今日の京都1月2日(火) | 都のかほり日記

都のかほり日記

京都、奈良、滋賀、神戸、東京。私のテリトリーです。
そこでのさまざまな出会いを綴っています。
仏像が大好きで、美味しいもの、スィーツ、美しいものが大好き。あちこちと出没しています。

おはようございます。
昨日は、穏やかな新年ですねって言っていたら夕方、能登地方で大きな地震が起こりました。16時10分ごろ
震源地 石川県能登地方(輪島の東北東30km付近)
最大震度 7マグニチュード 7.6の地震が起こり、大津波警報が出されました。
地震、津波の被害も、夕方から夜になり、よくわからないところがあります。
今朝になり、地震の被害の概要がわかると思います。
どうぞ、被害が少なくすみますように!避難している友人もいます。寒い時期なので、お子さんや高齢者の方には厳しいかと思います。どうぞ、1日も早く、通常の暮らしに戻れますように!

この地震速報の番組でNHKのアナウンサーが、叫んで避難を呼びかけていたのが印象的でした。

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さて、今夜は初夢を見る日と言われています。
初夢はどの日に、見る夢なのか諸説があります。 単純に、大晦日から元日の夜に見る夢が必ずしも初夢とはならず、江戸時代には「大晦日から元日」「元日から2日」「2日から3日」の3つの説が現れました。「元日から2日」は、大晦日から元日にかけての夜は眠らない風習ができたことが理由とされるようです。「2日から3日」の由来ははっきりしないのですが、書初めや初商いなど多くの新年の行事が2日に行われるようになったのに影響されたためとも言われています。つまりは、初の日ということです。

江戸時代後期には「2日から3日」が主流となったのですが、明治の改暦後は、「元日から2日」とする人が多くなったと言われています。年が明けて、初めて見た夢でいいいと思うのですが、どうでしょうか? 

初夢に縁起のいいのは、一富士、二鷹、三茄子と言われています。
江戸時代に最も古い富士講組織の一つがあった「駒込富士神社」の周辺に鷹匠屋敷(現在の駒込病院)があり、駒込茄子が名産であったため、当時の縁起物として「駒込は一富士二鷹三茄子」と川柳に詠まれた ことからです。

そして、もうひとつの風習として宝船があります。
室町時代ごろから、良い夢を見るには、七福神の乗っている宝船の絵に「なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな(長き夜の 遠の眠りの 皆目覚め 波乗り船の 音の良きかな)」という回文の歌を書いたものを枕の下に入れて眠ると良いとされています。これでも悪い夢を見た時は、翌朝、宝船の絵を川に流して縁起直しをすると言われています。 


奈良大神神社の「開運三輪宝船」


さて、この七福神が京都が発祥の地ということをご存知でしょうか。

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【七福神とは】



七福神とは、恵美寿神、大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿神、寿老神、布袋尊です。
そのうち恵比須神だけが日本古来の神様です。
大黒天、毘沙門天、弁財天はインドの神様、福禄寿神、老寿神、布袋尊は中国の神様です。
最初は大黒さんと恵比須さんが「二福神」として盛んに祀られました。
室町時代に入ってから、禅と茶道の隆盛に伴い、竹林の七賢人などの絵が人気をよび、七賢になぞらえて福神を七人にしようと恵比須、大黒天に5人の神様を追 加して七福神になったそうです。 
室町時代に京都で最初に七福神信仰がおこり、それが次第に日本各地に拡がっていったといわれています。正月に参詣すると福がもたらされるといいます。また毎月7日が七福神の縁日です。 

◎都七福神一覧
●ゑびす神(商売繁盛)恵美須神社

鎌倉期、栄西禅師が建仁寺建立にあたってその鎮守として創建されました。七福神の一つ‘ゑびす神’(八代言代主大神)を祀っています。商売繁盛、家運隆盛で大衆の信仰を集めています。1月8日~12日の‘十日ゑびす(初ゑびす)大祭’は参詣者で大にぎわいとなります。又、旅行安全でも知られています。
アクセス  市バス「四条京阪前」 

⚫大黒天(開運招福)
松ヶ崎大黒天(妙円寺)
「妙法」の送り火で知られる松ヶ崎東山「法」の下にあります。1616年(元和2)日英上人が創建の際、法華経の守護神として別棟にまつったのが大黒さんです。「松ヶ崎の大黒さん」として全国より参拝者があります。日蓮宗です。1969年(昭和44)の火事で無事だったので、「火中出現の大黒天」とも呼ばれます。
アクセス地下鉄烏丸線「松ヶ崎」

⚫毘沙門天(七福即生)東寺
東寺真言宗の総本山です。794年(延暦13)の平安京造営に際し、その2年後、国家鎮護のため羅城門の東に創建されました。823年(弘仁14)空海(弘法大師)に下賜された。講堂(重文)には大日如来を中心に国宝の五大明王など21体の仏像を安置されています。この配列は立体曼荼羅といわれています。金堂(国宝)は豊臣秀頼の再建です。大師堂(御影堂・国宝)は、大師在世時の住房で、弘法大師像(国宝)と、大師念持仏の不動明王坐像(国宝)を安置しています。
アクセス 近鉄京都線「東寺」 
もしくは京都駅

⚫弁財天(福徳自在)六波羅蜜寺
963年(応和3)空也上人が開いた真言宗智山派の古刹で、西国三十三ヵ所第17番札所です。本堂(重文)は、南北朝時代の再建です。1183年(寿永2)の兵火で本堂を除いて焼失しました。空也上人像、平清盛公坐像(ともに重文)など平安、鎌倉時代の優れた彫刻が多い。
アクセス 市バス「清水道」 

