今日の京都1月15日(月) | 都のかほり日記

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京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。

今日は1月15日です。
どうしても今日は成人の日だと思ってしまうのは昭和の世代ゆえでしょうか。

そして、今日は小正月です。
7日までの松の内を「大正月」と呼ぶのに対し、15日を「小正月」と言います。
関西では今日までが松の内。
松の内に忙しく働いた主婦をねぎらう意味で、「女正月」という地方もあるそうです。

今日は「上元」です。
この日に小豆粥を食べるとその一年の疫病が避けられると言われています。
私も今朝、小豆粥を頂きます。



15日を中元、10月15日を下元と言い、これらを三元といいます。

【三元とは】

三元(さんげん)とは、1年の中で上元(じょうげん)・中元(ちゅうげん)・下元(かげん)の3つの日の総称です。
元々は中国の道教の行事です。
贖罪(代償物によって過去に犯した罪業をあがなうこと)の日として上元(1月15日)・中元(7月15日)・下元(10月15日)と定められました。
三元は1年を3等分ではなく、2:1:1(6ヶ月・3ヶ月・3ヶ月)に分けています。いずれの日も15日、つまりどの日も満月となっています。

⚫上元
「元宵節」および「小正月」とも呼ばれます。中国では元宵節、元夕などと言い、この日を中心に色取々の灯籠を灯して夜祭を行いました。
この日に小豆粥を食べると、その年の疫が避けられると言われています。日本では、1月15日は小正月に当たるため、小正月と小豆粥という組み合わせとなり、本来の上元はあまり語られません。

⚫中元 



元の中で、日本で最も根付いているのが中元です。本来の中元は、道教の教えにより、人間贖罪の日として、一日中火を焚いて神を祝う日でした。のちには、死者の罪を赦すことを願う日となりました。中国仏教ではこの日に、祖先の霊を供養する盂蘭盆会(うらぼんえ)を催すようになり、中元と盂蘭盆会は習合し一体化することになりました。
日本ではこれがお盆の行事となり、さらに、目上の人やお世話になった人等に贈り物をするお中元が派生しました。そのため、中元は本来の意味ではなく、夏の贈答としての習慣として知られるようになりました。

⚫下元 
古代中国においては先祖の霊を祀る行事でしたが、後に、物忌みを行い経典を読み、災厄を逃れるよう祈る日となりました。日本ではこの日に行われる行事や「下元」としての行事はありませんが、この前後の日に、収獲を感謝する十日夜(とおかんや)や亥の子などが行われ、下元が収獲祭と結び付いたものとして残っています。

*日本では、神道と仏教だけではなく、
中国の道教や風習も入って来ていて、それがうまく同化して、新たな日本の文化を形成していっているのですね。
あと百年もたつと、クリスマスもバレンタインもハロウィンも日本の文化として歳時記に載っていると思えます。

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早いもので、1月も半分過ぎました。一年でいうと、24分の1が過ぎたことになります。年の始めの計を改めて思い返し、
軌道修正をしたいと思っています。
今日は小豆粥を頂くので、一年の疫を避けれると思っています。
どうぞ、今日もお元気でいい1日でありますように!
行ってらっしゃい!


【今日の京都令和6年1月15日(月)】(No.3346)


※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

*今日はとても多くの行事があります。

○ 御粥祭/下鴨神社



小豆粥・大豆粥を神前に供え、五穀豊穣、国民の安泰を祈願。神事の後、先着順で一般の方にも接待が行われます。(先着順)
日程1月15日
時間10:00~
料金300円
アクセス
市バス「下鴨神社前」より徒歩すぐ京阪「出町柳駅」から徒歩約10分
ホームページ
http://www.shimogamo-jinja.or.jp/

○ 御粥神事/上賀茂神社
小正月であるこの日に、小豆を食せば邪気が祓われるという故事に則り、当神社では春の木である樒(しきみ)で作られた「粥杖」を小豆粥と共に供え、年中の除災を祈る祭典です。

