◆突撃カネオくん「地図のお金の秘密」 | ザ・外食記録 ~今日も閲覧ありがとう~

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いつしか食べ歩きがライフワークになってしまった今日この頃。
美味しかった店はもちろん、雰囲気の良かった店を紹介していきます。
2023年12月に外食記事 4000号を達成しました。
ちょこちょこ地域別索引も更新中。
現在、「いいね」返しが出来ません。

▼日本地図センター
 目黒区青葉台


ひと昔前は紙の地図だったが、今ではスマホのアプリ。
売り上げは1527億円でまだまだ伸びる市場。

本屋をのぞくと、さまざまなメーカーから色々な種類の地図が売られている。
メーカーは国土地理院のデータをもとに作っている。

茨城県にある国土地理院。
地図製作に40年携わっている中島さんが案内役。

国内の地図の原型となるのは、電子国土基本図。
全国約4万区画に分けた地図でズームすると、建物1つ1つが白く表示されている。
この地図を基本に店の名前や道路標識など、各メーカーがさまざまな地図商法を上乗せして、オリジナルの地図を作っている。

くにかぜというセスナ機で航空写真を撮って地図を作っている。
機体の下の固定カメラで撮影し、特殊なパソコンでデジタルデータにして、建物などの輪郭をとり地図にしている。
作業する際、別の方向から撮った写真2種を重ねて、建物の輪郭をはっきりさせている。

昔は実際に歩いて距離を測って、手書きで作っていた。
初めて本格的な測量で地図が作られたのは江戸時代・1821年伊能忠敬を中心に作った地図。
伊能忠敬の作った地図の驚くべきは、誤差はわずか16メートルという正確さ。
その後も地図はどんどん進化、地図業界の売り上げも右肩上がり。
しかし、1981年のピークを境に、売り上げは激減。
カーナビが広く普及するようになったこの頃から、デジタル化が始まり、紙の地図が売れなくなった。
すると、地図メーカーは次々と倒産。
最盛期1993年には88社あった地図メーカーは2015年に37社(吸収合併を含む)と、残っているのは半分以下。
その一方で時代の変化に対応し、さらに地図を進化させることで成長する千代田区にある国内最大手の地図メーカー・ゼンリン。

▼写真AC:beauty-boxさん提供のフリー素材「カーナビ」


建物の前、道路、標識、目に見えない県境、混雑情報、渋滞情報など2000種類のデータをライブラリー化している。
例えば、歩道橋、から濠の名前、記念碑などの情報などのビッグデータの収集が、地図の新しい付加価値になっている。
ここまで膨大な情報をどうやって集めているのか。
地図調査員が、全国から1741市区町村を実際に歩いて調査している。
タブレットで1年前の地図と見比べて、空き地がコンビニになったとか、変化を修正。
休業している店、無くなったいる会社とか、集められたデータは本部のコンピューターに集められ、アップデートされ常に最新の地図に生まれ変わっている。

一方でこれから期待されているのは、最新のセンサーや360度カメラが搭載してある車。
車の自動運転用の地図を作っている。
道路の白線、標識、道路境界線、区画線、レーン中心線が、3次元でデータ化できる。
自動運転市場は2024年までに約3兆円を越えると予想されていて、世界中で開発競争が激化しているアツい分野なのである。
しかも近い将来、大きな需要が見込まれる新しい地図。
去年実用化が始まり、大きな話題になったものは、ドローンのための地図。
目的地をインプットすると、ドローンが自動飛行する。
万が一落下しても、被害を抑えるよう、河川の上をメインルートとして設定。
ドローンが安全に飛行する上で欠かせない地上の障害物情報もインプットしている、
宅配など、さまざまな分野でドローンの導入が検討されている。
長野県伊那市で実用化開始された。
買い物困難な地域へ物資を運搬するドローン宅配サービスも、間も無く開始される。
さらに2023年度から、空飛ぶクルマが運行開始予定という話も。
大阪のベイエリアで、エアタクシーの就航が計画され、空の地図の更なる進化が求められている。

変わり種地図3種
未来地図
WEBサイトで紹介されていて、3年先までに新しい建物が立つことがわかり、
不動産会社などで土地の価値分析や物件紹介に役立て

お魚地図
どこでどんな魚が獲れるのか・海釣りマップ
1650円
禁止エリア、捨て石エリア、釣具店がわかる。

年収地図
総務省の家計調査をもとに作られた
地域の平均年収がわかる
金融業界向けの有料サービスで
融資な投資先のプレゼンに使われる
全国版で4万4000円

北海道の北部に真っ赤な場所・猿払村・年収ランキングで9位
ホタテ漁で儲かっている


「ダビンチミステリー」の記事はこちら(2020年5月22日)
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http://ameblo.jp/miyacar/entry-12596893329.html

では、明日。