトをご確認ください
時間:10:00〜17:00(最終日のみ16:00まで)
入場料:無料 
HP:http://www.gomoku-do.com/

○ 天神市



京都にある北野天満宮の境内で毎月25日に開催されている大規模な骨董市です。早朝6時から日没頃まで境内には骨董品や古美術品、古着を扱う多くの露店が出店します。
会場京都市上京区馬喰町 北野天満宮 境内
開催スケジュール:毎月25日
時間:6:00〜16:00
入場料:無料
HP:http://kitanotenmangu.or.jp/event/

○平安蚤の市
京都の岡崎公園にて毎月10日前後に開催されている蚤の市です。全国から約150もの店舗が出店し、リサイクルや環境問題への貢献を目指すイベントです。
会場京都市左京区岡崎最勝寺町他 岡崎公園 平安神宮前広場
開催スケジュール:毎月10日前後 ※詳しくは公式サイトをご確認ください
時間:9:00〜16:00
入場料:無料
HP:https://www.heiannominoichi.jp/

○弘法市
東寺で毎月21日に開催されている縁日です。毎月20万人が訪れるといわれ、出店数はなんと1,000店以上。毎月開催される縁日の中では日本一の規模で、骨董品や古道具、古着だけではなく季節の花々や盆栽、植木のブースがあるなど豊富な品揃えが魅力です。
会場京都市南区九条町1 東寺 境内
開催スケジュール:毎月21日
時間:5:00〜17:00
入場料:無料
HP:http://www.touji-ennichi.com/

○豊国神社おもしろ市
豊国神社で毎月「8」のつく日に開催されている骨董市・手づくり市です。20〜30店舗ほどが出店し、8日は主に骨董品や古布などの販売、18日はフリーマーケット、28日はハンドメイドの作品が販売される手づくり市が開催されます。
会場京都市東山区茶屋町530 豊国神社 境内
開催スケジュール:毎月8日(28日は手づくり市)
時間:10:00〜15:00
入場料:無料 
HP:http://www.omosiro1.com/

フリーマーケット
1日
○今宮市 手作りフリマ
10:00~15:00(5月は休み)

8日
○萬福寺ほていまつり
9:00~17:00(2月と8月は休み/当日は一般入山料無料)
○平等寺手作り市
9:00~16:00/10:30~本堂で護摩祈願

15日
○百万遍知恩寺百万遍さんの手作り市
8:00~16:00(雨天決行)

16日
○西本願寺いちろく市
9:00~15:30

18日
○上御霊神社ごりょうさんの「さえずり市」
9:00~16:00(5月は休み)

29日
○醍醐寺醍醐市
9:00~16:00


毎月第1土曜日
○ 梅小路公園手作り市
9:00~16:00(雨天決行/1月と5月は休み)

毎月第1日曜日
○大将軍八神社
大将軍一の市
9:00~15:00頃(少雨決行)

○ 東寺ガラクタ市・手作り市
5:00~16:00頃(雨天決行)

○ 北山クラフトガーデン
10:00~16:00(雨天決行/1月と10月は休み)

○随心院
小町手づくり市
8:30~15:30(原則 雨天決行/8月は休み)

毎月第2土曜日
○ 平安楽市(岡崎公園手づくり市)
10:00~16:00(雨天決行)

毎月第2日曜日
○松尾大社
フリーマーケット「亀の市」
9:00~15:00頃(雨天の場合は順延か中止/8月は休み)

毎月第3日曜日
○藤森神社
藤森手づくり市
9:00~16:00(6月の開催はあじさい祭りの関係で日時が変更になることもあります)

毎月第4日曜日
○上賀茂神社
上賀茂てづくり市
9:00~16:00(雨天決行)

京都にこうした縁日や手作り市が多いのは、神社仏閣が多く、その縁日に人が集まるので市がたったと考えられます。

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どうぞ、今日もお元気で笑顔で楽しい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年5月21日(火)】(No.3473)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○大般若経会/養源院



1月/5月/9月の21日に養源院で、大般若経会が行われます。
養源院での大般若経会は、1月/5月/9月の21日に3度、13:30より行われます。
養源院は、無病息災・家内安全・商売繁盛などに御利益があると言われています。
大般若経会では、仏教の経典を集大成した、全600巻の大般若経を仏前の前で4名の僧侶さんが転読されます。
この日に参拝された方は、お札や御供養が配られます。 尚、志納です。

○弘法市/東寺



宗祖弘法大師入定の3月21日にちなんだ毎月21日の縁日に、東寺の境内では、骨董品や特産品、植木や園芸用品、陶器などを扱う1000軒余りの露店が並びます。掘り出しもの目当ての多くの観光客で賑わいます。

日程毎月21日  
時間8:00頃~16:00頃
場所 京都市 東寺
アクセス
JR「京都駅」から徒歩15分
ホームページ http://www.touji-ennichi.com/


○ 御影供(みえいく)/東寺

毎月21日午前10時から、弘法大師空海に報恩感謝する御影供という法要を御影堂で行われます。弘法大師空海がご入定になった4月21日(旧暦の3月21日)には、正御影供(しょうみえいく)の法要を行います。
この御影供は、延喜10年、910年に東寺の灌頂院(かんじょういん)ではじめられました。天福元年、1233年に仏師運慶の子、康勝(こうしょう)が弘法大師空海の尊像を刻み、延応2年、1240年からは御影堂でも御影供の法要を行うようになりました。

○ お砂踏み/東寺



毎月21日には、観音堂とも呼ばれている食堂(じきどう)で、四国八十八ヶ所巡礼を再現したお砂踏みが行われます。
日程9月21日
時間9:00~15:00
アクセス
近鉄「東寺」下車、徒歩約10分
市バス「東寺東門前」下車、すぐ
JR「京都駅」下車、徒歩約15分

○足腰祭/護王神社 





奈良時代の末、当時の実力者・弓削道鏡が偽のご神託によって、天皇の位を我が物にしようとした事件が起こりました。清麻呂公は真のご神託を奉じてこれを阻止しましたが、道鏡によって足の腱を切られた上に九州の山奥に流刑となりました。九州へ下る途中に道鏡の刺客が襲いかかるなど、険しい途次でしたが、突然山の中から現れた300頭ものいのししが清麻呂公を守って道案内しました。
その後、清麻呂公が悩んでおられた足萎え(あしなえ)は不思議と治り、公は立って歩くことができるようになったと伝えられています。この故事により、護王神社は足腰の守護神として広く崇敬されています。
毎月21日の午後3時に行われる足腰祭。参列者は本殿での祈願祭の後、表門前の御千度車を回し、足腰の大御守の下をくぐって足腰の健康安全を祈願します。
(参列自由)

日程5月21日
時間午後3時
参列者は本殿での祈願祭の後、表門前の御千度車を回し、足腰の大御守の下をくぐって足腰の健康安全を祈願します。 
アクセス
地下鉄烏丸線 丸太町駅

○ 春の特別公開(〜6/30)/宝厳院

○春の特別公開(〜5/25)/東寺

○ 伏見名水スタンプラリー(〜5/31)

○ 春の特別拝観(〜6/2)/相国寺
 

○ 御土居の青もみじ(〜6/30)/北野天満宮

○ 霊宝館春季特別公開(〜5/31)/清涼寺

○春の特別拝観(〜6/16)/瑠璃光院 

○ 鴨川をどり(〜5/24)

○ 新緑特別拝観(〜5/31)/妙覚寺

○ 貴船の川床(〜9/30)

○ 鴨川納涼床(〜9/30)
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