被害はどれぐらい?  | 元素人催眠術師のブログ

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2022年に催眠術や気功などに嫌気が差して引退した元催眠術師のブログ。過去の活動や考えたことを話します。現在は学校入学や資格取得などを目指して再スタート中です。

心理資格を持たない素人・民間催眠術師や気功師を引退して、今日で4か月が経過しました。ここ数か月間、催眠関係やスピリチュアル関係のことはまったくしていません。現在は、もともと身を置いていたゲーム関連やウェブ関連のことをしています。また、僕が受講している通信教育は継続中です。もし、催眠関係者として催眠の活動に戻るのであれば、きちんとした教育機関(国が認める゛大学”や゛専門学校“)の学部での訓練を受け、取るべき資格(心理カウンセラー)を取得してから再開するつもりです。これも簡単なことではないので数年以上はかかることでしょう。

 

 

そして、前回のブログでも紹介した被害に遭われた方の病院の付き添いや情報収集などを継続していますが、インターネットで似たような被害や告発の検索しても掲載サイトは少ない印象です。一部の催眠やスピリチュアル関連の書籍やブログ記事などでは、被害の問い合わせなどの内容がありますが、口止めの脅しを含めてもう少し多いのではないかと考えています。(わからないように伏せて告発しているのも見かけます)


実は、今回の被害に遭われた方の病院の付き添いや匿名による被験者の被害報告を別のブログのコメントにいただいてから、゛スピリチュアルカルト”や゛かつての僕のような無資格催眠術師やカウンセラーによる被害はどれだけあるのだろうか? ”と考えるようになりました。また、データを都合よく改変した教義を信じ込んだことによるパニックやマインドコントロールなどはないかという心配の気持ちと、世間ではカルト関係の問題が取り上げられているので、落ち着いてきたら特殊なこちらの問題なども挙げられてもいいのではないか? なんて考ることもあります。

 

こうしたクレームや被害報告は催眠活動や布教活動をする当人ではなく、周囲の人間や外部の同業者関係(とは言っても無資格の場合が多く)に報告されるので、実際に当人の耳には入ってこないという現状があります。(後から報告をもらったということあります)当人がこちらの言い分を聞いてくれないであったり、水掛け論になってしまったりという理由も考えられますが、経験者にとっては信じていた相手から『がっかりさせられた』という感情が強く、『話もしたくない』『関わりたくない』という結果になるのだと僕は考えます。実際に、被害に遭われたかたに話を聞いてみると「1対1での話し合いでは何をされるのか分からないので話したくはない(脅されるかもしれない)(呪いなどをかけられるかもしれない)」というのが聞いてきたなかで多かった印象です。

 

 

スピリチュアルや催眠関係に関しては、業務独占ではなく(資格はあっても民間資格)本を読んだけで活動をスタートさせることが可能で、職能団体の所属や倫理規定や規制などもありません。ですから、だれでも趣味やビジネスとして始めようと思えばできてしまう現状があります。(そうじゃない人もいることは確かなことですが)僕のような本を読んだことからスタートした活動家の場合、教育機関やそのほかの団体からのサポートが皆無であるため、自由に活動を開始ができた反面、問題が発生すればどのように対処すればよいのか分かりませんでした。サービス受ける側や勧誘された側にとっては、活動家側は無資格でも活動ができるため、信頼できる相手選びに注意が必要になるでしょう。僕も過去に素人催眠術師を生み出す本を執筆および出版したことがありますが、いまとなっては、とても後悔しています。


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仮に隣の家の主婦が、スピリチュアル・気功や催眠術の本を5冊程ほど読み、今日から催眠術や気功を始めれば趣味であれビジネスであれ活動家になってしまうわけで、セッションを受ける側は『果たして、精神的な問題の際には相談機関や医療機関に付き添ってくれるのか? 紹介してくれるのか? 』『金銭目的ではなく、私たちを放置せずに面倒を見てくれるのか? 』ということを考え当人に問い合わせる必要があります。面倒を見てくれない場合であれば、自分の状態がひどくなっても、活動家は助けてはくれません。挙句の果てには、【逃げる】【脅す】【なかったことにする】で片づけられます。僕も現役時代に傷つけてしまったかもしません。それはインターネット上の世界を通じてでもありました。だからこそ、引退した際に、警察相談や消費者センターなどを訪ねに行き相談をしました。また、被害に遭われた方(一部ではありますが)の相談にも付き添って説明するなどのことをしました。

 

もちろん、上記で述べたことは学校などでは深く学ばないため、悩みを抱えて自分の居場所がないときや弱みなどに漬け込まれて洗脳されたり友人や家族関係などを断ち切られたりすることもあるでしょう。僕が解放された後に周りから「君がおかしくなっているあいだ、すべてを催眠や気功・スピリチュアル関連と結びつけて理由もなしに僕たちにものすごく話していたよね。確かに、そういうものって認識を変えられるかもしれない。だけど、そういったものはきちんとした心理関係のものは教育機関で受けた人たちがやるべきであって、どこの経歴か不明な人のところでやるものではないと思う。数百時間の学習や数千時間以上の訓練を教育機関や研修できるところで受けていないんだから信用にならないよ。実際に今回のことで他者から恐怖植え付けられたり病院に入ったりした子もいるでしょう? 現状を見つめなおして責任をもって残りの清算をすべきだね。」といわれた際、いままでの自らの行動をひどく後悔しました。数か月前のことではありますが、つい昨日もしくは一昨日の話のように感じます。高校生の頃に催眠を用いた心理カウンセラーになりたかったという思いで入った世界なのに、実際には異なっていたと思うと顔が見せられないほどです。ですから、今まで学校を卒業してから、きちんと情報を集めて問題はないか調べずに無知で危ない橋を渡っていたことになります。(周りがやっていたから自分もという無責任な思考停止でした)

 

 

もちろん、しっかりとした活動家の方もいらっしゃるのは存じ上げていますが、無資格でも可能で規制がないため、そのなかに危ういタイプが潜むことも考えられることは、本記事を読んでいる閲覧者でも理解できるはずだと信じたいです。真剣に相談を聞いてくれたり、問題にどのように対処するのか理解があったりと素晴らしい方もいらっしゃいます。それと比例してお金に目が眩んでしまい、クラアントを洗脳してカルト化する可能性がある活動家がいることや生まれてしまうことも無きにしも非ずです。

 

 

こうした被害の情報を探している理由としては、おそらく自分の過去のカルトによる人間関係の別れと活動家だったときの責任感から来ているのかもしれません。「いや、あなた辞めてるし素人だから」という意見もあると思うのですが、素人の活動家であった以上(誘ったこともあったわけですし、公の場で披露したこともありましたし)は、辞めてもそれなりの責任を果たす必要があるのではないか? と考えているからです。(専門家から止められたら辞めます)

 

だから、スピ系や無資格系の被害の報告ってどれぐらいあるのだろうか? と考えるようになりました。

 

早く規制ができて、必要としている人たちが振り回されないような未来になれますように......

 

 

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