現役東大生500人が選ぶ・歌詞がすごい歌
1位
米津玄師:Lemon
見えない感情を表現
「酸っぱい」ではなく「苦いレモンの匂い」
胸に残る違和感をサビに持ってきている
2位
YOASOBI:夜に駆ける
星野舞夜さんの『タナトスの誘惑』が原作
小説のストーリーが歌詞に変換されている
歌詞を小説で補って、全然違う印象
2段仕掛けで楽しめる
3位
椎名林檎:丸の内サディスティック
歌詞が難解
意味がわからないのに覚えてしまう
意味わかる感動物語とは違い、無意味という意味をまとっている魅力
4位
ミスター・チルドレン:名もなき詩
「知らぬ間に気付いてた 自分らしさの檻の中でもがいてるなら 僕だってそうなんだ」の部分は、個性的な自分を求める風潮を風刺した
5位
宇多田ヒカル:ファーストラブ
16歳で生んだラブソング
「flavor」フレーバーなど、英語と日本語の組み合わせが絶妙
「you are always gonna be my love」
日本語にするとダサいが、英語だと聞きやすい
文豪・夏目漱石の「月が綺麗ですね」(本当はI love you)に匹敵する高いセンス
6位
ラッドウインプス:おしゃかさま
2009年リリース
さりげなく思想を落とし込んでいる
人間の傲慢さを表している
強烈な皮肉
7位
キングヌー:白日
「どっかの誰かになってやしないかな」
20ヶ所以上口語体を使って、聞き手に語りかけ、共感を求めている
8位
クリーピーナッツ:板の上の魔物
最強ヒップホップユニットの神曲
漫画「べしゃり暮らし」を題材にしている。
1巻から10巻まで、韻を踏んでいる
作詞担当の「R-指定」さんは、2019年8月のTBSラジオ『Action』にて、「板の上の魔物」ってつまり、お客さんの目や世間の評価なんですよ。その魔物から「お前の人生はつまらない」と言われてきたと僕は思ってるんです。それは僕の人生が普通だから。<中略>体験よりもその体験をどう感じたかという感受性の豊かさが僕の武器なのかな。と語っていた。
9位
欅坂46:サイレントマジョリティー
初めて聞いた時に衝撃
「どこかの国の大統領」
ベトナム戦争の時のアメリカのニクソン大統領の演説を引っ張り出している。
デモに参加しない多数をサイレントマジョリティとして、「自分に賛成している」と都合の良い解釈をした。
主張しない現代の若者と通ずることがある。
日本の若者を政治用語で比喩した。
さらにこの歌詞は、民主主義を考える教材として、高校の歴史の教科書に取り上げられる。
10位
あいみょん:マリーゴールド
「麦わら帽子」だと、単に小学生の帽子だが、この曲では「麦わらの帽子」と歌っていて、これは大人の女性を表現している。
細かい表現がすごい。
「でんぐり返しの日々」は、普通は組み合わせない2つのワードを巧みに組み合わせている。
11位
中島みゆき:糸
12位
セカイノオワリ:ドラゴンナイト
13位
優里:ドライフラワー
14位
オフィシャル髭ダンディズム:宿命
「切れないバッテリー」には、2つの意味がある
「無尽蔵のバッテリー」「ピッチャーとのキャッチャーの絆」
15位
Ado:うっせぇわ
日本人のもつ優しさ・思いやりが義務のようになり
窮屈になった若者に考えさせる
16位
ゆず:栄光の架け橋
17位
サカナクション:新宝島
18位
ゲスの極み乙女:私以外私じゃないの
永遠に意味がわからない状態
19位
バックナンバー:高嶺の花子さん
20位
藤井風:帰ろう
----- ----- ----- ----- ----- -----
ベスト10圏外の曲ほとんどには、学生のコメントが挟まれていなかった
孫世代の「糸」に対するコメントは聞いてみたかった。
「昭和のヒットソングのおなまえスペシャル」の記事はこちら(2020年4月30日)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://ameblo.jp/miyacar/entry-12592217061.html
では、明日。