※中門から拝観可能
日程1月15日  
時間10:00~
アクセス 
地下鉄「北山駅」から市バス「上賀茂神社前」すぐ、またはJR「京都駅」から市バス約40分「上賀茂御薗橋」~徒歩5分
料金 拝観無料(中門から拝観可)
ホームページ http://www.kamigamojinja.jp/ 

○ 粥占祭/出雲大神宮

出雲大神宮で小正月の1月15日に粥占祭が営まれます。夜前、宮司により火入れ神事(浄火)が執り行われたあと、秘伝の方法により神饌所で小豆を混ぜた粥を炊き上げます。3本の竹筒が炊き上げられ、中に入っている米と小豆の量で一年の稲の収穫豊凶を占います。朝7時から本殿で祭典が行われ、炊き上がった粥と共に御神前にお供えされた後、宮司の粥占が行われます。
日程1月15日  
時間7:00~
アクセス 
JR嵯峨野線「亀岡駅」北口から京都交通バス約12分「出雲神社前」
ホームページ http://www.izumo-d.org/ 

○ 左義長(とんど)祭/平岡八幡宮



平岡八幡宮の境内で、しめ縄や門松に点火するとんどが行われます。
日程1月15日  
時間8:00~13:00
アクセス 
滑り止めをJR嵯峨野線「円町駅」またはJR「京都駅」から西日本JRバス「平岡八幡」~徒歩3分、またはJR嵯峨野線「二条駅」から市バス

○左義長/三千院

三千院で、一般に「お焚き上げ」「どんど焼き」という名称で広く知られる左義長が行われます。本来は宮中における小正月の火祭行事で、正月の松や注連飾り、全国から寄せられた古い祈祷札やお守りなどを焚き上げ、参拝者の過去の罪障消滅(ざいしょうしょうめつ)と今年の無病息災を祈願します。
日程1月15日 
アクセス 
地下鉄烏丸線「国際会館駅」から京都バス「大原」~徒歩10分、またはJR「京都駅」から京都バス「大原」~徒歩10分
料金 拝観有料
ホームページ http://www.sanzenin.or.jp/event/detail/55 

○左義長神事/新熊野神社

境内に長さ5mの笹竹を3本立て、それにしめ縄を巻きつけた左義長を神火で炊き上げる、勇壮な神事です。
日程1月15日
時間11:00~
アクセス
市バス「今熊野」下車

○ 初六阿弥陀めぐり



江戸時代初期の頃から行われ始めたといわれる1年の最初の六阿弥陀めぐり。洛中、洛東6カ寺の阿弥陀仏を巡り、結願します。 

1番 真如堂 阿弥陀如来立像
(うなずきの阿弥陀:重要文化財)
2番 永観堂 阿弥陀如来立像
(見返り阿弥陀:重要文化財)
3番 清水寺 阿弥陀堂 阿弥陀如来像(恵心僧都作)
4番 木食寺安祥院 
5番 安養寺 逆蓮華(さかれんげ)の阿弥陀
6番 誓願寺 阿弥陀如来坐像
(胎内に五臓六腑があった)
日程1月15日 
時間 受付/8:00~16:00(真如堂)
 ※寺院により異なる

【功徳日】(毎年かわることなし)
⚫1月15日⚫2月8日⚫3月14日
⚫春の彼岸⚫4月15日⚫ 5月18日
⚫6月19日⚫7月14日⚫8月15日
⚫9月18日⚫秋の彼岸⚫10月8日
⚫11月24日⚫12月24日

