“平塚タンメン”というソウルフードがあるようだ。
私の知っている、もやしなどの野菜の入ったタンメンではなく、具がなく酸っぱい中華そば。
本店と支店とで味が違うという説もあり、本店を目指した。
平塚駅から南に歩く。
住宅街だったのが、急に商店街。
路地を入ったところが店の正面。
営業していない時間帯だと、店が分かりづらい。
一度、通り過ごしてしまった。
1957年創業。
開店5分前から並んでいたら、「もう少しでのれん、出しますので」と声をかけてくれた。
これだけでも安心感がある。
時間になったら、外のいすに座って待つようにと。
「初めて」と伝えたら、「タンメン」の説明までしてくれた。
ずいぶんとお客さんを大切にしてくれる店だと感じた。
餃子も勧められたが、お祭りで何か食べるだろうから、餃子は辞退した。
スタッフが、オーダーを聞いて引っ込んだ。
すでに作り始めて、着席したらすぐに食べられるのかと思っていた。
順番に店に招かれ、コの字カウンターに着席。
店長がゆっくりと入場。
再度オーダーを読み上げ。
これから作るようだ。
軽くこけた。
生タンメンをテイクアウトするお客さん。家族で食べるのだろう。
麺を煮こむのに、やたら時間がかかっていた。
◆わかめタンメン 400円
酢の入ったスープに、お好みでラー油とお酢を足すという。
玉ネギのみじん切りがたっぷり入っているのが基本パターン。
それにわかめ、チャーシュー、月見、ねぎ、キムチなどトッピングしていく。
冷麦並みの麺の細さ。
第一印象として、味は酸っぱい。
早めにラー油の投入。
功を奏して、酸っぱさが消されて、食べやすくなった。
このラー油は自家製かな。
これなら、キムチタンメンが相性良かったのでは。
普通盛りで、充分な量だと感じた。
店長から、焼きワンタンひとくちのサービス
汗が止まらなかった。
ラーメン店の近くのこの町名、読めない。
「すみれ平」だと判明した。
では、また明日。