そう
そう
あの日から今日で10年が過ぎ去った
忘れもしないあの日
入院からたったの9日目だった
平原綾香ジュピターを聴きながら、、、
君の不規則な脈を感じ
ああ、このまま逝ってしまうのかと
2009年11月28日4時45分
享年４４歳
その日は快晴だった
この先残された子供達は、、、、、
いや、違う
俺はどうしたら、どう生きていったらいいんだ
そんな事を思った10年前
数ヶ月、半年は本当にかなり落ち込んでいた、傍目にはわからないように
仕事中、外回りしている時に田んぼ道の端っこに車を停めて涙ながし嗚咽したりもした
子供を学校に送った帰り道、目に涙を浮かべながら運転していたあの日
そうなんだ
楽しい事、悲しいこと話し合える相手が消えてしまった
この世界からもう居なくなってしまった
子供達の成長振りや相談事、仕事の話し
将来の話し夢の話し老後の話し、、、
それ一切が出来なくなった
そこまで言っておきながら不思議な事に
その彼女を本とに愛していたのかと問われると、ちゃんと返事する事が出来ない
結婚２週間前ほどに彼女がマリッジブルーか、一緒になる自信がない、と言った
大丈夫、「俺が守るから」と説得して一緒になったのに
結局守ってやれなかったと言うこと、君の体の不具合に気づいてやれなかった
本当の愛だったのか解らない
ただ、失ってしまってから、あー、ほんとにおいらの事、子供達の事愛してくれていたと気付いた
ごめん、もう少し早く解ってあげられたら
最近時々思う、もしも、タイムマシンが有ったなら
病気の前に遡りたい
最悪入院したときに戻りたい
どれほど大事に思っていたか、せめて伝えたい
もう
仏壇に向かって話しても、返ってはこない
君と出会い一緒になるまでの30年
君と共に歩いた20年
君を失い一人なってしまった10年
10年、、、長いようで短くもあり
色んな事があった
それでも
少しづつ心も癒えてきたのか、楽しい事も見つけて、、、
この先10年有るかはわからないが
何時か君に逢えることを信じている
その日に話してあげるよ
君が心配していた娘達もこんなに大きくなったよっと
そして君は
ありがとう、私たちの大事な、大切な子供たち
大切に育ててくれて、って・・・お父さんありがとうって誉めてくれるかな
あ、すんません知り合いの話し言葉、またそのまま自分風に書いてしまいました