≪初六阿弥陀巡り≫ 

1月15日 一年の最初の六阿弥陀巡りで、「南無阿弥陀仏」を念ずれば極楽浄土するといわれています。

真如堂・永観堂・清水寺阿弥陀堂・安祥院・安養寺・誓願寺
アクセス
・1番 真如堂/市バス5「真如堂前」「錦林車庫前」
・2番 永観堂/市バス5「南禅寺・永観堂道」
・3番 清水寺阿弥陀堂/市バス206「清水道」
・4番 安祥院/市バス206「五条坂」
・5番 安養寺/市バス5・205「四条河原町」
・6番 誓願寺/市バス5・205「河原町三条」 

○ 布袋祭/養仙寺

大小約600体の布袋像を収集することから別名「ほてい寺」とも呼ばれる養仙寺で、「布袋祭」が斎行されます。お祭りでは福寿円満、子孫繁栄が祈願されます。
日程1月15日 
場所 京都府亀岡市 養仙寺
アクセス 
JR嵯峨野線「亀岡駅」から亀岡市ふるさとバス「国分」~徒歩5分

○ 御田(おんだ)/相楽神社

相楽神社では、毎年1月15日に稲作の過程を表わす儀式として「御田」が行われます。4人の宮守と巫女による祝詞に始まり、鍬初め、鋤初め、肥打ち、苗代しめ、種まき、春田打ち、田植えまでの過程が演じられます。古風な種まき、春田打ち、田植の歌を後世に残す貴重な伝承芸能とされ、京都府の無形民俗文化財に指定されています。
日程1月15日 
場所 京都府木津川市 相楽神社
アクセス 
JR学研都市線「西木津駅」から徒歩5分、または近鉄京都線「山田川駅」から徒歩10分またはコミュニティバス「清水橋」~徒歩3分 

○ 初弘法/楞厳寺 

「花の寺」として有名な楞厳寺で、一年の最初の弘法大師の縁日である初弘法が執り行われます。本堂での「四国八十八ケ所霊場お砂踏」に続き、修験者(山伏)による「柴燈不動護摩祈願」が行われます。護摩木に自分の名前を書いて火中に投入し、願を掛ければ、一年の厄除けになるといわれます。
日程1月15日  
時間10:30~
場所 京都府綾部市 楞厳寺
アクセス
JR山陰本線「綾部駅」から志賀南北線のあやバス「舘」~東へ徒歩15分
ホームページ http://www.ayabe-kankou.net/festival/detail/63 

○ 厄除大祭/石清水八幡宮



石清水八幡宮で「法会(ほうえ)」と呼ばれる厄除大祭が執り行われます。この期間は厄年にあたる男女や、1年間の除災招福を祈願する参拝者で終日社頭が賑わいます。19日には焼納神事が行われ、約1500個の厄除け餅が配られます(無料、なくなり次第終了)。
日程1月15日~19日  
時間厄除祈祷/9:00~16:00 
厄除大祭焼納神事/19日
場所 京都府八幡市 石清水八幡宮
アクセス 
京阪「石清水八幡宮駅」から男山ケーブル約3分「男山山上駅」~徒歩5分
料金 参拝無料、御祈祷は有料
ホームページ http://www.iwashimizu.or.jp/ 

○ 小豆粥で春を祝う会/妙心寺東林院
普段非公開の妙心寺塔頭の東林院で新春に行われる行事です。平安時代の頃から、新春に小豆粥を食べると一年間の邪気を払い、万病を除くと伝えられています。青苔に映える千両・万両の庭、枯山水・蓬莱の庭、東林院では、この風習を今も大切にしており、禅の心を学びながら、新春の風情を味わうことができます。
日程1月15日〜31日
時間11:00~15:00
料金料理 3,900円
アクセス
市バス「妙心寺前」下車、徒歩6分
市バス「妙心寺北門前」下車、徒歩10分JR山陰線「花園駅」下車、徒歩8分京福電車「妙心寺駅」下車、徒歩12分

○蓬莱船(1/1〜2/3)/上賀茂神社

○ 京都十二薬師霊場会(〜1/31)

○ 都七福神めぐり(〜1/31)

○ 京都十二薬師霊場会(〜1/31)



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