今日の京都2月12日(月) | 都のかほり日記

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京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
三連休最終日。
今日はどちらでお迎えでしょうか。

今日は伏見稲荷大社で初午大祭が行われます。



【初午の日とは】

2月最初の午の日を「初午の日」としています。 旧暦で1年のうち最初の(つまり1月の)午の日も初午ですが、通常は稲荷社の祭の日である2月の初午のことを言います。 古くは農業の豊作祈願が始まりで、農作業初めの旧暦2月に行われていました。
この初午大祭が行われる 伏見稲荷大社は京都市伏見区にあります。旧称は稲荷神社。式内社(名神大社)、二十二社(上七社)の一社。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁に属さない単立神社。稲荷山の麓に本殿があり、稲荷山全体を神域としています。全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本社です。初詣では270万人と近畿地方の社寺で最も多くの参拝者を集めています。また、トリップアドバイザーの外国人に人気の日本の観光スポット ランキング 2018で10年連続第一位となっていて、多くの外国からの観光客が訪れています。





【初午(はつうま)の由来】

この日に穀物の神様が稲荷山(伊奈利山)に降臨したとされ、全国に「初午祭」が広がりました。「稲荷」という言葉は「稲生り」に由来し、農村では「稲荷神」を祀っていました。この風習と、稲荷神の使いとされるキツネは家を守るという考えが結びつき、稲荷信仰が広がりました。今でも、全国の稲荷神社で豊作、商売繁盛、家内安全などを祈願する初午祭が行われています。



◎いなり寿司の由来と東西の違い

東西でいなり寿司の形が違います。東日本は米俵に見立てた俵型、西日本はキツネの耳に見立てた三角形です。関東に来て、このおいなりさんの形にも戸惑いました。

いなり寿司の由来です。キツネの好物はネズミだそうです。(ネズミの油揚げという説もあります)、殺生はタブーとされたため、大豆でできた油揚げを供えるようになりました。やがて、油揚げに稲荷神のおかげでもたらされた米(酢飯)を詰めるようになり、「稲荷寿司」「お稲荷さん」と呼ばれて親しまれるようになりました。 

この東日本と西日本のおいなりさんの形の違いの境目ですが、  岐阜県あたりと言われています。これも、調べてみると面白そうですね。東日本の俵型は米俵に見立て、西日本の三角形はキツネの耳に見立てていると言われています。形は違いますが、どちらも稲荷信仰が反映されています。また、東日本では「いなり寿司」、西日本では「お稲荷さん」と呼ぶ傾向が強いようです。
いなり寿司の形の違いの地図



写真引用 
http://waga.nikkei.co.jp/play/kiko.aspx?i=MMWAh3000014052009 



いなり寿司の形の違い
写真引用
http://blog.livedoor.jp/kuimonnew/archives/25445029.html 

【いなり寿司以外の初午の食べ物】

○初午団子 
初午には蚕の神様を祭る行事も行われました。養蚕をしている家では、繭がたくさんできるようにと願い、餅粉で繭の形に作った団子をお供えしました。 

○旗飴 

奈良県では初午の日に各家を子供たちがまわりその際に「旗飴」という飴をもらう行事があるそうです。 

○ 畑菜の辛子和え(はたけなのからしあえ)

京都では、2月の初午の日に「畑菜の辛子和え」を食べる習慣があります。
これは、伏見稲荷大社を建立した秦伊呂具(はたのいろぐ)にかけて、同社に仕える「狐」の好物である辛子を効かせて食べると縁起が良いとされているから、だとか。 

○ しもつかれ(すみつかれ)
栃木県をはじめとして、茨城県や群馬県などでも食される郷土料理。初午の日に作る行事食。鮭の頭・大豆・大根・人参などの材料を細切れにし、粗くすり下ろして酒粕と共に煮込んで作ります。
その他、しんこまんじゅう、酢憤り、
つむずかりなどを食するところもあるようです。


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我が家も、今朝は、おいなりさん作りです。
いつのまにか、俵型のお稲荷さんになっています。
どうぞ、今日もお元気でいい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年2月12日(月)】(No.3374)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○ 初午大祭/伏見稲荷大社



和銅4年(711年)、2月の初午の日に稲荷山の三ヶ峰に、はじめて稲荷大神がご鎮座されたことにちなむ祭事で、この日授与される縁起物の「しるしの杉」(有料)を授かると、家が栄えるといわれます。
平安時代も中期以降になると、紀州の熊野詣が盛んとなり、その往き帰りには、必ず稲荷社に参詣するのが習わしとなっていて、その際には、稲荷社の杉の小枝=「しるしの杉」をいただいて、身体のどこかにつけることが一般化していました。その縁起物です。





「しるしの杉」についてはこちらをご覧ください。http://inari.jp/about/num07/


2月の初午の日にお参りすることを「初午詣」や「福参り」といい、当日は、商売繁昌、家内安全を願う多くの参詣者で賑わいます。
日程2月12日  祭典/8:00~ 
アクセス
JR奈良線「伏見稲荷」駅京阪電車「稲荷」駅
ホームページ
http://inari.jp/

○京都十六社朱印めぐり(〜2/15)

○梅苑公開(〜3月下旬)/北野天満宮

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