◆NHK大河ドラマ・光る君へ 第24回 忘れえぬ人 | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

いつしか食べ歩きがライフワークになってしまった今日この頃。
美味しかった店はもちろん、雰囲気の良かった店を紹介していきます。
2023年12月に外食記事 4000号を達成しました。
ちょこちょこ地域別索引も更新中。
現在、「いいね」返しが出来ません。



宣孝「あの宋人と海を渡ってみたとて、忘れえぬ人から逃げられまい。とぼけても顔に出ておる。忘れえぬ人と言われて、途端に顔色が変わった」
まひろ「宣孝様は分かっておられませぬ。私は誰かを安心させたり和ませたりする者ではありませぬ」
宣孝「自分が思っている自分だけが自分ではないぞ。ありのままのお前を丸ごと引き受ける。それが出来るのはわしだけだ。さすれば お前も楽になろう」
まひろ「忘れえぬ人がいでもよろしいのですか?」
宣孝「よい。それもお前の一部だ。丸ごと引き受けるとは、そういうことだ。都で待っておる」

まひろは宣孝に言われたことを思い出していた。
そこへ周明がやって来た。
周明「俺は今、宋人でもなければ日本人でもない」
まひろ「居場所がないの?」
周明「ああ、宋人は他国の者を信用しない」
まひろ「周明は日本人であったことを隠していたのではなく、宋人として生きようとしていたのでしょ」
周明「分かってくれるのはまひろだけだ。朝廷が交易を許せば皆の心も穏やかになる」
まひろ「朝廷はたやすくは考えを変えないと思うけど・・・。でも、なぜ宋との正式な交易を嫌がるのかしら。私はもっと宋のことを知りたいのに」
周明「宋の国を見たいか」
まひろ「ええ見たい」
周明「望みを果たし帰る時が来たら、一緒に宋へ行こう。そのためにはもっともっと宋の言葉を学ねば」
夜、まひろ「道長様に、私はどう見えていたんだろう・・・」

倫子が道長のところ「女院様が殿をお呼びでございます」
詮子「今、伊周がそこに立って・・・恐ろしい形相で私をにらんでいたの」
道長「姉上、晴明に邪気ばらいさせますゆえ、ご安心ください」
詮子「伊周に殺される・・・」
安倍晴明が祭文を読み上げた(陰陽師のお祓い儀式)。

一条天皇「女院様の病をお治しするべく大赦の詔を下す。ことごとく赦免する。伊周・隆家を都に召還すべきかどうかについては、皆の考えを聞きたい」
道長「直ちに陣定めを開き、論議いたします」
陣定めの後、2人は召還されることになった。
一条天皇「朕が愚かであった。冷静さを欠き伊周、隆家そして中宮を追い詰めてしまったことを今は悔いておる。あの時そなたに止めて欲しかった」

道長は明子の家で「あの時斉信にしてやられたようだ。院のお体を狙うのと、御車を狙うのでは罪の重さが全く違う。それなのにあいつは。確かに伊周の席が空いたことで斉信が公卿となった。人はそこまでして上を目指すものなのか・・・」
明子「人を見抜く力をおつけになって、素晴らしいことにございます」
道長「斉信の方が上手であった」
明子「上に立つ者の周りは敵なのです。父の高明は良い人すぎてやられてしまいましたもの」

藤原顕光「隆家が帰って来たようではないか、普通なら20日かかるところを」
実資「不可解なり」
隆家は道長に出雲のシジミを持って来た。
隆家「兄のことは知りませぬ。兄は恨みをためる。わたしは過ぎたことは忘れる。左大臣様のお役に立てるのは私にございます」
道長は矢を放ったのは隆家だと聞き、なぜ、あの時申し開きしなかったのか聞いた。
隆家「あの時は何を言っても信じてもらえなかったからです」

まひろは、子どもの頃によく嘘をついていたことを周明に話した。
周明「ふふふふ。早くまひろと宋に行きたい。このままでは行けない。左大臣に手紙を書いてくれ」
まひろ「あなたは私を好いてなどいない。抱きしめられるとわかる。貴方は違うことを考えている。私を利用するために」
周明は陶器を叩きつけ、破片をまひろの首に突き付け「書け、文をかけ。さすれば、公の交易がかなうのだ」
まひろ「書きません。左大臣様に書いたところで、考えを変えません」
周明「お前を殺して俺も死ぬ」
まひろ「死という言葉をみだりに使わないで。気安く死ぬなどといわないで」
周明「宋はお前が夢に描いているような国ではない。宋は日本を見下している。日本人など象牙にもかけておらぬ。民に等しく機会を与える国など、この世のどこにもないのだ。つまらぬ夢など持つな」帰って行った。
まひろは、宋の言葉のメモを焼こうとしたが、踏みとどまった。
その日の夕食断ったので、乙丸が「お加減でも悪いのですか」
まひろ「お前はなぜ妻を持たないの」
乙丸「なぜそのようなことを」
まひろ「ただ聞いてみたかったの」
乙丸「妻を持とうにも私は何もできませんので。北の方様がおなくなりになった時何も。せめて姫様だけはお守りしようと誓いました。それだけで日々精いっぱいでございます」
まひろ「乙丸はそんな事考えていたのね。こんなにずっと近くにいるのに。わからないことばかり。私はまだ何もわかっていない。あの人も精いっぱいなのだわ」

