今日の京都4月27日(土) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。

今日からゴールデンウィークです。今日から10連休の方もいらっしゃるでしょう。今年は4月30日5月1日2日を休むと10連休となります。後半、5月3日からでも6日までのた連休になります。





この「ゴールデンウィーク」は、映画会社が作り出した和製英語です。一般的な言葉と思われがちですが、絶対に使わないところがあるそうです。

NHKや一部の民放、新聞などは「ゴールデンウィーク」という言葉が映画業界用語だったことから、業界の宣伝になることや年配者に分かりづらいという理由などで、単なる「(春の)大型連休」という表現で統一しています。
また、「ゴールデンウィーク」という言葉は2004年に損害保険ジャパンが商標登録している(第4824147号)のも理由のひとつです。

NHKが「ゴールデンウイーク」を用いない理由として次のようなことをあげています。

休暇が取れない人から「何がゴールデンだ」という抗議が来る。
外来語・片仮名語を避けたい。
1週間よりも長くなることが多く、「ウィーク」はおかしい。
「シルバーウィーク」についても、同様の表現差し替え(「(秋の)大型連休」)が行われています。

そういえば、NHKで「ゴールデンウィーク」は聞いたことがありませんでした。

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さて、今日は「駅伝誕生の日」です。
1917年のこの日、京都・三条大橋から東京・上野不忍池までの508kmを3日間かけて走る東海道五十三次駅伝競争が行われました。

いつも駅伝と言っていますが、正式には
「駅伝競争」と言います。

競技としての最初の駅伝は、東京奠都50周年記念として讀賣新聞社会部長・土岐善麿の発案で同社が主催し、1917年4月27日に行われた「東海道駅伝徒歩競走」とされる。京都の三条大橋を午後2時に出発し、東京の上野不忍池(しのばずのいけ)までの23区間、約508kmを昼夜問わず走り抜けるもので、ゴールに到着したのは翌々日4月29日の午前11時34分であった。この東海道駅伝徒歩競走の関東組のアンカーとして出走したのが、以前、NHKの大河ドラマ「いだてん」の主人公となった金栗四三さんです。金栗四三さんは1920年(大正9年)に開催された第1回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)でもその開催の尽力を尽くされました。

三条大橋と不忍池のほとりにはそれぞれ「駅伝発祥の地」の碑が現存します。



京都三条大橋のたもとにある駅伝発祥の地の碑



東京上野公園にある駅伝発祥の地の碑

「東海道駅伝徒歩競争」の開催にあたり、当時の大日本体育協会副会長および神宮皇學館館長・武田千代三郎が競技名を「駅伝」と名づけました。当時江戸時代における東海道五十三次における伝馬制からヒントを得たと言われています。駅伝という言葉自体は、日本書紀にも記載されているほど古いものです。首都と地方の間の道路網に30里(約16km)毎に置かれた中継所のことを「駅」といい、ここに宿泊施設や人、馬を配置していたのです。駅に朝廷の使者が到着すると、次の駅まで乗り継ぎの馬を用意する仕組みが整っており、この制度を「駅制と伝馬制」あるいは「駅伝貢進」といいました。

この項出典
Wikipedia

現在、京都で開催される全国駅伝は、高校駅伝(男女)と女子の都道府県駅伝があります。

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最初の駅伝の名前となった 東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)は、江戸時代に整備された五街道の一つで、東海道にある53の宿場のことです。なお五十三次と称す場合は京都までの場合であり、さらに大阪までを加えて東海道五十七次とする説 もあります。また、奈良時代の律令制による東海道では、延喜式によると、伊勢の鈴鹿駅から常陸の雄醍(おさか)駅まで55駅が設置されていました。 

ちなみに 東海道53次の宿場です。
どれだけご存知でしょうか。

【東海道五十三次】

宿場名 現在の住所 日本橋からの距離 
○江戸(日本橋) 東京都中央区日本橋  

○1:品川 東京都品川区北品川 2里(7.9km) 

○2:川崎 神奈川県川崎市川崎区本町 
4里18町(17.7km) 

○3:神奈川 神奈川県横浜市神奈川区神奈川 7里(27.5km) 

○4:程ヶ谷(保土ヶ谷) 神奈川県横浜市保土ヶ谷区保土ヶ谷 8里9町(32.4km) 

○5:戸塚 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町 10里18町(41.2km) 

