今日の京都3月29日(金) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
なかなか桜の開花宣言が出されませんね。

例年ならば、京の街が桜色に染まる頃、まずは、上七軒で北野をどりが幕を開けます。そして、次に祇園甲部の都をどり、宮川町の京おどり、5月になって先斗町の鴨川をどりと京の春を華やかに彩います。
今年も、上七軒の北野をどりが幕を開けています。

【春のをどり(おどり)の公演について】
○北野をどり



https://www.maiko3.com/kitanoodori/

○都をどり



https://miyako-odori.jp/miyako/

○京おどり



https://www.miyagawacho.jp/kyoodori/

○鴨川をどり



https://www.kamogawa-odori.com/

【京都五花街】

現在、京都には祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東の5つの花街があり、これを総称して五花街(ごかがい)と呼んでいます。 



五花街の地図
https://mitsuno.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-759a.html

【五花街のをどりの始まり】
○京おどり
京おどりは1950年(昭和25年)に初演され、1954年(昭和29年)から1968年(昭和43年)の時期は阪急電鉄京都線四条河原町(河原町駅)延長工事のため南座で上演され、1969年(昭和44年)から新装された歌舞練場に戻り、現在に至っています。

○鴨川をどり

明治5年(1872年)に第1回京都博覧会の観光客誘致の一助として都をどりと共に「鴨川をどり」が創演されて以来、毎年上演回数を重ねています。第二次世界大戦で中断された時期もあったがすぐに再開され、途中から春・秋との二回公演の構成で上演され1998年まで続きました。鴨川をどりは総踊形式の都をどりに対し第一部が舞踊劇、第二部が舞妓らの出演による舞踊ショーの二部構成で人々の目を楽しませています。(1950年までは都をどりと同じく総踊形式で上演されていました。)。
昭和初期の鴨川をどりには洋楽が使用され、中には少女レビューも上演されジャン・コクトー、チャップリンをはじめ海外の著名人らを魅了しました。

○都をどり
都をどりの創始は明治5年、東京遷都の後の京都を再興するべく日本で初めての博覧会を開催した際、附博覧として芸妓・舞妓の舞を披露したのが始まりです。祇園の芸妓・舞妓が一堂に会して舞う華やかな舞台は、遠く海外まで評判を呼び、今日に続く春の風物詩として歴史を刻んできました。

○北野をどり

1952年、北野天満宮で50年に一度行われる大萬燈祭の記念に初演されました。以来上七軒の特色を生かし、少数ながらにし舞台を披露している。フィナーレには『上七軒夜曲』が定番となり、島田髷・黒裾引きに揃えた芸妓と色とりどりの鮮やかな衣装の舞妓がそれに合わせながら踊るのが有名です。

○祇園をどり
1952年、『祇園乙部』から名を改めた祇園東新地(後に祇園東と改める)の芸妓衆が上演したのが始まりといわれる。以後毎年11月に行われるようになりました。

この項出典Wikipedia

【それぞれの花街のおどりの流派】
それぞれの花街はおどりの流派が違っています。
◆宮川町の踊りの流派は「若柳流」で、4月に「京おどり」の公演を行っています。秋には「みずゑ会」があります。
◆先斗町(ぽんとちょう)の流派は
「尾上流」、5月の公演は「鴨川をどり」。秋には「水明会」があります。
◆祇園甲部の踊りの流派は
「井上流」です。4月公演は「都をどり」。秋には「温習会」があります。
◆祇園東の踊りの流派は、 
「藤間流」で、秋11月が「祇園をどり」公演。
◆上七軒は「花柳流」が踊りの流派です。4月の公演の名前は「北野をどり」です。秋には「寿会」があります。

【「おどり」ではなく「をどり」なのか】
五花街の踊りの会で、宮川町「京おどり」の踊りの会は「おどり」ですが、他の四花街は「をどり」を使っています。

昔、日本では旧字体が一般的で他の花街ではその名残もあって表記をそのまま「をどり」としています。平仮名の(を)は50音の最後の文字です。そのため芸の上達のために日々精進している芸舞妓さんにとって謙虚さを表しているとも言われています。
宮川町は南座のすぐ南側の祇園界隈にあるのでもともと芝居小屋との縁が深い街として栄えました。花街だけではなく多くの人にも親しみやすく感じてもらえるようにと新字体の(お)を表記するようになったとも言われています。

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この花街の「をどり(おどり)」では、お茶席付きのチケットもあります。

そのお茶席では、舞妓さんや芸妓さんがお茶を点ててくださいます。



その時出されたお菓子のお皿は、持ち帰ってもいいことになっています。京都のお宅では、そのお皿を何枚かお持ちかと思います。


【都をどり】
よく見かけるのは、祇園甲部の都をどりの団子皿です。このお皿は八代清水六兵衛さんが監修された六兵衛窯で毎年焼かれています。全部で五色あります。
お茶席では、運んできていただくので、何色のお皿になるかはわかりません。
お菓子は、とらやさんの薯蕷饅頭「春の日和」。桜の焼印が押された薯蕷饅頭。
四月中旬までは、桜色のぼかしが入れられていますが、それ以降は葉桜の趣きを感じることができる
緑色のぼかしへと変わります。




