さまざまな流年(大限、年、月)の運勢読み取り法 | 紫微斗数(星曜派 四化飛星 欽天四化) 宮立命/宮巫女 Miya_ritumei/Miya_miko

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  さまざまな流年(大限、年、月)の運勢読み取り法

 

飛星をして大限や年月の運勢を診る方法には複数の方法があります。

今回は日本で少し用いられ始めた既存の飛星法を先に解説します。

文章でのご説明は分かり難いとは思いますが宜しくお願い致します。

 

 

 

既存の飛星の方法(大限)

飛星表は「己=文曲、辛=文昌」の表を使います。

 

大限の吉凶を診る場合には、大限命宮に相当する宮の十干から飛星ABCDをします。

私の命盤ですと、今の大限は「66~75」の本遷移宮です。

この宮の十干は「辛」ですから、ここからABCDを飛星すると。

A=巨門B=太陽C=文曲D=文昌  ですね。

 

このように四化を飛星して、その結果は、宮に入っている星の象意と飛星ABCDの象意を加味して以下のように判断します。さらには飛星した宮が本命盤で表す宮が表す意味も考慮すればさらに深い意味も読み取れるようになるでしょう。

 

■大限命宮の状態は無星曜ですので象意無し、と判断します。もし主星が入っている場合は星の象意を考慮します。

実際の状況は、この大限は2016年から2025年までの10年間で、ほぼ8割は過ぎています。改めて振り返ってみますと、この大限(本遷移宮)は【来因宮】でもあり、まさに混迷の60年を超えて初めて社会進出できるようになった10年と実感しています。

 

■A(化禄の作用)が飛星した宮は、大限官禄宮で仕事や活動という意味で、元々に生年Ⓐが入っていて凶星がないので既に吉、宮の状態が良いので「天同・巨門」の良い面が発揮され、天同はこの大限の前半で、巨門は大限の後半で星の象意が発揮されると判断します。

※天同の良い面は人間関係で良好、巨門の良い面は研究心やコミュニケーションで良好。星の輝きは参考程度に+―して判断する。

ずっと低迷の人生でしたが、この大限で占いと云う特殊な仕事で花が咲いた感想です。人生で一番よい時期だったと思います。

 

■B(化権の作用)が飛星した宮は、大限遷移宮で社会的な事や外出運を診ます。

元々に生年Ⓑが入っていて、この星の吉作用が期待できます。

宮に凶星が無いので既に吉、「太陽・天梁」の良い面が発揮され、太陽は前半で活動力が高まり人間関係も良好。天梁は後半で活動での成果が期待出来てリーダー的になれ発展できる。

占いで起業した訳ですが、ブログやSNSが最高に功を奏したと思います。社会的に知名度が増した時期です。また遠くまで遠征や学習で頻繁に出かけました。それまで県外に出る機会は少なかったのですが、東は東京のまだ先の千葉県松戸市まで自由宗教一神会まで尋ねる機会に恵まれ、紫微斗数の講座でも数多く東京に行きました。西は名古屋、大阪までも数多く出張しました。

 

 

■C(化科の作用)が飛星した宮は、大限夫妻宮で出逢いや夫婦運を診ます。

元々に生年ⒸとⒹがすでに入っており、欽天四化の理論で二つの生年四化で男女が揃うので独身なら出会い、既婚なら不倫の可能性もあります。

ただし、宮の状態は悪い(ⒸとⒹともに自化Cと自化Dがあり破格)ので出会いは問題が起きやすいし既婚なら離別の象意でもあります。

しかし、大限夫妻宮の自化と破格を除外してみれば、生年ⒸもⒹも吉作用が期待できるので、自化の作用を自覚し行動に反映すれば問題は回避出来ます。

19歳で最初の出会いと結婚でしたが、それは破綻し離婚、その後は何度となく出会いと別れを経験しました。また色恋関係のトラブルも多く経験し、後ろ指を指されるような人生でした。50歳で最後の別れをし、その後の生涯は独身で通ると思っていましたが、この大限で生涯の伴侶に出会いました。しかし、運命の通りに波乱でしたが、紫微斗数の研究には最高の相手で、運勢通り絶対離別の危機に何度か遭遇しましたが、それを乗り越えました。その結果は互いに無くては成らない存在となり、最悪の命盤の人から多くの紫微斗数の極意を学ぶことが出来ました。もし運命通りの破格が訪れるとしたら、今度は死別です。運命とは皮肉です。相性が悪ければ離婚で、相性が良く成れば死別なのです。

 

