今日の京都3月12日(火) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。

今日は、奈良東大寺の修二会のお水取り。「お水取りが終わるとと春が来る」と言われています。
いよいよ春本番ですね。




今日は「サンデーホリデーの日,半ドンの日」です。
1876(明治9)年のこの日、官公庁で土曜半休・日曜休日制が実施されました。
それまでは、1868(明治元)年9月の太政官布告により、31日を除く1と6のつく日を休日としていました。しかし、欧米との交易等で不便があったため、欧米と同じ仕組みに改めることとしたのです。
1871(明治4)年から皇居で毎日正午に大砲(午砲・ドン)を撃っており、土曜日はドンとともに仕事が終わることから、丸の内に勤める人たちの間で「半ドン」と呼ばれるようになりました。ドンは全国の都市で行われるようになり、それとともに「半ドン」という言葉も全国に広まったのです。
また、オランダ語で日曜日を意味するzondag(ゾンターク)が訛って「ドンタク」となり、土曜日は半分が休日であることから「半ドンタク」略して「半ドン」となったとする説もあります。
この「半ドン」も今や死語たなっている感がありますね。

また、「財布の日」でもあります。
「さ(3)い(1)ふ(2)」の語呂合せからです。春財布は、お財布が張る(お金がたくさん入る)に通じて吉とされています。

そして、今日は2007年に京都府木津川市が市制施行 をした日です。

木津川市(きづがわし)は、京都府南部の市。奈良時代に恭仁京が置かれた都市。2007年(平成19年)3月12日、相楽郡山城町・木津町・加茂町の3町が合併して発足した。京都府の市としては最南端に位置し、南は奈良県奈良市に接している。

関西文化学術研究都市のニュータウン開発などにより、全国でも有数の人口増加率となっている。

出典
Wikipedia

木津川市は、京都の南部、奈良県とも接し、三重県への道も開かれています。
恭仁京が置かれていたこともあり、太古から交通の要所でもありました。

そのせいか、木津川市には、素晴らしい寺院や仏像、史跡もたくさんあります。
少しご紹介します。

○ 海住山寺



■五重塔【国宝】
十一面観音像(本尊)・十一面観音像(奥の院本尊)・四天王像・文殊堂、絹本著色法華曼荼羅図、海住山寺文書(重要文化財)

■拝観時間:9:00~16:30
■拝観料:500円(入山料を含む)
 ※入山のみの方は入山料100円
 ※特別展期間中は別料金 
■アクセス
JR「加茂駅」より徒歩約50分
または、コミュニティーバス大畑線・加茂通学線「海住山寺口」下車、徒歩約15分 

○浄瑠璃寺



・国宝
 本堂(阿弥陀堂)、三重塔、九体阿弥陀如来像、四天王像
*九体阿弥陀如来像は、昨年から順次修理が行われており、九体揃うのは五年後と言われています。
・重要文化財
 薬師如来坐像、地蔵菩薩立像(子安地蔵、延命地蔵)、吉祥天女像
 本堂前の石灯篭
・史跡・特別名勝
 浄瑠璃寺庭園
馬酔木が素晴らしいです。
■ 拝観時間:9:00~17:00
 (12月~2月は10:00~16:00)
■拝観料:400円(中学生以上)※2024年4月1日から500円

■アクセス
JR「加茂駅」より徒歩約1時間9分。または、コミュニティバス当尾線「浄瑠璃寺前」下車すぐ
JR・近鉄奈良駅からは急行バス 「浄瑠璃寺」下車すぐ 

○岩船寺 



加茂町南部、南当尾一帯は古く「小田原」とよばれ、仏教文化が花開いたところでした。その中でも、当寺は平安時代を代表する寺院です。行基開基を伝え、行基が鳴川に建立した阿弥陀堂がそのはじまりとされ、弘安2年に至って鳴川山寺の東禅院潅頂堂を岩船に移し、同8年に供養したといわれていますが定かではありません(『岩船寺縁起』)。本尊は阿弥陀如来像で10世紀を代表する仏像として知られています。三重塔(室町時代)は中世後期の代表作ともいわれており、重要文化財に指定されています。

梅、椿、桜、睡蓮、百日紅、紅葉など、四季折々の草花が豊かです。花の寺とも呼ばれています。門前には鎌倉時代といわれる石風呂があります。岩船寺から浄瑠璃寺までの下り坂の散策を楽しめば、摩崖仏などの石仏や、地場の野菜や漬物が並んだ吊り店を楽しむことが出来ます。




■拝観時間:8:30~17:00
 (12月~2月は9:00~16:00)
■拝観料:大人500円、中高生400円、小学生200円
団体料金(30名以上) 大人400円、中高生300円、小学生100円
■アクセス
JR「加茂駅」より徒歩約1時間30分。またはコミュニティーバス当尾線「岩船寺」下車すぐ
JR・近鉄「奈良駅」からは「急行バス 浄瑠璃寺」下車徒歩約40分。またはコミュニティーバス当尾線乗り換え「岩船寺」下車すぐ 

○蟹満寺 



国宝の釈迦如来坐像(像高2.403m、重さ2tの金銅製)の造立は奈良時代以前と考えられ、同様の初期の丈六金銅仏は飛鳥大仏、現興福寺仏頭、薬師如来坐像のみです。



『今昔物語』に出てくる「蟹の恩返し」で有名になりました。
http://www.0774.or.jp/mukasi/06kani.html



■拝観時間:8:00~16:00
■拝観料:大人(高校生以上)500円
中学生 200円
団体中学生 150円
*JAFの会員証の提示で拝観料が割引になります。

■アクセス
JR棚倉駅から徒歩約19分
または、コミュニティーバス山城線蟹満寺口下車、徒歩約5分。 

その他
○常念寺
○山城国分寺跡(恭仁宮跡) - 国の史跡
○御霊神社 - 本殿が重要文化財に指定されている。
○白山神社(加茂町岩船) - 本殿が重要文化財に指定されている。
○銭司遺跡
○当尾磨崖仏文化財環境保全地区
○和泉式部墓
○平重衡墓 



海住山寺、岩船寺、浄瑠璃寺、蟹満寺は素晴らしいです。現在は、アクセスが悪いですが、是非ともお薦めのお寺です。

そして、浄瑠璃寺といえば、
堀辰雄の『浄瑠璃寺の春』これを携えて浄瑠璃寺を訪れ、馬酔木も堪能しました。

堀辰雄『浄瑠璃寺の春』
http://save-joruriji.org/literature/01_joruriji_no_haru/1.shtml 

お天気がよければピクニック気分で行かれてはいかがでしょうか。

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どうぞ、今日もお元気で笑顔で楽しい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年3月12日(火)】(No.3403)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○ 北野天満宮 梅苑公開(〜3月下旬)

○ 梅苑ライトアップ(~3/19毎週末(金・土・日))

○ 第58回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開(〜3/19)

○ しだれ梅と椿まつり(〜3/22)/城南宮

○ 令和6年春の特別公開(〜3/24)「永々棟のひなまつり」


○春の人形展(〜4/3)/宝鏡寺

○涅槃図公開(〜4/7)/真如堂

○ 春の特別公開(〜6/16)/大徳寺塔頭 興臨院 

○ 小野梅園(〜3/24)/隨心院

○ 泉涌寺涅槃会 (〜3/17)/泉涌寺 


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