○6:藤沢 神奈川県藤沢市藤沢 12里18町(49.1km) 

○7:平塚 神奈川県平塚市平塚 16(62.8km) 

○8:大磯 神奈川県中郡大磯町大磯 
16里27町(65.8km) 

○9:小田原 神奈川県小田原市本町
20里27町(81.5km) 

○10:箱根 神奈川県足柄下郡箱根町畑宿
24里35町(98.1km) 

○11:三島 静岡県三島市本町
28里27町(112.9km) 

○12:沼津 静岡県沼津市本町 
30里9町(118.8km) 

○13:原 静岡県沼津市原 31里27町(124.7km) 

○14:吉原 静岡県富士市 
34里27町22間(136.5km) 

○15:蒲原 静岡県静岡市清水区 37里21町45間(147.7km) 

○16:由比(油井・由井) 静岡県静岡市清水区 38里21町45間(151.6km) 

○17:興津 静岡県静岡市清水区 
40里33町45間(160.8km) 

○18:江尻 静岡県静岡市清水区 41里35町45間(164.9km) 

○19:府中 静岡県静岡市葵区 44里24町45間(175.5km) 

○20:鞠子(丸子・毬子) 静岡県静岡市駿河区 46里4町45間

○21:岡部 静岡県藤枝市 48里4町45間(189.0km) 

○22:藤枝 静岡県藤枝市 
49里30町45間(195.8km) 

○23:嶋田(島田) 静岡県島田市 52里2町45間(204.5km) 

○24:金谷 静岡県島田市 53里2町45間(208.4km) 

○25:日坂(新坂) 静岡県掛川市 54里26町45間(215.0km)

○26:掛川 静岡県掛川市 
56里19町45間(222.1km) 

○27:袋井 静岡県袋井市 58里35町45間(231.7km) 

○28:見附(見付) 静岡県磐田市 
60里17町45間(237.6km) 

○29:浜松 静岡県浜松市中区
64里24町45間(254.0km) 

○30:舞阪(舞坂) 静岡県浜松市西区
67里16町45間(265.0km) 

○31:新居 静岡県湖西市 
68里34町45間(270.8km) 

○32:白須賀 静岡県湖西市
70里22町45間(277.4km) 

○33:二川 愛知県豊橋市 
72里3町45間(283.2km) 

○34:吉田 愛知県豊橋市
73里23町45間(289.3km) 

○35:御油 愛知県豊川市 
76里9町45間(299.5km) 

○36:赤坂 愛知県豊川市
76里25町45間(301.3km) 

○37:藤川 愛知県岡崎市
78里34町45間(310.1km) 

○38:岡崎 愛知県岡崎市 
80里23町45間(316.8km) 

○39:池鯉鮒(知立) 愛知県知立市 
84里17町7間(331.8km) 

○40:鳴海 愛知県名古屋市緑区
87里11町7間(342.9km) 

○41:宮(熱田) 愛知県名古屋市熱田区
88里35町7間(349.4km) 

○42:桑名 三重県桑名市
95里35町7間(376.9km) 

○43:四日市 三重県四日市市 
99里7町7間(389.6km) 

○44:石薬師 三重県鈴鹿市 
101里34町7間(400.4km) 

○45:庄野 三重県鈴鹿市
102里23町7間(403.1km) 

○46:亀山 三重県亀山市 
104里23町7間(411.0km) 

○47:関 三重県亀山市 
106里5町7間(416.9km) 

○48:坂下(坂之下) 三重県亀山市 
107里29町7間(423.4km) 

○49:土山 滋賀県甲賀市 110里11町7間(433.2km) 

○50:水口 滋賀県甲賀市 
113里7間(443.8km) 

○51:石部 滋賀県湖南市 
116里18町7間(457.5km) 

○52:草津 滋賀県草津市 
119里18町1間(469.3km) 

○53:大津 滋賀県大津市 
123里6町1間(483.7km) 

○京(三条大橋) 京都府京都市東山区 126里6町1間(495.5km)  



*東海通53次の地図
出典
http://m-y-star.com/shonan_story/toukaido_53/toukaidou_tigasaki.shtml 