【北野をどり】

北野をどりのお皿は斬新なデザインで三色あります。こちらも選ぶことはできません。北野をどりのお茶席のお菓子は上七軒の老松さんの上用饅頭です。





【京おどり】

シンプルなお皿で裏を返せば、京おどりと書かれています。
お菓子は、鶴屋吉信さんの上用饅頭。





【鴨川をどり】

裏に鴨川をどりと書かれています。
お菓子は、末富さんの上用饅頭。





【祇園をどり】

こちらもシンプルなお皿で裏に祇園をどりと書かれています。
お菓子は、千本玉寿軒さんの上用饅頭です。





舞妓さんや芸妓さんの踊りを楽しみに行かれるのもいいですが、舞妓さんや芸妓さんにお点前いただいたお茶をいただき、そのお皿もという楽しみもあります。

この春お出かけになられてはいかがでしょうか。

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どうぞ、今日もお元気で笑顔で楽しい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年3月29日(金)】(No.3420)

※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○春の特別公開/安楽寺


季節の花の見頃に合わせて特別公開されます。
日程
3月29日(金)~4月7日(日) (サクラ)
4月27日(土)~4月29日(月)、5月2日(木)~5月6日(月) (ツツジ)
5月25日(土)26日(日)6月1日(土)(サツキ)
拝観料500円
開門10時閉門16時
アクセス
市バス5「真如堂前」下車
ホームページ
http://anrakuji-kyoto.com/

○五重大塔開扉 納経法要/醍醐寺

毎月29日、醍醐寺五重塔(国宝)内部において、2回の法要(約1時間ずつ)が営まれます。本法要は、醍醐天皇のご命日にあわせ行われるものです。醍醐天皇、朱雀天皇、村上天皇の顕彰と穏子皇后のお心に対し報恩感謝のご法要をいたします。
開扉法要にあわせ、写経奉納が行われ、ご写経奉納された方のみ、五重塔内部を四方の扉の外側から拝観することができます。
五重塔内部を拝観していただくには、伽藍拝観料600円と写経奉納料1000円が必要です。
◇毎月29日
◇午前10時30分~(約1時間)
◇午後1時30分~(約1時間)
◇伽藍拝観料: 600円
◇写経奉納料: 1,000円 
※ 当日、南門前(五重塔と清瀧拝殿の間)写経受付でお申し込みいただけます。
お時間がない場合は、後日郵送での御奉納も可能です。
また10名以上の御奉納の場合は、事前にお写経用紙を郵送致しますので、当日、写経用紙をご持参いただき、奉納料1000円を添えてご奉納ください。
※ 醍醐寺友の会の方は伽藍拝観料は無料となります。
アクセス
JR山科・京阪山科駅、JR六地蔵・京阪六地蔵各駅から
【電車】 地下鉄東西線 醍醐駅下車 2番出口より徒歩10分
【バス】 京阪バス 22系統・22A系統 醍醐寺前下車

○春の人形展(〜4/3)/宝鏡寺

○涅槃図公開(〜4/7)/真如堂

○ 春の特別公開(〜6/16)/大徳寺塔頭 興臨院 

○十三まいり(〜5/13)/法輪寺

○ 本法寺 春季特別寺宝展(〜4/15) /本法寺

○ 花の天井 春の特別公開& 椿を愛でる会(〜5/6)/平岡八幡宮

○ 春の特別展とライトアップ(〜5/6)/高台寺

○ 春の特別展とライトアップ(〜5/6)/圓徳院

○二条城ライトアップ(〜4/7)/二条城

○ 夜桜ライトアップ(〜4/14)/東寺

○ 春の特別公開(〜5/16)/弘源寺

○ 春の特別公開(〜6/30)/宝厳院

○北野をどり(〜4/2)/上七軒

○ 春の特別公開(〜4/7)/霊鑑寺

○ しだれ桜夜間無料公開(〜3/31)/宇治市植物公園

○ 岡崎さくら回廊十石舟めぐり(〜4/14)

○ 男山桜まつり(〜4/30)/石清水八幡宮

○ 春の特別拝観(〜5/6)/銀閣寺

○ 霊宝館の春期特別展(〜5/6)/醍醐寺

○春の特別公開(〜5/25)/東寺

○春の特別公開(前半)(〜4/21)/白龍園

○ 伏見名水スタンプラリー(〜5/31)

○ 祇園白川さくらライトアップ(〜3/31)

○ 春季名宝展(〜4/22)/大覚寺

○ 夜の特別拝観(〜3/31)/清水寺

○ 春の花見と特別拝観 ライトアップ(〜4/7)/妙顕寺

○ 桜ライトアップ(〜4/7)/京都府立植物園

○ 背割堤さくらまつり(〜4/7)

○ 春のライトアップ2024(〜4/3)/知恩院

○ ライトアップ(〜4/14)/平野神社

○ 春の特別拝観(〜6/2)/相国寺

○ 特別入山期間 御室花まつり(〜5/6)/仁和寺

○ 霊宝館春季名宝展(〜5/6)/仁和寺

○観桜祭(〜4/7)/京都府庁旧本館

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