ケルン国際家具見本市2019から・その③ | みやこのこのみ

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ライター&ライフスタイルコーディネーター、前川みやこのブログです。
日々の生活の中で、心にピピッと響いたもの、こと、ひと、ことばなどを
つれづれなるままに書き綴ります。

何もない棚の上に、お気に入りの花瓶を置いたら

部屋の空気がふんわりと柔らかくなったとか、

殺風景な壁面に、アンティークの時計を掛けてみたら、

止まっていた部屋の空気が静かに動き出したとか……。

 

ちょっとしたインテリア小物の技で

家具を取り替えなくても、部屋を楽しく変えることができた

という経験、ありませんか?

 

フランスのインテリブランド

『ligne riset(リーン・ロゼ)のインテリア小物には

デザインテクニック素材に至るまで

そんな魅力が詰まっています。

 

毎年開催される、国際的な家具の展示会

『ケルン国際家具見本市』に出品された

今年の新商品から、

今回は、そんな魅力をもった小物をご紹介!

 

『TASSO』(Mathieu Delacroix)

 

無垢材の魅力を活かした、素敵な花瓶です。

と言っても、耐水性はないので、

オブジェ的な発想で使うと面白そう。

 

無垢の木材のもつそれぞれ違った木目が美しい下部

一つ一つ、木工旋盤を回しながら形作る

職人の手仕事によって形作られた

上部を接着して作られている。

 

大中小のサイズにより下記のように仕上がりが異なっているそうだ。

:外は硬いクルミの木でできていて、中は黒く塗られている

:ブラックアッシュで作られ、中は無垢材のまま

:ブラックアッシュで作られ、中も黒く塗られている

 

デザイナーは、フランスの若手デザイナー

マシュー・デラクロア

自然素材や伝統的な技術を大切にするなど

今後の活躍が楽しみだ。

 

『ARTIFEX』(Charlotte Juillard)

 

 

フランスの若手の女性インテリアデザイナー

シャルロット・ジュイラードの作品。

 

彼女も職人の手作業の価値をとても大切にしており、

この花瓶『ARTIFEX』は、口吹きガラスによるもの。

女性らしいすりガラスの柔らかな風合いや質感

円柱と立方体を組み合わせた独特なデザインは

男性的な部分と女性的な部分

幾何学的な要素と私的な要素

機能性と芸術性

など相反するものが組み合わさっているところが魅力だ.

 

『AZABU』(Marie Christine Dorner)

 

リーン・ロゼ社とのコラボではすっかりお馴染みの女性デザイナー

マリー・クリスティーヌ・ドルネルの作品。

彼女の代表的な作品に

花瓶とテーブルランプが一緒になった『JARI』があるが、

こちらはサイドテーブル、物入れ、テーブルランプという

3つの機能を持った作品だ。

 

上の写真のように、

金属製の網目のベース漆塗りの蓋によるサイドテーブル

ベースの蓋を外して口拭きのムラノガラスによる

オパールガラス製の丸いライトを乗せた

テーブルランプの組み合わせ。

 

蓋を外せば、そのまま新聞入れのようなバスケットにもなる。

ワイヤー部分も漆塗りで仕上げられているそうだ。

 

 

ベースは、高さの高いものもあるので

小型と大型の卓上スタンドも選べる。

ワイヤー製なので、軽いのも魅力だ。

 

日本で仕事をしていたこともある彼女らしく

『麻布』というネーミングも嬉しい。

 

『WALL JEWELLERY_01』(Jutta Werner)

 

壁を這う金属の紐で繋がれた様々なサイズの鏡たち

こちらもドイツの女性デザイナーの作品だ。

 

様々なサイズのブロンズ色の鏡

黒い布で覆われたスチール線でつながっていて、

フック黒漆塗

名前のごとく、まさに壁に咲く宝石のようではありませんか。

 

鏡に映し出される風景もまた

宝石の一部になる……そんな考え方が

とっても素敵に思えてしまう作品だ。

 

この他にも、まだまだ素敵なインテリア小物があるので

続きは次回に……。ラブラブ

 

 

 

 

 

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