今日の京都2月1日(木) | 都のかほり日記

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京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
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おはようございます。
今日から2月。
如月です。
如月(きさらぎ)という響きが好きです。


【如月とは】

2月は「如月(きさらぎ)」とは日本古来の月名で、「和風月名」と呼ばれています。1月は睦月(むつき)、3月は弥生(やよい)と呼ぶ言い方。こうした言い方は古くからあり、奈良時代に書かれた「日本書紀」に「きさらぎ」や「やよい」などの言い方が記載されています。

なぜ「きさらぎ」というのか。諸説ありますが一つは、【まだ寒さが残っているので衣を更に重ね着する「衣更着(きぬさらぎ)」】から「きさらぎ」になったという説。しかし、これは俗説ともいわれています。他に、【(陽)気が発達する季節「気更来(きさらき)】、【草木の芽が張り出す月「草木張月(くさきはりづき)】。旧暦2月は季節的には新暦で3月です。このような徐々に春めいてくることを表すことばではないかという説もあります。ところで、今は、「きさらぎ」は漢字で「如月」と書きます。これは、紀元前二世紀頃の中国の辞書『爾雅(じが)』の中に「二月を如と為す」という記載があり、古く中国で2月のことを「如」と表していたことに由来しているのです。「如」は本来「従う」という意味で、「ひとつが動き出すと次々に従って動き出す。その動き出す状態」。つまり、自然や草木、動物など、全てが春に向かって動き出す月、ということで「如」をあてたとされます。

さて、「如月」以外にも旧暦2月をさすことばがあります。【仲春(ちゅうしゅん)】【雪消月(ゆきげづき)】【梅見月(うめみづき)】【初花月(はつはなづき)】など。



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また、 「二月礼者」といって、正月に年始回りをできなかった人が、2月1日に回礼にまわる風習もあります。

また、「重ね正月」、「一夜正月」とも言われています。
これは、数え年では正月に年齢が変わりますが、この日は正月後最初の1日であることから、2度目の正月として厄年の人に仮にひとつ歳をとらせ、早く厄年をやり過ごそうとする風習が広く行われていました。 
古来より伝えられ、江戸時代に広まった厄年・厄祓いのことです。
忌み嫌われる厄年を早く済ましてしまおう、という意図で、厄年に入った人に、2月1日を1日だけのお正月として、さらに1歳加算することで、本来ならば向こう一年続くはずの厄年がたった1ヶ月で終わるという風習の重ね正月・一夜正月。 
先人たちの知恵ですね。

【厄年とは?】
厄年(やくどし)は、日本などで厄災が多く降りかかるとされる年齢のこととされています。
一般的に男性と女性の厄年は異なり、本厄は男性の場合は、数え年で25歳、42歳、61歳、女性の場合は19歳、33歳、37歳とされています。特に男性の42歳、女性の33歳は大厄と呼ばれ、凶事や災難に遭う率が非常に高いので十分な警戒を要するとされています。
いずれの厄年にもその前後1年間に前厄(厄の前兆が現れるとされる年)・後厄(厄のおそれが薄らいでいくとされる年)の期間があり、本厄と同様に注意すべきとされています。

厄年は陰陽道に起源があると考えられていますが出典は定かではないことから迷信ともされています。しかし、平安時代にはすでに存在し、根強く信じられている風習です。

それを踏まえた上で、厄年の拠り所を求めての説明なども行われています。

19歳、25歳は青春期に当たり、また33歳、42歳は青春期を過ぎ、中高年期への過渡期に当たる事から、人生のうちでも曲がり角でもあり、男性の場合は社会的にも責任が重くなり、それゆえ精神的・肉体的にも疲労などが多く、女性の場合は子育てあるいは主婦として非常に多忙な時期でもあり、不慮の事故やけが、病気なども起こりやすいとされています。凶事が起こらなくとも、大厄の年齢では肉体的にも体力の低下や反射神経の鈍化など、衰退が顕著になる時期でもあり、医師の診察を受けた際に体調不良を訴えやすいともいいます。健康管理などの面でも注意が要される年頃でもあるとも言われています。また42は「し・に」の音が「死に」に通じるとして凶運・不縁起の数とされることも何らかの関係はあろうとも言われています。もっとも、そうしたものを証明する統計は存在していません。
神道学者の三橋健は、経験則的にこの時期に人生の節目になるとされている年だと述べています。また、文化人類学者の小松和彦は、「平安時代は貴族は毎年厄払いをしていた。江戸時代に入って暦の普及とともに厄年も普及し神社仏閣での厄除けが流行した。現代は成人儀礼として行われている」と述べています。

参考Wikipedia



新年になると、あちこちで聞かれる「厄除け」ですが、これも信じるか信じないか二分されるところです。

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今日は京都市電開業記念日です。



出典Wikipedia
1895(明治28)年のこの日、京都で日本初の路面電車が塩小路東洞院通~伏見町下油掛間6.4kmで営業を始めました。
初期の市電は運転手の側に「電車の先走り」という少年を配置し、停車の度に前後の安全を確認していたそうです。
ちなみに、東京の市電は1903(明治36)年に営業開始されたので、京都は日本初の市電でした。



京都駅前にある電気鉄道事業発祥地の記念碑

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どうぞ、今日もお元気でいい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年2月1日(木)】(No.3363)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○湯立神事/石清水八幡宮





春を呼ぶ節分行事で、男山五水の一つ「石清水」から汲み上げた御神水を釜で沸かし御神前に献上、神楽女が笹の葉で釜の熱湯を激しく振りまき、厄除け・無病息災・五穀豊穣を祈る伝統神事。
日程2月1日

時間12:00~
料金無料
アクセス
京阪電車「石清水八幡宮」
ホームページ
http://www.iwashimizu.or.jp/

○ 餅花/木津川市相楽神社

相楽地区では2月1日を「ニノショウガツ」と呼び、神社に餅花が奉納されます。紅白の紙を付けた真っ白な餅の花が拝殿いっぱいに飾られ、昼過ぎに餅花を飾った拝殿の中で神楽が納められます。御田や餅花などの相楽神社の正月行事一連は、京都府の無形民俗文化財に指定されています。
日程2月1日 
場所 京都府木津川市 相楽神社
アクセス
JR学研都市線「西木津駅」から徒歩5分、または近鉄京都線「山田川駅」から徒歩10分またはコミュニティバス「清水橋」~徒歩3分

○修二会/清水寺





修二会とは、この世のさまざまな過ちをご本尊に懺悔し、その報いを許していただけるよう祈願する法会のことです。
2月1日から3日の間、毎日16時から本堂内々陣にて読経を行います。
また、2月3日は節分会で、古くから伝わる星祭の秘法に則った、災難除けと招福の護摩(ごま)加持祈祷(かじきとう)を、成就院内の護摩堂で行われます。
日程2月1日〜3日
時間16時から
料金大人300円 中学生以下200円
アクセス市バス「五条坂」、「清水道」下車
ホームページ
http://www.kiyomizudera.or.jp/

○梅苑公開/北野天満宮



2月1日~3月下旬
時間
9:00~16:00(最終受付15:40)
料金
茶菓子付
大人1200円(中学生以上)
小人600円 茶菓子付
アクセス
市バス北野天満宮前下車
ホームページ
https://www.kitanotenmangu.or.jp/

○蓬莱船(1/1〜2/3)/上賀茂神社

○梅苑公開(〜3月下旬くらい)/北野天満宮

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