*日本橋の浮世絵は
歌川広重 保永堂版より 

41番目の宮(熱田)と42番目の桑名は、五十三次の中で唯一、海上路である七里の渡しで結ばれています。

この47番目の三重県亀山市の関が関西と関東を分ける関となっています。

この五十三次の495.5kmを
江戸時代、早い人は14日ほどで、東京から京都へ歩いたと言います。一日40km前後を歩いたということになります。わらじで、しかも昔はもっと悪路だったはずです。峠には、山賊もいました。東海道を歩くということは、命がけの旅だったのです。それでも、ほんの200年前までは、誰もが歩いていた。今は、新幹線で2時間ちょっとです。恐ろしいほどの文明の進化です。
一度、この東海道を歩いてみたいとは思いますが、一気に歩くのは難しそうですね。何回かに分けてだと歩けるかもしれません。



現在の日本橋

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今年のゴールデンウィーク、どこかにお出かけでしょうか。
どうぞ、今日もお元気で笑顔で楽しい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年4月27日(土)】(No.3449)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○春の特別公開/壬生寺



地蔵信仰や、壬生狂言、新選組ゆかりの地などとして知られる壬生寺で、壬生狂言がゴールデンウイークに上演されるのにあわせ、通常非公開の本堂や庭園などが特別公開されます。本尊「地蔵菩薩立像」(重要文化財)や、修復図面などを元に3年がかりで復元された「復元 縄目地蔵尊像」(延命地蔵菩薩像)などの寺宝、特徴的な石組みと新緑が美しい庭園(京都市指定登録文化財)を拝観できるほか、「錫杖頭」(重要文化財)や、伝雪舟筆「釈迦伝図」など宝物の特別展示も行われます。
日程4月27日~5月5日  拝観時間/10:00~16:00(受付終了) ※壬生狂言/4月29日~5月5日
拝観料/大人800円、中高生400円、小学生以下無料(保護者同伴)
アクセス
JR嵯峨野線「丹波口駅」から徒歩12分、またはJR「京都駅」から26・28系統の市バス「壬生寺道」~徒歩5分
ホームページ
https://kyotoshunju.com/temple/mibudera/

○ 薫風寺宝展/六道珍皇寺 



「六道まいり」で有名な六道珍皇寺で、「薫風寺宝展」が開催されます。130年ぶりに保存修理を終えた重文・本尊薬師如来像が修理後に初めて一般公開されるのをはじめ、小野篁(おののたかむら)卿作と伝わる「閻魔大王坐像」(平安時代)、法橋院達作の「小野篁立像」、「冥官像」、「獄卒鬼立像」の3体のほか、「熊野観心十界曼荼羅図」や、だるま商店の「六道遊行絵図屏風」など、多くの地蔵絵も公開されます。伝説の井戸である小野篁卿の「冥途通いの井戸」も見学できます。デジタル絵画絵師のだるま商店が、薬師如来の修復を記念して、その瑠璃光如来のお姿絵を各自の御朱印帳に対面直書きで色鮮やかに描くほか、数種のオリジナル御朱印の授与などもあります。
日程4月27日~29日、5月3日~6日  拝観時間/9:00~16:00
料金大人(高校生以上)800円、中学生600円、小学生500円
アクセス
京阪「祇園四条駅」から徒歩15分、またはJR「京都駅」から206系統の市バス「清水道」~徒歩3分
ホームページ
http://www.rokudou.jp/

○ 春の特別拝観「~新緑遊び~」/東福寺塔頭・即宗院 
島津家の菩提寺で、法然上人および西郷隆盛のゆかりの寺として知られる即衆院で、春の特別拝観が行われます。室町時代に藤原兼実公が造営した「月輪殿」跡のある庭園や、西郷隆盛による「東征戦亡之碑」などを拝観できます。
日程4月27日~5月6日  9:00~16:00 ※法要で拝観中止となる場合あり
料金拝観料が必要
アクセス
JR奈良線・京阪「東福寺駅」から南南東へ徒歩12分、JR「京都駅」から市バス202・207系統の「東福寺」下車
ホームページ
https://sokushuin.net/

○ 春期京都非公開文化財特別公開





秘仏や障壁画をはじめ、国宝や重文などの貴重な非公開文化財が、一斉に公開されます。対象は、京都府内の15か所の社寺などで、上賀茂神社、梅辻家住宅、常照寺、鹿王院、宝筐院、松尾大社、下鴨神社、廬山寺、金戒光明寺、知恩院、伏見稲荷大社、随心院、東寺、石清水八幡宮、浦嶋神社です。拝観料は、文化財の維持管理に充当されます。
日程4月27日~6月16日  ※期間は社寺などにより異なる。 拝観受付時間/9:00~16:00、東寺五重塔8:00~16:30
料金
1か所/大人1000円・中高生500円、東寺五重塔/大人800円・高校生700円・中学生以下500円、浦嶋神社/大人800円・中高生400円
ホームページ
http://www.kobunka.com/

