◆ヒッチコック監督の『裏窓』 | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

いつしか食べ歩きがライフワークになってしまった今日この頃。
美味しかった店はもちろん、雰囲気の良かった店を紹介していきます。
2023年12月に外食記事 4000号を達成しました。
ちょこちょこ地域別索引も更新中。
現在、「いいね」返しが出来ません。

Photo AC:LittleAikoさん提供のフリー素材


ニューヨーク
カメラマンのジェフリーズ(ジェームス・スチュワート)は骨折して、翌週までギプスをしていないといけなかった。

窓から見える赤レンがのアパート
家政婦のステラが、毎朝食事を作りに来て、世話をしてくれる。
恋人のリザ(グレース・ケリー)について「ぶつかりなさい。行動しないであれこれ考えてもだめ。いいから結婚しなさい」とアドバイス。

リザが来てくれていた。
リザは、ケータリングを注文してくれて、ワインとともにホテルのスタッフが到着した。
リザは今後のことを話し始めた「いつか雑誌社を離れ、スタジオを持つの。独立して」
ジェフ「つまらん話はもうよそう」

ジェフは退屈しのぎに、窓から他所の家を見ていた。
いかにも相手がいるかのように、1人でワインを注ぐミスロンリーハート
時間があればダンスしているミスグラマー。
寝たきり妻と世話をする夫。
作曲家(時計を直すヒッチコック)。
ベランダに布団を出して寝る夫妻。
4階から籠で下ろされ散歩する犬。

ジェフは海外で戦場カメラマンなどもしていて、そこにも付いて行きたがるリザと話が噛み合わなかった。
ジェフ「海外での撮影は君に合う暮らしじゃない。一緒には暮らせない。うまくいかない。これからもこのままでいられないか」
リザ「先も考えず? さよなら」と、リザは出て行った。

雨が降り出し、ベランダで寝ていた夫婦は慌てて布団をしまった。
酔って帰って来た作曲家。
夜中の3時にソーワルドは、雨の中を何度も家を出入りした。
寝たきりだった妻の姿が見えなくなっていた。

翌朝、ステラから「夜通しのぞき」とからかわれた。
ジェフは「男が外を見ている。警戒している」
双眼鏡、レンズとカメラを出した。
ソーワールドは包丁とナイフを包んで、それから寝てしまった。

寝苦しい日、リザが来ていた。
ジェフ「妻の寝室へは行かない、男の名はソーワールド。包丁、ノコギリ、ロープ、人間を切り刻むんだ」
リザ「双眼鏡を持ち出して、あれこれ妄想してやめてよ」
否定していたリザは立ち上がった。
ジェフは、古い友人のドイルに電話した。

ソーワールドは、スーツケースをロープで縛った。
スーツケースの運搬業者が来た。
ステラが業者を見に行った。

ドイル警部補「殺人の可能性は極めて低い。署には伝えず自分で調べてみる」

ドイルの調査報告では「夫人は6時(ジェフの寝ていた時間に)出かけた。妻は列車で田舎へと管理人に行ったと言う」

ジェフは「部屋を調べろ」
ドイル「捜査令状がない。アンナ夫人から葉書が入っていた。旅先からだった」

ミスロンリーは外で食事した。

ソーワルドが、クリーニングの箱を持って、妻のバッグから宝石を出した。
帽子をかぶって出かけて行った。

作曲家の家ではパーティーが開かれていた。

リザ「主人公を助けるのは女秘書よ。でも最後には結ばれないけと」

ドイルは「ソーワルドは殺人犯じゃない。プライベートな空間なら想像出来ないこともするさ」
ジェフ「トランクはあったのか?」
ドイル「奥さんの服がきちんと入っていた。最初から事件などない。全部忘れて」出て行った。

ロンリーハートの部屋に紳士が入った。
彼女はブラインドを閉めた。
すぐに喧嘩になって、男は出て行った。
「今夜はおしまい」
リザはブラインドを下ろした。


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4階の犬が亡くなっていた。
ジェフは、騒ぎになってほとんどの住民が顔を出したのに、ソーワルドだけ顔を出さなかったことを気にした。

翌朝、ステラも来て3人で向かいを見ていた。
かつて犬は花壇を荒らしていた。
リザ「(花壇に)夫人が?」
ステラ「あんな狭いところに入るわけがないわ」
ソーワールドは荷造りを始めた。

ジェフは「彼女になにをした?」と手紙を書いた。
リザがソーワールドの玄関に入れた。
(アメリカはドアの下の隙間から差し込む)
ソーワールドがドアから出て来たが、リザは間に合った。
スーツケースにバッグも入れた。

ステラとリザは花壇を掘ると、ジェフは電話帳で電話番号を調べ、電話した。
ホテルのバーに誘った。
「これで15分稼げるぞ」

ステラがシャベルで花壇を掘り出した。
ジェフはドイルに電話した。
花壇を掘ったステラは、何もなかったようで
首を振った。
リザは窓からソーワールドの部屋に押し入った。
バックは空っぽだった。
ソーワルドが戻って来て、リザは捕まった。
警察署が到着し、リザが逮捕された。
結婚指輪が見つかった。
ソーワルドに視線が見つかり、向かいにいるジェフの存在がバレた。

ジェフはステラに、初犯で住居不法侵入となる時の保釈金250ドルを6分署に持たせた。

ジェフのドアに誰かが近づいて来た。
ジェフはフラッシュを用意した。
ソーワルドが現れた。
「なにが狙いだ。金が欲しいのか、俺にはないぞ。何が欲しいんだ。指輪を返せ」
「無理だ警察にある」

フラッシュを炊いたが襲われ、窓から突き落とされた。
警察が間に合って、命は助かった。

その後・・・。
ジェフは両足骨折していた。
リザは本を読んでいた。


1954年作品。
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グレイス・ケリーの笑顔が全体を通してとても良く、ヒッチコック監督がほれ込んだのは納得できた。

のぞきアングルが多くて印象的な作品。
終盤を除いては、ジェフの視線そのままというのが多かった。
カラーでなかったら成立しなかったように感じた。
それにしても、殺人事件は本当に起こったのだろうか。
ジェフを窓から突き落とそうとしたこと、ラストのリザの表情から推測すると、決して意味のない推理をしていたとは思えない。
もし思い違いで、ソーワールドが無実だったとしたら、引っ越しでもしているはずだろう。


『ダイヤルMを廻せ』の記事はこちら(2021年7月18日)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://ameblo.jp/miyacar/entry-12686497795.html

では、明日。