要らなくなった衣類を手放すとき
あなたはどうしていますか?
衣類の手放し方は、
おおむね以下のような方法になります。
市区町村の可燃ゴミ
市区町村の資源ゴミ回収
自治体の資源集団回収
民間の資源集団回収
リサイクルショップへの持ち込み
ジモティー(地域密着型のクラシファイドサービス)
メルカリ(フリマアプリでの売買)
欲しい人にあげる
寄付
どれも
出し方のルールさえ
守れば問題ない方法です。
出し方のルールは様々ですが、
気を付けたいのが
市区町村の資源ゴミ回収
自治体の資源集団回収
民間の資源集団回収
など、可燃ごみにしないで
資源として再利用させる場合です。
特に集団資源回収に出すときは、洗濯後、ビニール袋に入れて口をしっかりと閉め、「天気がくずれる心配のない、回収日の朝」に出すことが重要だそうです。
なぜなら汚れのひどいものや、雨に濡れてしまったものは、資源にはならず、可燃ごみとして処分されることになってしまうからです。
これは以前、私の実家で
産廃業者さんにお願いした時に
伺った話です。
2011年の東日本大震災で、
岩手県出身の友人の実家は
大変な被害にあいました。
数年後、仮設住宅から
新たな住居へ引っ越す時、
手伝いに駆けつけた友人。
その時、ご両親の
「もの」の増え方に驚いたそうです。
全国から送られてきた
物品寄付や支給されたものだけで、
こんなことになってしまうのかと。
増えた「もの」の中には、
友人を悲しい気持ちにさせる
寄付品もありました。
中でも「?!」となった
寄付品は何だと思いますか?
それは
「肩パッドの入った派手な黄色いジャケット」
だったそうです。
「おそらくバブルのころの服だと思う」
と 言っていました。
あまりにも必要のない洋服。
それでも80代、90代のご両親は
「せっかく寄付してくれたものだから捨てられない」
とおっしゃったそうです。
当たり前のことではありますが、
寄付には本当の意味での
思いやりが必要ですね。
寄付をするときには本当に必要なもの・欲しいものなのかを、良識と想像力を同時に働かせる必要があるのだと思います。
寄付品やリサイクル品も、
いつかは誰かの手で
処分される日が来ます。
あなたが「捨てることが嫌」だと
回避したことは、
誰かに捨てることを押し付けて
しまっているかもしれません。
要らなくなった服、
他に需要のない服は、
「自分の手で捨てる」
という決断も
必要なことなんだと思います。