■D(化忌の悪作用)が飛星した宮は、大限夫妻宮です。この宮はすでにCが飛星して概略は上記で説明していますから、Dの作用について説明します。

Dの飛星は凶作用を表します。恋愛、夫婦関係の災いを表します。上記同様に宮の状態や星の象意を判断します。

生年Ⓓは悪魔の星と言われ続けて来ましたが、それを乗り越えれば無くては成らないものを獲得することにもなります。それを、身を持って体験しました。

 

 

 

 

 

既存の飛星の方法(年)の場合

飛星表は「己=文曲、辛=文昌」の表を使います。


 

年の飛星法も大限と同じ要領です。

2023年の宮は「辛卯」の宮になります。この宮が年の命宮になります。

命盤で十二支が「卯」の宮の十干は「辛」です。この十干からABCDを飛星します。

この宮の十干は「辛」ですから、ここからABCDを飛星すると。

A=巨門B=太陽C=文曲D=文昌  ですね。

 

これも大限と同じように判断すれば良いです。

たまたま、2023年は大限と命宮が同じでした。こういうのを「宮位重畳」と云い、命盤や宮の持っている象意が強調されます。

 

2023年は年の夫妻宮は破格でしたが、すでにこの問題は解決済みですから、大きな問題は起きなくなっています。あえて言えばパートナーの健康が優れないという象意に変わりました。欽天四化の理論では年の夫妻宮の文昌(男性)が同象自化で破格でしたので、私の体調も優れなかったです。

 

2023年の、その他のことを振り返ってみると、まさに大限と年が宮位重畳したと云える年でした。

この大限が、2023年では2倍になったような年でした。

でも、運勢を知って行動することで大難は小難、小難は無難ということが実践できたように思います。そのため運勢とは裏腹に苦労の少ない年だったと感じます。

 

以上が、現在の日本の一部の占い師さんが使いだした飛星法です。

 

 

 

 

 

次に【紫微斗数/星曜派/飛星派/欽天四化プロ養成講座】で最も頻繁に使う飛星法を簡単にご説明します。

この飛星法を既存の飛星法と混乱しないように「飛星ABCD」と仮に呼びます。あるいは「オハジキ占」と読んでも良いです。

この飛星ABCDは非常にややこしくて、既存の飛星法からすると難解ですので生徒さんも習得して使いこなすまで難儀する事が多いです。

しかし、一度この理論を習得すればあらゆる場面で詳しい分析に効果を発揮出来ます。

 

既存の飛星法と大きく異なる所は、

大限の場合に飛星する飛星元は「大限命宮」ではなく、本命盤の宮の十干を使います。

 

例えば、大限の仕事運を診ようとする場合は、「大限命宮」ではなく、「本官禄宮」の十干からABCDを飛星するのです。

 

既存の飛星法ですと、大限命宮から飛星して、ABCDの飛星先の宮が、その大限の何処の宮かということで結果を観ます。例えば大限命宮からAを飛星したら大限の夫妻宮に飛んだら、その大限の夫婦運(夫妻宮)を判断するという事に成ります。

つまり、飛星先によって意図しない宮の吉凶を判断するようなことになります。

 

 

飛星ABCDの場合は、大限の知りたい宮の吉凶を自由に選択して飛星することが出来ます。

例えば、その大限の健康運を知りたかったら、本疾厄宮の十干から飛星し、次に「大限の命盤」として本命盤の12宮を置き換えて(宮位転換)吉凶判断をします。

この方法は知りたい宮を選択して判断が出来ます。

その結果、十二の宮の運勢を大限、年、月という風に運勢表に仕上げることが出来ます。

さらに、この方法ですと飛星のABCDの種類で具体的な象意や、命盤本人のその時々の感情や想いを診ることも出来るのが特徴です。

 

 

既存の飛星法ですと大限や年の命宮からABCDを飛星しても、ABCDが飛星した先の宮が目的としない宮であった場合には、知りたいことを診ることが出来ません。

たまたま知りたい宮にABCDが入れば吉凶を読むことは出来ますが。

 

飛星ABCDの場合は目的を持って飛星しますから、目的の宮にABCDが入らない場合は平常と判断ができます。つまり問題は無し、平運ということです。

 

これまでの紫微斗数は主に宮に入っている星の意味で判断しました。

また、大限や年月の運勢を診る場合も、その時々の宮に入る星で運勢を読み解こうとしました。そのため意味の解釈に混乱が生じることが多かったのです。

 

しかし、飛星を使う事で的を絞り、知りたい事にだけ焦点を当てるということが出来るようになりました。

鑑定時の迷いが大幅に改善されるようになった訳です。

 

これからも紫微斗数は益々発展していくと感じています。

 

 

 

 

 

 

 

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