今日の京都4月28日(日) | 都のかほり日記

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京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
いよいよ明々後日(シアサッテ、)には5月ですね。
と、話していたら、それは「弥明後日(ヤノアサッテ)」でしょうと。今、スマホでけんさくをすると、「アサッテ」は4月30日。「シアサッテ」は5月1日と出てきます。そして、「ヤノアサッテ」は5月2日と出てきます。

従来、東京を含む東日本では、“あさっての翌日”のことは、「ヤノアサッテ」と表現していたらしいのです。それが「シアサッテ」という表現が西から入り、浸透していき、いつのまにか共通語化されたようです。
すると、もともとあった「ヤノアサッテ」は、1日後ろへずれ“あさっての翌々日”となったとも言われています。つまり、「明日→アサッテ→シアサッテ→ヤノアサッテ」という表現の流れになります。
でも、いまだに、「ヤノアサッテ」は「明後日」の翌日と思っている方も多く、この「シアサッテ」と「ヤノアサッテ」はお互いの思い込みによる間違いの元になっています。

また、明々後日(明明後日、しあさって、みょうみょうごにち)は、英語ではtwo days after tomorrowと表されます。(明後日が『明日の後の日』なので、明々後日は、明日tomorrowを基準にすればその二日後ということでtwo days after)明後日の次の日、すなわち今日より3日後の日をさします。これも、間違いやすいですね。
また、地域により明後日の次の日(今日より3日後の日)を「やのあさって」という場合、「しあさって」は明後日の次の次の日(今日より4日後の日)を指すこともあるそうです。地域により意味が入れ替わる「しあさって」と「やのあさって」ですが、みょうみょうごにち」といえば地域にかかわらず明後日の次の日(今日より3日後の日)を指すことができます。

ただ、例外的に三重県伊勢市では、その中において明後日の次の日を「ささって」というそうです。この「ささって」は三重県、伊勢志摩地方で使われることのある「3日後」を意味する方言なのだそうです。
「『ささって』これは伊勢志摩地方で3日後を意味した言葉し、4日後は『しあさって』という言葉を使うので、全国とはずれが生じてしまい、最近ではあまり使われないようです。

Jタウンネットで実施したアンケートをみると、面白いです。
アンケートによると、明後日の翌日は何と呼ぶのかでは、全国的に緑色に染まり、「3日後=しあさって」でほぼ統一が取れています。




しかし、「明後日の翌々日」、つまり「4日後」についての投票は、ほぼ緑一面だった「3日後」とは打って変わり、呼び方の地域差が確認できます。




「ヤノアサッテ」は広辞苑で「(東日本で)あさっての次の日と書かれています。(東京で)あさっての翌々日」と定義されている「やのあさって」です。
こちらの図での分布と「3日後」の地図を比較すると、「やのあさって」が持つ「(東日本で)あさっての次の日」という意味は薄れていることが分かります。
また、少数ではあるが、「(東日本で)あさっての翌々日」という意味も持つ「しあさって」も支持を集め、「ごあさって」がトップとなる地域も散見された。

https://j-town.net/tokyo/research/results/253926.html?p=all

4日前:これはそのままで(よっかまえ)
3日前:一昨々日(さきおととい、さきおとつい)
2日前:一昨日(おととい、おとつい)
1日前:昨日(さくじつ、きのう)
今日
1日後:明日(あす)
2日後:明後日(あさって)
3日後:明々後日(しあさって)
4日後:弥明後日(やのあさって)
5日後:五明後日(ごのあさって、ごあさって)
6日後:これはそのままで(むいかご)は

朝から頭が大混乱。
同じ日本でも通じないこともありますね。
通じないと思ったら、日付けを言って確認をすることが大切ですね。

今日4月28日
明日4月29日
明後日4月30日
(平成最後の日)
明々後日5月1日
ヤナアサッテ5月2日

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そして、ふとした疑問です。なぜ昨日、今日、明日、

「昨日」「今日」「明日」は本来、漢語ですから「サクジツ」「コンニチ」「ミョウニチ」と読むのが本来の用法です。
それを和語で「きのう」「きょう」「あした」と読むわけで、本来「きのう」と「昨日(ザクジツ)」は意味が同じだけで別の単語です。

「昨日」という古代中国語の単語の和訳が「きのふ」で、「明日」の和訳が「あす」で、「今日」の和訳が「けふ」で、それぞれが訓読みなりました。

また、「きのう」は「きのふ」、「きょう」は「けふ」が変わったものです。
kinohu→kino'u
kehu→ke'u→kyō(o長音)

