今日の京都1月27日(土) | 都のかほり日記

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京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
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おはようございます。
明日1月28日(日)から2月12日(月)まで、上京区の有斐斎弘道館で、京菓子展10周年記念特別展が行われます。






京菓子と言われてどんなお菓子を思い起こされますか?
京都のお菓子屋さんの固有のお菓子を思い浮かべられる方もあれば、お干菓子、生菓子、ひょっとしたら行列のできる豆大福を思い浮かべられるかもしれません。
そもそも京菓子とはWikipediaさんにお尋ねしてみました。

【京菓子とは】
京菓子(きょうがし)は、近世に京都で成立した京都風の菓子。江戸で成立した江戸風の菓子「上菓子」に対する語である。ただし、京菓子のことを京都では上菓子とよぶ。なお、京都で作られる菓子のすべてが京菓子(上菓子)というわけではない。上菓子は献上菓子の意で、禁裡御用の菓子であり、上菓子(京菓子)は駄菓子とは明確に分かれている。京菓子は「有職故実にもとづく儀式典礼に用いる菓子、または茶道に用いる菓子」と定義されることもある。
出典Wikipedia

またまた、難しい言葉が出てきました。
つまりは、有識故実に基づいた菓子、もしくは茶道に用いるお菓子のことです。

茶席菓子には濃茶に出される主菓子と薄茶に出される干菓子があり、主菓子は抽象的、干菓子は具象的なデザインが特徴になっています。
京菓子は
* 目で色や形を楽しむ
* 舌で感触と味を楽しむ
* 鼻でその香りを楽しむ
* 耳で菓子の銘(名前)を聞く
という五感(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)で味わうものとされます。

【京菓子展】
京菓子展は、2013年より始められて、2015年より公募展として開催されています。
京菓子は「一席一菓」お茶席一席ごとに、相手を思い、自然との対話を繰り返しつつ、その日、その時、その場所、その人だけのために作られる「食べる芸術」といわれています。
今回の京菓子展は、10周年特別展「一席一菓 あつらえのかたち」 と題して、9人の亭主と9人の菓子職人、それぞれが想う客を迎えるために紡ぐ「ものがたり」です。亭主が客を、職人が亭主を想いあつらえた9組18種の菓子が会場に展示されます。菓子は食べることで完成する芸術とも言われます。会場では、事前の予約で抹茶とともに味わい、物語を読み解くことができます。

すでに、あつらえられた京菓子が発表されています。



こちらをご覧ください。

https://issekiikka.kyogashi.jp/kashi







○京菓子展詳細
日程1月28日(日)から2月12日(月)
時間
10:00-17:00(最終入館は16:30)
会場
有斐斎弘道館(上京区上長者町通新町東入ル)
特別呈茶会場は、旧三井家下鴨別邸(左京区下鴨宮河町)
料金 • 入館券(京菓子と抹茶付き):大人2,500円 / 学生2,000円
* 本会場限定セット*1:3,500円
* 寄付セット*2:10,000円
当日チケット
* 入館のみ:大人1,000円 学生500円 
*1 入館券(京菓子と抹茶付き)と特別限定菓子のセット本会場限定セットに懐紙、有斎弘道館への寄付を加えたセット

※一日に提供できる数に限りがあります。ご希望の菓子がありましたら、お早めのご来館をされてください。
※特定の菓子のご予約は承っておりません。

京菓子展特別展公式サイト:
 https://issekiikka.kyogashi.jp

【私のあつらえ菓子】
昨年、この歳時記が三千回を迎えた記念に有斐斎弘道館で、太田達先生にご講演をお願いしました。その時に、太田先生が三千回のお祝いにと、お菓子を作ってくださいました。その銘が「みちとせきんとん」





「みちとせ」とは三千年とか三千歳と書きます。 歳時記三千回にかけてくださっています。そして、色合いも私のイメージだということで、こんなにも私は優しいイメージなのかと、とっても嬉しくなりました。
中国の故事で仙女西王母が3千年に一度花を咲かせ実をつける桃を、漢の武帝に長寿を願い差し上げたとの伝説から、大変珍しいものの例えとして使われます。 よく初物や珍しいものを食べると何年長生きするとか言われていますが、まさしく、このお菓子でみなさんで長生きです。お菓子の銘には、このような故事来歴の知識も必要です。それが、お菓子の奥深さにも通じます。

こうした目で、京菓子を見ると、また、違う味わえるかと思います。

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どうぞ、今日もお元気でいい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年1月27日(土)】(No.3358)

※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○元服式/梨木神社



梨木神社の能舞台で、武家作法に則り、「加冠の義」として元服式が執り行われます。男性は直垂(ひたたれ)、女性は水干(すいかん)に烏帽子という大人の服装を纏い、この儀式をもって大人として扱われます。
日程1月27日  13:00頃~
無料
アクセス
京阪「神宮丸太町駅」もしくは「出町柳駅」から徒歩12分、または地下鉄烏丸線「今出川駅」から徒歩18分、またはJR「京都駅」から4・17・205系統のバス「府立医大病院前」~徒歩3分
ホームページ
https://www.nashinoki.jp/

○蓬莱船(1/1〜2/3)/上賀茂神社

○ 京都十二薬師霊場会(〜1/31)

○ 都七福神めぐり(〜1/31)

○ 京都十二薬師霊場会(〜1/31)

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