⚫福禄寿神(延寿福楽)赤山禅院
比叡山の西麓にある延暦寺の塔頭です。慈覚大師円仁の遺命により888年(仁和4)天台座主安慧が創建されました。本尊は陰陽道の祖・泰山府君(赤山明神)、かけ寄せの神として、また、京都の表鬼門にあり、王城鎮守、方除けの神として信仰が厚い。拝殿屋根に瓦彫の神猿が京都御所を見守っています。毎月4回、比叡山大阿闍梨の御加持があります。また、ぜんそく封じも有名です。
アクセス市バス「修学院離宮道」 

⚫寿老神(不老長寿)革堂
正しくは行願寺です。天台宗。西国三十三カ所第19番札所です。俗人のころ鹿を射止めた行円が、仏心を起こし、1004年(寛弘1)寺を建立、千手観音像を刻み、安置しました。皮の衣を着たので、皮聖と呼ばれ、寺は革堂と称しました。当初、今の上京区にありましたが、移転と焼亡を繰り返し現在地に。
アクセス市バス「河原町丸太町」」

⚫布袋尊(緒縁吉祥)黄檗山萬福寺
黄檗山萬福寺は1661年に中国僧 隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師 によって開創されました。
禅師は中国明朝時代の臨済宗を代表する僧で、中国福建省福州府福清県にある黄檗山萬福寺のご住職をされていました。その当時、日本からの度重なる招請に応じ、63歳の時に弟子20名を伴って1654年に来朝されました。宇治の地でお寺を開くにあたり、隠元和尚は寺名を中国の自坊と同じ「黄檗山萬福寺」と名付けました。
その後、幕府の政策等により、宗派を黄檗宗と改宗し現在に至ります。(HPより引用)
アクセス JR奈良線京阪線「黄檗」 




今夜、いい夢が見られるように、都七福神めぐりをなさってはいかがでしょうか。




地図引用
http://shigeru.kommy.com/miyakositihukujin.htm 
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今日は、○○始めの日でもあります。
子どもの頃は、書き初めをしていました。さあ、なんの始めとしましょうか。

どうぞ、今日もお元気でいい1日でありますように!
行ってらっしゃい!

今日は連載3333回です。
年の始めに、ゾロ目の連載。それも3は観音さまとのご縁のある数字です。
思わず、にこっとしてしまいました。

【今日の京都令和6年1月2日(火)】(No.3333)

※掲載の情報等が変更になる場合があります。お出かけ前にご確認ください。

中止になっている行事もあります。
お出かけの際にはご確認の上、お出かけください。

https://ja.kyoto.travel/news/format.php?id=143

○釿始め(ちょうなはじめ)/ 広隆寺



京の番匠(大工の棟梁)たちが、1年の安全を願い、古式にのっとって優雅な儀式を行います。木遣音頭や儀式に使用される大工道具も興味深く、直垂を着た棟梁が釿で御木を粗削りする場面が見ものです。
日程1月2日
時間10:00~
場所広隆寺
アクセス
市バス「太秦広隆寺前」下車 

○ 筆始祭・天満書/北野天満宮





9:00より神前書き初めが行われ、3日神楽殿にて狂言奉納(13:00~)を楽しみます。受験生の合格祈願で有名な北野天満宮の正月は格別の賑わいです。祭神の菅原道真は書家としても知られ、4日まで書道の上達を願っての書き初めをすることができます
日程1月2日~4日
時間
午前10時~午後4時(終了)

料金
出品料は1点に付、200円。用紙は1枚50円で購入できます。
アクセス
市バス50「北野天満宮前」
ホームページ
http://kitanotenmangu.or.jp/ 

 ○心経祈祷修正会(~2日)/大覚寺

新年にあたり天下泰平、万民豊楽を祈念し、修正会が行われます。1日10時~、14時~、2日10時~の法要には一般の方も参拝できます。 
入山料 500円 

○初寅大祭/毘沙門堂



毘沙門堂で「初寅会」が行われ、護摩祈願と三壇修法供が営まれます。魔除けの福笹の授与のほか、甘酒の無料接待もあります。寅の日を縁日とする毘沙門天は招福と勝負、鬼門を守護する神であり、特に初寅の日が重んじられます。

日程1月2日~4日 
* 2日 護摩祈願 午3日 (初寅日)三壇修法供 午前11時・�護摩祈願 午後2時
*  4日 護摩祈願 午前11時・午後2時

開催場所 京都市 毘沙門堂
アクセス JR琵琶湖線・地下鉄・京阪「山科駅」から北へ徒歩20分
料金 参拝自由(宸殿、庭園は拝観有料)

○初大国祭(~1/3)/地主神社

○ 皇服茶(~1/3)/六波羅蜜寺

○修正会(〜1/2)/大覚寺

○祓神楽(〜1/3)/城南宮

○初護摩(〜1/3)/狸谷山不動院

○新年年頭法要(〜1/3)/萬福寺 

○蓬莱船(1/1〜2/3)/上賀茂神社

○祓神楽(1/1~1/3)/城南宮

○ 京都十二薬師霊場会(〜1/31)

○ 伏見五福めぐり(〜1/15)

○ 都七福神めぐり(〜1/31)

○ 京都十二薬師霊場会(〜1/31)

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