今の中国では「昨日」もありますが、日常語で「昨天」が普通です。
「今日」も書面語に多く、話し言葉では「今天」です。
「明日」も日常語としては「明天」と書きます。

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10連休の初日の昨日は、あちこちで渋滞があったようです。国内外へ旅行者数2300万人超えだったとか。今朝、旅先でこの歳時記をお読みの方も多いかもしれませんね。

どうぞ、今日もお元気で笑顔で楽しい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年4月28日(日)】(No.3450)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○半僧坊大権現大開帳/真如寺



「半僧坊大権現」は、静岡県浜松市引佐町奥山にある臨済宗の大本山方広寺の鎮守様です。
正平五年(1350)、同寺開山となる無文元選禅師が留学先の中国明州より船で帰国の折、東シナ海で暴風雨に遭遇し船が沈まんとした時、一筋の光が差し、鼻の高い異人「半僧坊」が船主に現れ、「私は禅師が帰国され正法(仏法)を広める為に、故国へお送り申します」と叫んで、遭難の危機を乗り越え無事に博多の港へ送り届けたと言われています。
後に禅師が方広寺を開いた時に再び現れ弟子となり、禅師没後「このお寺を護り、世の人々を苦しみや災難から救いましょう」と言い残し姿を消し、以来鎮守となりました。
明治14年(1881)に、その方広寺の伽藍が大火に遭い、再建の為に勧進され全国に広まりました。真如寺の「半僧坊」は、明治末に相国寺山内に御分身を勧請したものを、さらに大正7年(1918)に当時の真如寺住職が境内に遷座し今日に至っています。
 以来、年に二度、春と秋に「半僧坊大般若祈祷」が厳修されてきましたが、昭和20年代この行事は途絶えてしまいました。しかし、2014年に約60年ぶりにこの行事が復活し、毎年5月の第3週末に「半僧坊大権現 御開帳法要」が行われています。
年に一度の春の行事として、また境内参道のカキツバタも眺められます。

日程4月28日(日)
時間
10:00~15:00
御開帳法要と厄除け肩たたきは10:30~
料金
大人600円、小人300円
書院ではお茶席あり(500円)
アクセス
市バス「北野白梅町」下車、徒歩8分
市バス「立命館大学前」下車、徒歩5分
京福電車「等持院駅」下車、徒歩3分
備考
※駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用の上徒歩でお越し下さい。

○ 春の特別公開(〜6/16)/大徳寺塔頭 興臨院 

○十三まいり(〜5/13)/法輪寺

○ 花の天井 春の特別公開& 椿を愛でる会(〜5/6)/平岡八幡宮

○ 春の特別展とライトアップ(〜5/6)/高台寺

○ 春の特別展とライトアップ(〜5/6)/圓徳院


○ 春の特別公開(〜5/16)/弘源寺

○ 春の特別公開(〜6/30)/宝厳院


○ 男山桜まつり(〜4/30)/石清水八幡宮

○ 春の特別拝観(〜5/6)/銀閣寺

○ 霊宝館の春期特別展(〜5/6)/醍醐寺

○春の特別公開(〜5/25)/東寺

○ 伏見名水スタンプラリー(〜5/31)

○ 春の特別拝観(〜6/2)/相国寺

○ 特別入山期間 御室花まつり(〜5/6)/仁和寺

○ 霊宝館春季名宝展(〜5/6)/仁和寺

○つつじと新緑の特別庭園公開(〜5/7)/正伝永源院 

○ 御土居の青もみじ(〜6/30)/北野天満宮

○ 令和6年 第150回記念公演都をどり(〜4/30)/祇園甲部歌舞練場

○ 建礼門院寺宝展(〜5/10)/長楽寺

○ 霊宝館春季特別公開(〜5/31)/清涼寺

○春の特別拝観(〜6/16)/瑠璃光院 

○ つつじ園 開園(〜5/12)/三室戸寺

○不動大祭(〜5/15)/三千院

○ 大原女(おはらめ)まつり
(〜5/19)

○春の特別公開(〜5/5)/壬生寺

○ 薫風寺宝展(4月27日~29日、5月3日~6日)/六道珍皇寺 

○ 春の特別拝観「~新緑遊び~」(〜5/6)/東福寺塔頭・即宗院 


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