三宝荒神 さま
(三宝を守る)
(略して荒神とも。火の神・電神。除贈・福寿)
おん・けんばや・けんばや・うんばった・そわか
如意宝珠と呼ばれる神呪
(貧窮の因縁を除き富貴を得る)
おんあらはしやなう・あぎん ねいび から・うんはった
三神 さま
(三神は、貧・瞑・癡の三毒の障碍を除いて、福徳をもたらす呪)
[障碍を除き福徳をもたらす]
(三神は、大日如来さま・文殊師利菩薩さま・不動明王さまの化身)
なまく・さまんだ・ぼだなん・きやば・きやば・うん・はった
・おん・けんばや・けんばや・そわか
大荒神 さま
[諸願成就]
(大日如来さま・不動明王さま・普賢菩薩さまの化身)
一切の衆生は皆悉く荒神を尊敬して奉り、その因縁にもとづいて祭りを行った。
すると
大荒神、小荒神、三宝荒神、八面荒神、衣那荒神、年の荒神、月の荒神、日の荒神、時の荒神が現れた。
そしてたとえ他人が悪い思いをいだいていても、それは叶わない。
短命、火難、水難、風難、
また牛馬や眷属を失うこと、
田畑の五穀の不作、
夫婦の口舌、家内の騒がしい狂乱、
喧嘩、開諍が 起こるなど、
こうしたよろずの悪事は荒神が関わっている。
けれども毎日荒神を祀り奉れば、家運は増し、
諸願も満足する。
それ故ここで荒神を祈ることを謹んで申しあげる
とある。
なまく・さまんだ・ばさらなん・きゃば・きゃば・さんさん・うん・はった
・おん・けんばや・けんばや・うんばった・そわか
・あらび きゃら うん ・はった
修験道の経・講式・和讚・唱言 (春秋社)
より参照しました。