関連記事 ↓
前回の記事では、震災時の家屋などのことについて記述しました。
今回の記事では、田宅宮(家屋、住居)が凶の意味を、もう少し深く考察してみたいと思います。
家屋、住居は紫微斗数の命盤では、「田宅宮」の宮になります。
過去の歴史的な大震災では、田宅宮が凶の場合は、地震で家が壊れたり失われる事が多かったです。
その他に田宅宮が凶になる場合は、引っ越しの時です。
実際に私の場合、昨年(2023年6月)にマンションをリフォームするために、マンションを一旦出て静岡市から車で1時間半ほどの沼津市に引っ越して住んでいました。
リフォームは大がかりだったので数カ月は転居していました。
そして、リフォームが終わり、元のマンションに引っ越しが可能になった時の田宅宮は凶の時期でした。
※新居に入居という意味で「吉」になりますが、引っ越しの煩わしさで「凶」も同時ということも良くあります。
リフォーム後は内装は一応は新居のような雰囲気です。
室内の間取りも大きく変わりますから、家具類の配置も以前とは大きく変わります。
実際の引っ越しは、引っ越し専門業者さんにお世話になりますが、引っ越し前はすでに住んで居る家の家具や電気製品、細かな物を整理して箱詰めして引っ越しに備えます。
この作業は何日もかかる厄介な作業です。
仕事などしていられません。
これは、まさに田宅宮は大凶のような事態です。
そして、引っ越し当日は事故などの災難はありませんが、新居に家具や家さい道具を持ち込んで、生活できる状態に納めないとなりません。
住居内に家具などを収める定位置に納めないと、他の事は手に付きません。しかし、自分で片付けて行くしかないです。とは言え、完全に片付くまで仕事もしないで、そればかりしている訳には行きません。仕事もしながら片付けもする、このようなことで田宅宮が凶ということも良くあります。
災害時の田宅宮を、もう少し考察すると。
例えば、大地震が発生して家屋が全壊するようなことになった場合に、家が壊れてしまった人は当然、田宅宮は大凶です。
しかし、自分の家は鉄筋コンクリートで、大きな揺れでもビクともしなくて、家屋の被害は無しでも、その家で生活出来ない状態に成ると、住居としての機能は無いようなものです。
そのような事態は、どういう時なのか想定すると。
水道が使えない、電気も来ない、周辺の道路や交通が壊滅的(買い物に出れない)
高層マンションでは、停電でエレベーターが止まってしまい、70階から降りて来れない、70階を階段で降りるほど体力は無い、まして買い物が出来たとして、荷物を背負って70階まで階段を歩いて登ることは不可能でしょう。
このように建物の被害は皆無でも、その部屋を住居として使うことが出来ない状態も田宅宮は凶となるようです。
水道、電気が使えない ⇒
部屋は昼でも真っ暗、オール電化なら調理は出来ない。
冷蔵庫は冷えなくなる。
エアコンも使えない。
トイレの水が出ない、排せつ物を流せない。
お尻を洗浄できない。
お風呂にもシャワーも使えない。
飲み水も買いに行けない。
このような状態なら、高層階の部屋を出て地上の何処かの友人の家に厄介になるしか仕方がないですね。
これは、まさに田宅宮は凶です。
東日本大震災で田宅宮は大凶でも、家屋の被害を受けなかった生徒さん(前のブログ記事)は地域の部落が消滅し、電気も水道も長期間止まったままでしたね。破壊を免れても生活は大変だったでしょう。
そういう意味で田宅宮が凶だったという事ですね。