柴田郡大河原町 | みやぎ土壌調査プロジェクト

みやぎ土壌調査プロジェクト

ひとりでも多くの子どもの健康と それをとりまく環境を守るために。

わたしたちは大切な人を守る権利があります。

民間人の 民間人による 民間人のための 自衛調査。

 知りたい人に勇気をください。

現実に立ち向かう勇気を わけてください。

自衛の観点から、ご自身でご自宅の庭・敷地内を調査された方の調査結果もこちらにアップさせていただきます。


柴田郡大河原町内の土壌調査結果です。


個人が特定される恐れのある場合など、本筋から離れた議論を避けるため、採取場所の詳細は公開できませんのでご了承ください。


表土5 cm 個人宅 震災後手を加えていない土・雨どいの下などは避けた土(8月中旬採取)


セシウム134 920 Bq/kg

セシウム137 1,100 Bq/kg


セシウム合計 2,020Bq/kg


㈱コスモ環境衛生コンサルト さま にて

ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリーによる核種分析法 


この数値に、原子力安全委員会の計算である×65 を用いまして、1平方メートルあたりの汚染数値(Bq)を計算しますと、


2,020×65= 131,300Bq/㎡、となります。


汚染はまだらであることがよく知られていますので、参考にとどめておかねばならない留意点がございます。


しかし、これは実測値です。

 

この数字が示すものは、185,000Bq/㎡以上が移住権利区域(希望移住区域)とされたチェルノブイリの参考値からみれば、それを下回る数字ではありますが、かなりの量のセシウム沈着があることは間違いありません。


有識者の先生方の見解を伺っておりますと、40,000Bq/㎡を超えると、これは逆に病院の放射線管理区域(レントゲン室)にいた方がまだよい、とのこと。なぜなら、これ以上の汚染があるときに、水やせっけんで十分におとさなければ、放射線管理区域から出ることは許されず、もちろんその中で、食べたり飲んだりもできない。これは法律で決まっていて厳密にやってきたことだ、ということです。


その数値をかなり上回る、この現状の中で、ご家族、ご自宅、財産、仕事をどうやって守っていく道があるのか、宮城県南も、苦しい毎日が続いており、地道な活動が続けられています。


これについては、また後ほど書きます。