いただいた募金で、気仙沼市内の土壌調査をいたしました。賛同いただいた方々に深く感謝申し上げます。
個人が特定されるなど、本筋から離れた議論を避けるため、採取場所の詳細は公開できませんが、
表土5 cm 個人宅 震災後手を加えていない土・雨どいの下などは避けた土（８月中旬採取）
セシウム134 190 Bq/kg
セシウム137 210 Bq/kg
セシウム合計 400Bq/kg
㈱コスモ環境衛生コンサルト さま にて
ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリーによる核種分析法
この数値に、原子力安全委員会の計算である×６５ を用いまして、1平方メートルあたりの汚染数値（Ｂｑ）を計算してみますと、
400×65＝26,000 Bq/㎡、となります。
汚染はまだらであることがよく知られていますので、参考にとどめておかねばならない留意点がありますが、事実として受け止めること、また自身での心構えになることが、今はご自分の身を守る最善の策であることを十分に立証してくれた例だ、と考えます。
またこの数字が示すものは、37,000以上が汚染区域とされたチェルノブイリの参考値からみれば、それを下回る数字であるので、何とも一呼吸できる印象ですが、上から降っていることに変わりはなく、今でも数億Bq/毎時出続けて降り続けている状況を鑑みますと、定期的に調査することは必要なのではないか、と思います。