◆NHK大河ドラマ・光る君へ 第19回 放たれた矢 | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

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いつしか食べ歩きがライフワークになってしまった今日この頃。
美味しかった店はもちろん、雰囲気の良かった店を紹介していきます。
2023年12月に外食記事 4000号を達成しました。
ちょこちょこ地域別索引も更新中。
現在、「いいね」返しが出来ません。



道長が一条天皇に右大臣就任あいさつ
一条天皇「「幼い頃、右大臣に東三条殿の庭で遊んでもらったことは覚えておるが、ゆっくり話したことはなかった。これからは太政官の長である。朕の力になってもらいたい」
道長「身命を賭してお仕えいたす所存にございます」
一条天皇「そなたは関白になりたいのか」
道長「なりたくありません」
一条天皇「なにゆえ」
道長「関白は陣の定めに出ることはできませぬ。私はお上の政のお考えについて、陣の定めで公卿たちが意見を述べ、論じ合うことに加わりとうございます。後で聞くのではなく、意見を述べる者の顔を見、声を聞き、共に考えとうございます。彼らの思い、彼らの思惑を感じ取り見抜くことができねばお上の補佐役は務まりませぬ」
一条天皇「これまでの関白とは随分と異なるのだな」
帝は好感を持った。
道長「はい。異なる道を歩みとうございます」

麻尋は、新楽府を写し取っている。
さわが婿を取ったと文が届いた。

陣の定め。
帝は伯耆の国と石見の国の申し出を受け入れ、租税を4分の1免除してはとの
ごえい慮にございます」
「さすが帝であられる」道長は感心した。
伊周が一人反対の声をあげた。「この儀、よろしからず。ふた国の申し出を入れ、税を免ずれば他国も黙ってはおらぬ。そのようなことで朝廷の財を減らしてよいのか。甘やかせばつけ上がるのが民。施しは要らぬと存ずる」
道長は「いまだ疫病に苦しむ民を救うは上に立つ者の使命と存ずる」

伊周が「父上と道兼叔父上を呪詛したのは、右大臣殿か」
道長「ありえぬ」
伊周「自分の姉である女院様を動かして帝をたぶらかしたのも右大臣殿であろう。女院様を使って中宮様に無理強いするのもやめろ」
掴み切ろうとする伊周を道長はいなし、伊周は無様に床に手をついた。

道長は屋敷に戻っても政務を続けた。
詮子がやってきた。
道長「ああ。除目の案を考えておりました」
詮子「この人、入れておいて」紙を渡した。
道長「知らぬ者を入れるわけにはいきませぬ」
詮子「伊周一派を封じるためには、私の知り合いを増やしておいた方がよいと思うけど」
道長「道隆兄上のようなことはできませぬ」
詮子「融通の利かないところがすばらしいわ。帝のご信用もいや増すというもの。お気張りなさい」
あの日以降、伊周と隆家は参内しなくなった。

公任は「俺は今のままずっと参議でよい、道長と競い合う気にはなれない。
貴族たちの裏の顔を知るためなら、行成を使えばよい」
行成「わたしで力になれるのなら」
「8月の除目では源俊賢を参議にするつもりだ」
道長「斉信、このたびは許してくれ」

早速行成が報告に。「昨日までにつかんだことでございます」
道長「藤原朝経は酒乱なのか」
行成「そのようにございます」
道長は頷く。
行成「お読みになったらすぐ焼き捨ててください。これが残るのは危のうございます」

この秋の除目で実資が権中納言に、俊賢が参議となった。
そして、行成が蔵人頭となった。

俊賢が、参内しなくなった伊周のところに足を運び
「私は源の再興のために右大臣様に近づいておりますだけで
道長様に忠義立てしているわけではございませぬ。どうかご参内くださいませ。内大臣様のほうがお若くご聡明でいずれは高みに昇られましょう。右大臣様に対抗する力がなければ内裏も陣定も偏りなく働かぬと帝はお考えなのではありますまいか?」
持ち上げられれば、伊周も嫌な気はしなかった。

伊周と隆家が陣の定めに来るようになった。
為時は、いとに「申文を今年を最後にいたそうと思う」

ききょうが、まひろのところにやって来た。
「若狭に70人も宋人が来たらしいんですけれど、若狭は小国ゆえ何かと不都合だったらしいのです。そうしましたら右大臣様が受け入れる館のある越前に送るよう帝に申し上げそうなったのです。素早いご決断に皆、感嘆しておりました」
まひろ「宋の人はどんな人なのかしら。宋の国では試験があって、貴族以外の生まれも抜擢するの。帝と右大臣様にお願いして、そのような制度を作ってもらいたい。中宮様に会ってみたいものです」
ききょう「お願いしてみます」
まひろ「是非お願いいたします」

実現し、まひろは内裏の登華殿を訪ねる。
まひろ「お初にお目にかかります。まひろにございます」
ききょう「まひろ様は、政にもお考えがあるようでございます」
一条天皇がやって来た。
ききょう「少しお待ちください。重いご使命をになっておられますので」
一条天皇「申してみよ。ここは表ではない。思うたままを申してみよ」

まひろは「低い身分の者でも身分の壁を越せる国はすばらしいと思います」
一条天皇「新楽府を読んだのか」
まひろ「国もまた活気づきましょう」
一条天皇「そなたの夢、覚えておこう」
まひろ「恐れ多いことでございます」
伊周・隆家がやって来た「あのようなおな子を近づけない方がよいと思います」
一条天皇「面白いおなごであった」

まひろは父に「申文に、越前の守が望みだと大胆不敵に書くのよ」
為時「出過ぎた願い。宮中に参ったら何やらおかしくなったのう」

伊周は光子のもとへ「そなたとおるとき以外はつまらぬことばかりだ」

一条天皇は道長に「下々の中にいる優秀な者を採用すべきだと。あの者が男であったら登用してみたいと思った」
道長は為時の申文を見た「淡路か・・・」
自宅に使者が来て「従五位下に昇進」
右大臣様からのご推挙にございます
いと「赤い束帯はございません」
為時「へ」
まひろ「宣孝様にお借りに行って参ります」

翌日、為時は道長のところへ「御礼の言葉もございません」
道長「お上のために尽力されよ。ご苦労であった」
自宅ではまひろの琵琶の弦が切れてしまった。

伊周は自宅に戻り隆家に「まさか、あいつ(光子)に裏切られるとは・・・。見事なしつらえの牛車であった」
隆家「行こう、誰だか確かめるだけでも」
2人は光子の屋敷に来て、隆家は矢を放った。
花山院の顔付近に飛んだ。
長徳の変の始まりである。


前回の「光る君へ」の記事はこちら(2024年5月12日)
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では、明日。