女優の橋本マナミさんと東日本国際大学 吉村作治学長がピラミッドの謎に挑んだ。
( しろもふさんによる写真ACからの写真 )
1.
エジプトのギザにある世界最大クフ王のピラミッド
すぐ南20メートルのところに第1の太陽の船が隠されていた。
船はピラミッドに密接に関係がある。
長さ43メートル・高さ8メートルと、当時としては最大級の船。
その木材はエジプトになく、レバノンから莫大な黄金と引き換えに取り寄せたもの。
太陽が西に沈んで、翌日東から昇るように、亡くなった王が復活して新しい人生が始まると考えられていた。
船には何もなかった。
副葬品など必要なかった。
船の進む方向は西。
西側にもう1槽船が納められていた。
2槽の目的が異なるもので、第二の船が第一の船を引いて進んでいたと考えられている。
8年前、石で封印されていた第二の太陽の船
石には文字資料が記されてあった。
この知らせに世界は沸き立った。
ピラミッドは古代エジプト人が強制労働でやったものではない。
王への忠誠心があったため、皆は積極的に働いた。
2.
カイロ博物館
ツタンカーメン王の約3350年前の黄金マスク。
ツタンカーメンは第18王朝で、20歳を前にこの世を去った。
早く亡くなったのは、はかなさと美しさを引き立てた。
裏側には数多くの象形文字があり、悪霊から守る呪文が書いてあった。
棺は人型の棺に入っていた。
棺は何箱も重ねて入れられていた。
第三の箱は純金製 110キロ。
ミイラを作る時に内臓を取り出され、心臓以外は4つの壺で厳重に保管された。
王権の象徴、コブラが付けられている。
ツタンカーメンが身につけていた装飾品も見つかった。
きらびやかであるが、来世の幸せを祈って作られた。
黄金の厨子(ずし)、ツタンカーメンの戦車も見つかった。
墓から、船の模型も発見された。
儀式用の太陽の船が模型にして墓に入れた。
いくつかの船は修復センターに行っている。
新しい博物館に飾られる予定。
大エジプト博物館は北西二キロ
2021年オープンに延期された。
21世紀のピラミッドといわれる大事業で、日本も支援している。
移送に日本通運関西美術品担当が派遣された。
本格的な材質を調べたところ、新事実。
マイクロスコープで分析したところ、ニレの木だった。
硬めで腐りにくい木材。
1000キロ離れたレバノンから取り寄せた。
王のために用意された特別な木材は、強度に耐えられる。
ツタンカーメンの褌(ふんどし)が見つかった。
世界最古の下着となる大発見。
ツタンカーメンの衣装はハスの花の模様。
ツタンカーメンのベッドも修復作業が完了。
3.
カイロ南の700キロのルクソールにあるルクソール神殿。
ルクソールにある王家の谷
クフ王の1000年後の王たちがここで眠った。
墓場はこの世とあの世をつなぐ場所。
ツタンカーメン王墓
ツタンカーメンのミイラ
適切な温度と湿度の管理のもと、この場所に安置されている
死因は毒殺説が有力。
ワイン壺に仕込まれた可能性が高い。
王墓から発見されたオール
すべてあの世のある西に向けてあった。
最も重要な部屋
宝庫には、秘宝中の秘宝がある。
アヌビス神が守り神
太陽の船の模型
太陽の船の模型も西を向いていた。
太陽の船にはそれよりも重要な手がかりがある。
ギザから遠い場所で発見されたクフ王像
象牙で出来た高さ7センチのクフ王像は小さくて、博物館にあっても見過ごされてしまう。
500年後の信仰のために作られた。
クフ王の墓は今なお見つかっていない。
4.
クフ王が建造させた大ピラミッドは世界最大。
クフ王のピラミッドの内部。
1200年前に泥棒が掘った穴が通れる。
途中から正式な通路にぶつかった。
高さ8メートルの大回廊
勾配は26度
王の間(まだ結論の出ない)には何もない。
壁画もレリーフもない
ピラミッドの石の箱が小さ過ぎる
泥棒に何か取られていたとしても何も残っていない
クフ王の墓は別にあるのではないかと思われる。
クフ王はどこに葬られたのか?
クフ王は、古代エジプト第4王朝のファラオ(国王)で、紀元前2589年から2566年の間統治したとされる。
カプラー王のピラミッドの近くにあるスフィンクス。
権力者の死体とともに、権力の象徴でもあるライオンも埋葬されていた。
このことから、ピラミッドの近くに大スフィンクスが建造されたと考えられる。
スフィンクスは再生復活の神さまであり太陽の化身とされ、東を向いていた。
太陽の光が一番強くなる日・夏至の日に太陽の沈む方角が重要な手がかり。
クフ王の墓の周りには、家臣の墓があるに違いない。
まずピラミッドが墓ではないと証明して、これという場所を決めて発掘するしかない。
2・3年の間に見つかるのではないだろうか。
吉村先生、それまで元気でいて下さい。
横浜高島屋・バームクーヘン博覧会の記事はこちら(2019年11月23日)
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では、明日。