今日の京都1月24日(水) | 都のかほり日記

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京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。

今日1月24日は『初愛宕』という1年で最初の愛宕の縁日。
愛宕というと、京都のかなりのお宅に貼られている「火廼要慎」というお札と、「伊勢へ七度(ななたび)、熊野へ三度(みたび)、愛宕様へは月参り・・・」を連想します。
月に一度の月参りと言われますが、こちらのお参りはなかなか大変です。




愛宕神社は標高924mの愛宕山の山頂にあります。
 東の比叡山、西の愛宕山と称され、昔から由緒のある霊山の一つです。大覚寺の僧侶も昔は修行したと言われる山深いところにあります。



参道というより登山口からおおよそ4キロ、大人の足で2時間半ほどの道のりです。
昔は、ケーブルカーがあったようです。いまも、その跡が残っています。






【愛宕神社とは】



全国に約900社を数える愛宕神社の総本社として、京都市最高峰の霊山である愛宕山上に鎮座します。親しみを込めて「愛宕さん」とも呼ばれています。
古くより比叡山と共に信仰を集め、神仏習合時代は愛宕権現を祀る白雲寺として知られました。


古くより火伏・防火に霊験のある神社として知られ、京都府内はもとより近畿地方を中心に全国から参拝者が絶えません。 
その創祀年代は古く「愛宕山神道縁起」や「山城名勝志」白雲寺縁起によると大宝年間(701~704)に、 修験道の祖とされる役行者と白山の開祖として知られる泰澄が朝廷の許しを得て朝日峰(愛宕山)に神廟を建立しました。 
その後、天応元年(781)に慶俊が中興し、和気清麻呂が朝日峰に白雲寺を建立し愛宕大権現として鎮護国家の道場としたと伝えれます。 
『愛宕権現』の名で親しまれ、多くの信仰を集めた愛宕山は早くより神仏習合の山岳修業霊場として名高く、9世紀頃には七高山(比叡・比良・伊吹・神峰(しんぽう)・葛城・金峯(きんぷ))の一つに数えられました。 
神仏習合の時代には、真言宗の白雲寺を別当寺として、勝軍地蔵・泰澄大師・不動明王・毘沙門天・竜樹菩薩の五尊をお祀りしていました。本殿に本地仏である勝軍地蔵、奥の院(現・若宮社)に愛宕山の天狗太郎坊が祀られ、 境内には勝地院、教学院、大善院、威徳院、福寿院等の社僧の住坊が江戸末期まで存在していました。
明治初年の神仏分離令で白雲寺は廃絶、愛宕神社となり現在に至っています。 
本地仏であった勝軍地蔵は神仏分離令の際、金蔵寺(京都市西京区大原野)に移され現在も大切にお祀りされています。

【勝軍地蔵とは】
明治以前に本地仏であった勝軍地蔵、あまり聞きなれない仏さまですが、どんな仏さまなのでしょうか。
その字の通り、「勝つ」ということをご祈願する仏さまです。

一説に、坂上田村麻呂が東征のとき、戦勝を祈って作ったことからおこったという地蔵菩薩。鎧、兜をつけ、右手に錫杖を、左手に如意宝珠をもち、軍馬にまたがっている。これを拝むと、戦いに勝ち、宿業・飢饉などをまぬがれるという。
出典精選版 日本国語大辞典

【金蔵寺の勝軍地蔵】






金蔵寺は718年(養老2)元正天皇の勅願で創建された天台宗の古刹。現在の建物は桂昌院の再建。山の斜面、石垣と石段の間に堂宇が建ち並ぶ。高さ約12メートルの産(さん)の滝、鳥帽子岩、などがあり、眺めもすばらしい。
特に紅葉シーズンはとても綺麗です。
愛宕山白雲寺(現・愛宕神社)の本尊(愛宕大権現の本地仏)として祀られていた勝軍地蔵は現在、大原野にある金蔵寺に安置されています。この勝軍地蔵は毎年4月23日の御開帳があります。午前中のみの御開帳だそうです。
大きくはないお地蔵さまですが、甲冑を付け、宝剣を持たれています。明智光秀が本能寺の変の前日に先勝祈願したそうです。




「愛宕の三つ参り」といって、3歳までに参拝すると一生火事に遭わないと言われています。また、7月31日の『千日詣り』の日に参拝すると、日頃の千日分の御利益があるとして、現在でも多くの信仰を集めています。
今日、お参りするのは大変そうですが、一度お参りされてはいかがでしょうか。

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今日、1月24日から31日まで、給食週間となっています。学校では、この期間、給食を考える行事や展示などが行われています。
京都の給食に関しては、京都市学校歴史博物館で、京都での給食の展示が行われています。
そして、こちらでは、昔懐かしいアルマイトの食器の販売もしています。



京都市学校歴史博物館
http://kyo-gakurehaku.jp/

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また、今日は「郵便制度施行記念日」です。
1871(明治4)年のこの日、「郵便規則」が制定されました。同年3月1日から、東京・京都・大阪間で郵便業務が開始された。
それまでは飛脚便でしたが、前島密が郵便制度をつくり、東京・京都・大阪間で営業が開始されました。 
日本最初の郵便制度が京都でも実施されていたのです。

1871年(明治4年)の郵便制度発足時に、東京、大阪と共に設けられた郵便役所を前身としており、日本で最も歴史のある郵便局の一つです。
1871年4月20日(明治4年3月1日) - 日本の近代郵便制度の創設時、東京、大阪と共に西京(さいきょう)郵便役所として開設されました。
1902年(明治35年) - 赤れんが造り2階建の局舎を新築されました。 
現在の京都中央郵便局は
1880年(明治13年) 京都停車場構内に京都七条電信分局として誕生したので、京都中京郵便局が京都で最初の郵便局となります。 



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猛烈な寒さの予報が出ています。どうぞ暖かくして、積雪の際には足下にもお気をつけてください。
どうぞ、今日もお元気でいい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

【今日の京都令和6年1月24日(水)】(No.3355)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○初愛宕

毎月24日は愛宕さんの縁日で、特に年始めは初愛宕と言われて多くの人がお詣りされます。京都愛宕神社に参詣に行き、神社より火伏せの護符とシキミの枝とを受けて帰り、知人に配る風習です。
また、初愛宕は新年の季語でもあります。

○初地蔵

毎月24日は地蔵さまの縁日です。年の始めな縁日は初地蔵と言われ、多くの人が参拝されます。

○不断念仏・六時礼賛会
/百萬遍知恩寺

百萬遍式衆会主催による「不断念仏・六時礼讃大会」を御影堂において奉修開催されます。

日程1月24日~25日

○念仏行脚/光明寺

寺では、墨染めの衣と灰色の袈裟で生涯を過した法然上人にならい、黒衣をまとった僧たちが約15kmの道のりを歩く「念仏行脚」は、教えを守り続けてきた先人たちの艱難辛苦を心に刻む行事です。法然上人のお徳を讃え、念仏の声とともに太秦より光明寺の御火葬あとへと行脚し、お勤めをします。
西光寺から光明寺までを約4時間かけて行脚します。

アクセス
阪急電車「長岡天神駅」から阪急バス「旭が丘ホーム前」下車、徒歩約30分 
ホームページ
http://www.komyo-ji.or.jp/ 

○蓬莱船(1/1〜2/3)/上賀茂神社

○ 京都十二薬師霊場会(〜1/31)

○ 都七福神めぐり(〜1/31)

○ 京都十二薬師霊場会(〜1/31)

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