7月13日土曜日のマチネシリーズで小林愛実さんの
ピアノリサイタルを聴くことができました。
2021年ショパンコンクール4位入賞者です。
しかも、二度目の入賞で反田恭平さんの奥さん。
このチケットを取ったのは昨年12月。
すぐ完売したように思います。4人分の座席が
バラバラでしか取れなかったです。
それでも、最高峰の演奏を聴くことができて
満足でした。
曲目
シューベルト;即興曲集 D935/Op.142
モーツァルト;幻想曲 ニ短調 K.397
シューマン;子供の情景 Op.15
ショパン;アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22
アンコール曲
ショパン;幻想即興曲
ショパン;ノクターン第20番遺作
私は、2021年コンクールの演奏をyoutubeで
何度も何度も聴いていて、一度生で聴いてみたいと
ずっと思っていました。
それは、想像以上でした。
まだ、お子さんが産まれて1年と少しくらいしか
経っていないと思うのですが、眠れない夜もあったり
一番目が離せない時期で、どうやって練習する時間を
作ったのだろう。
なにせ、一音一音に魂がこもっていて美しく深い。
まるで別世界の、次元の違う演奏でした。
シューベルトなどは、きっとお子さんを想いながら
弾かれたのではないかと思わせる演奏。
前の座席の何人かの方が涙していたように思います。
美しい音というだけではなく、リズミカルな部分は弾け、
ダイナミックで迫力もありました。
一曲終わるごとにため息が出ました。
かつて、ディーナ・ヨッフェの演奏を聴いた時の
感覚に似ていました。
相変わらず、友達と食事をしてからのコンサート。
癌治療中や、股関節を悪くして何とか杖をついて
来れた友人達。
今後も元気でどれだけコンサートに行く
ことが出来るだろうね。という話。
だからこそ、健康に気をつけて、運動を続けて
次を楽しみにしたいです。
夏場は私は苦手なので、次は秋のブルース・リウと
冬にラファウ・ブレハッチのコンチェルトの予定。