一条天皇がお見舞いに来て詮子「大赦のおかげでよくなりました」
一条天皇「ご存じとは思いますが朕もようやく父になりました。この上ない喜びでございます」
詮子「晴れやかな顔を初めて拝見しました」
一条天皇「姫を内親王といたします」
詮子「お上の晴れやかなお顔を拝見し、長い間、この母がお上を追い詰めていたことが分かりました。
申し訳ないことをしました」
一条天皇「いえいえ。こたび親となり、朕が生まれた時の母上のお気持ち分かったような気がします
ついては中宮を内裏に呼び戻します。娘の顔を見ず中宮にも合わずにこのまま生き続けることはできませぬ」
聞いていた道長・行成は驚いた。
道長「お待ちください」
一条天皇「内裏に波風が立つと申すのであろう。波風など経っても構わぬ。中宮を追い詰めたのは朕である。手を差し伸べねば、一生悔いるであろう。これは私の最初で最後のわがままである」
詮子「道長、お上のお望みをかなえてさしあげてよ」

道長「行成はどう思う?」
行成「帝がお幸せなら、よろしいのではないかと存じます」
道長「皆の心が帝から離れてもか。皆が平然と帝を批判するようになれば、政がやりにくくなる。やはり出荷した者を内裏に入れるのは… 難しいと思う」
行成「ならば職御曹司ではいかがでございましょう。内裏ではありませんが、職御曹司ならば帝がお会いになることもかないましょう」
道長「なるほど。では、そのように帝を説きまいらせよ」
その日のうちに定子は職御曹司に入った。
天皇が職御曹司へ行くには、いちいち輿に乗らねばならなかった。
一条天皇「会いたかったぞ、定子」
定子「お上。脩子(なが子)にございます」
一条天皇「愛らしいの。中宮にもよく似ておる。良く生まれてくれた。健やかに育てよ」
この日から一条天皇は政務もなおざりで、連日定子のもとに通い続けた。
実資「前代未聞、空前絶後、世に試しなし」

為時が戻って来た
まひろに文が届いた。
為時「いかがいたした?」
まひろ「さわさんが亡くなられたそうでございます」
為時「お前にまた会いたいと思いながら亡くなったのか・・・」
まひろ「都に戻って、宣孝様の妻になろうかと思います」
為時「うん、ん?」
まひろ「さわさんのことを知って、ますます生きているのもむなしい気分で・・・。先日宣孝様が妻になれを仰せになりました」
為時「なんと。腰が・・・」
為時は横になって「いくら何でもお前とは釣り合わぬ」
まひろ「父上が不承知ならやめておきますが」
為時「不承知とまでは言わぬ。お前がつらい思いもするかもしれんぞ」
まひろ「ありのままのお前をまるごと引き受ける、
そのお言葉が少しばかり胸にしみました。道長様とは思いが強く苦しゅうございました。宣孝様とは楽に暮らせるかと」
朱が周明の師を連れて来た。
いつの間にか通訳ができる、まひろ。
まひろ「周明は?」
朱「生まれ故郷を見たいと出て行きました」

朱「二度と船が着かない。望みは宋と日本との交易だと。宋の品が入って来ない」
為時「それは脅しか・・・」

朱は周明に「いなくなったと言っておいた」
周明「入り込めませんでいた。あの女の心に」
朱「お前の心の中から消え去るといいな」

一条天皇「大宰府では商いでうるおっている。越前を朝廷の商いの場とすればよい」
道長「恐れながらそれば、危のうございます。越前と都は近うございます。万が一、宋の群が越前に押し寄せ、都に攻め上がりでもしたならば、ひとたまりもありませぬ。宋との正式な商いとなれば、かの国は我らを属国として扱いましょう。そのようなことこそ断じて許してはならぬと存じます」
一条天皇「分かった。この件は左大臣の思うようにいたせ」

道長は為時に文を書いた。
為時「このまま様子を見て、時を稼げと仰せだ」
国勝「はあ・・・」

まひろに宣孝から文「早く都に帰って参れ」


前回の「光る君へ」の記事はこちら(2024年6月16日)
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では、明日。