○ 蹴上浄水場の一般公開



5年ぶりに蹴上浄水場の一般公開が開催されます
浄水場 普段は目にする事が出来ない、浄水処理の工程を見学出来ます。
場内に咲き誇る、約4600本のつつじの鑑賞も出来ます。
日程4月27日(土)~29日(月)
時間
10:00~16:00(入場15:30まで)
日程備考
※荒天中止
料金
無料(ただし、飲食ブース及び一部のブースでは、商品代金が必要)
場所
上下水道局蹴上浄水場
アクセス
地下鉄東西線「蹴上」駅下車2番出口
ホームページ
https://www.city.kyoto.lg.jp/suido/

○春の特別公開/安楽寺
桜、つつじ、サツキと花の開花にあわせて庭園をはじめ、本堂・書院が公開されます。
茅葺きの山門をくぐれば、静かな空気と東山を借景にした庭園が広がります。
日程4月27日(土)~29日(月)
時間10:00~16:00
料金
拝観料500円
アクセス
市バス5「真如堂前」下車
ホームページ
http://anrakuji-kyoto.com/

○ 春の特別公開/浄住寺 

苔寺や鈴虫寺、地蔵院「竹の寺」に程近く、参道の石段を染める紅葉が美しい葉室山(はむろさん)浄住寺。弘仁元年(810)、嵯峨天皇の勅願寺として開創され、公家の葉室家の菩提寺として栄えた古刹です。
  
例年は秋の時期の限られた日しか立ち入ることができませんでしたが、この度新緑の時期に特別公開が行われます。
日程4月27日(土)~5月6日(月)
時間
9:30〜16:30 (最終受付 16:00)
料金
800円 (子供 400円)
アクセス
阪急電車「上桂」駅、徒歩約15分
市バス「苔寺」、徒歩約5分
ホームページ
https://twitter.com/jojuji810

○ 春の特別公開(後半)/白龍園



2024年の公開はすべて事前予約制になります。
詳しくは公式ホ-ムペ-ジをご覧ください。
日程4月27日(土)~6月23日(日)
時間
10時〜、11時〜、12時〜、13時〜
※1時間ごとに観覧を募集します。
※各回、2時間を目処にご退園いただきます。
※各日、最終の回は観覧時間が1時間となります。
日程備考
※各回 50名限定(先着順)
料金
大人 1,600円
アクセス
叡山電車出町柳駅~二ノ瀬駅下車
ホームページ
https://hakuryuen.com/

○ 春の特別公開(〜6/16)/大徳寺塔頭 興臨院 

○十三まいり(〜5/13)/法輪寺

○ 花の天井 春の特別公開& 椿を愛でる会(〜5/6)/平岡八幡宮

○ 春の特別展とライトアップ(〜5/6)/高台寺

○ 春の特別展とライトアップ(〜5/6)/圓徳院


○ 春の特別公開(〜5/16)/弘源寺

○ 春の特別公開(〜6/30)/宝厳院


○ 男山桜まつり(〜4/30)/石清水八幡宮

○ 春の特別拝観(〜5/6)/銀閣寺

○ 霊宝館の春期特別展(〜5/6)/醍醐寺

○春の特別公開(〜5/25)/東寺

○ 伏見名水スタンプラリー(〜5/31)

○ 春の特別拝観(〜6/2)/相国寺

○ 特別入山期間 御室花まつり(〜5/6)/仁和寺

○ 霊宝館春季名宝展(〜5/6)/仁和寺

○つつじと新緑の特別庭園公開(〜5/7)/正伝永源院 

○ 御土居の青もみじ(〜6/30)/北野天満宮

○ 令和6年 第150回記念公演都をどり(〜4/30)/祇園甲部歌舞練場

○ 建礼門院寺宝展(〜5/10)/長楽寺

○ 霊宝館春季特別公開(〜5/31)/清涼寺

○春の特別拝観(〜6/16)/瑠璃光院 

○ つつじ園 開園(〜5/12)/三室戸寺

○不動大祭(〜5/15)/三千院

○ 大原女(おはらめ)まつり
(〜5/19)

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