紫微斗数で性格や行動傾向を読む
現在、多く使われている紫微斗数の流派は
星曜派(三合派)と飛星派と欽天四化が一般的と思います。
この他に小限派というものもありますが、一般の書籍として扱われているのは星曜派です。欽天四化も書籍は有りますが非常に数は少ないです。
飛星派には幾つかの流派がありますが、そもそも星曜派以外の流派はほとんどが飛星していますので、本当に飛星のみで鑑定するのは、一部の飛星派の流派です。
飛星派の流派には名称が無いですね。
ここで云う飛星派とは大限(10年毎の運勢)や年や月の運勢を専門に調べる流派としておきます。
さて、紫微斗数で人の性格や個性、思考傾向、精神性、行動傾向、様々な人に対する対応など、いわゆる個性を鑑定出来る流派はどれなのか?
西洋占星術は人の心理を読むのが得意と云われています。
実は紫微斗数でも同じ鑑定が詳しく出来ます。
ただし、それは既存の流派ではありません。
星の象意のみで鑑定する星曜派は、ある程度は人の個性を観ることが出来ます。
反対に人の個性を読み取るのが一番苦手な流派は欽天四化です。
基本的に欽天四化は星の象意は見ません。
しかし、欽天四化の講義で星の象意を観ますが、それは欽天四化の講義の中に星曜派の星の象意の説明が含まれているからです。
星曜派でも無い星の象意、欽天四化でも無い星の象意、どちらの講義でも説明が無い星の象意があります。
それは「生年四化」、あるいは様々な「四化」の象意です。
欽天四化では「生年四化」を家族を特定する使い方をし、その家族に何か問題が起こるのかどうかを診るような使い方をしています。
「生年四化」で命盤の本人の性格や思考、行動傾向などを診る考え方はありません。
欽天四化で人の象意を診る時は、四化の付く星の性別で家族の性格を診ることがありますが、あまり正確ではありません。
命盤の本人の性格を診ることは無いです。
星曜派でも「生年四化」について、星の象意の説明はありますが、その命盤の人の性格や思考、行動傾向を診る考え方はまったく有りません。
「生年四化」は四種類ありますが、これらが何処の宮に入るかで、命盤の本人の性格や思考、行動傾向を正確に診ることが出来ます。
この考え方の流派の名称は不明です。
「生年四化」には四種類あります。
【化禄】、【化権】、【化科】、【化忌】です。
この四つの四化星が何処の宮に入るかで、命盤の本人の性格や思考、行動傾向を正確に診ることが出来ます。
例えば、【化忌】という星を命宮に持つと、アスペルガーの個性を強く持ちます。アスペルガーの個性は時として問題にもなりますが、それはアスペルガーの強さの程度の問題です。
【化忌】を命宮に持つからと言って、それだけでそれが問題に成ることは少ないです。
命宮に【化忌】を持って、アスペルガーが問題に成る場合は、必ず「自化忌(D→)」が命宮や遷移宮に入る場合に限られます。
この条件が揃うと一般的にアスペルガーの個性が対人関係や社会生活で問題になることが増えます。
【化忌】が命宮の宮以外でアスペルガーの作用を発揮するのは、遷移宮、福徳宮、疾厄宮、官禄宮です。
それ以外の宮では、【化忌】が入る宮で限定的な作用です。
ただし、自化忌(D→)が多い(2個以上)になると、やはりアスペルガーの個性が極端に強くなります。
アスペルガーの個性には様々な個性が有ります。
10人10色です。
そもそもアスペルガーの個性は誰でも少なからず持っています。
それを一般には「個性」と呼んでいます。
この個性が強くなると「変わってる」とか「変り者」って言う訳です。
偉い学者さんは基本的にアスペルガーの個性が強い人が多いです。
そのような偉い学者さんの命盤を見ると命宮など、アスペルガーの個性が出る宮に【化忌】が入っています。
ほとんどの紫微斗数の占い師さんや講師の先生は、
【化忌】の入る宮の対宮(向かいの宮)は沖され大凶と云います。
例えば官禄宮に【化忌】を持つと、対宮の夫妻宮を沖して結婚は大凶なんて言いますが、これは不適当な判断です。
もし、「大凶」と言うなら、どのような理由で大凶なのか説明をして貰わないと相談者さんにとって何の解決にもなりません。
もっとも悪い命盤は、遷移宮に【化忌】を持つ人の命盤で、生涯死ぬまで命宮を沖して最悪などと言いますが、それはハッキリ言って誤りです。
遷移宮に【化忌】を持つだけならトラブルは起こりません。
ただし、アスペルガーの個性が出るので、本人は原因不明の精神面の重さを感じますが、だからと言ってそれで大きなトラブルに遭遇することは有りません。
遷移宮に【化忌】を持つと「原因不明の精神面の重さ感じる」というのは、具体的には周囲の人や環境に敏感になることが原因です。
それは「HSP」と云われる先天的な気質です。
【HSP】とは
生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています。
HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、生まれ持った性質であることがわかっています。
統計的には人口の15%~20%。5人に1人があてはまる『性質』であり、稀ではありませんが、裏を返せば、約8割の人はこの性質にはあてはまらないため、HSPの特性は共感を得ることが難しく、HSPでない人たちとの差に自己嫌悪を感じることや、まわりに合わせようと無理をして生きづらさを感じやすくなる性質といえます。
発達障害と云われるものは、大きく分けて上図のように三種類の混合型です。三種類の比率は人さまざまです。まさに100人100様です。
命宮や遷移宮に【化忌】を持ち、同時にこれらの宮に自化忌(D→)を持つとHSPの気質が原因で、対人関係などで辛くなり、結果的に「引きこもり」を起こす可能性があります。
引き籠りを起こす可能性があるのは、自化忌(D→)が遷移宮や命宮に有る場合です。
※アスペルガーなどの個性を診る「生年四化」は
【化忌】の他に、【化権】、【化科】などがあります。
「引きこもり」は対人関係などの、イジメで辛い思いをすることによる精神面のダメージです。つまり二次障害です。
引き籠りを「精神分裂症」という人が居ますが、これは大きな誤りです。
これは偏見です。
引き籠りと精神分裂症は全く別物です。
いずれにしても、命盤の命宮、遷移宮、福徳宮、疾厄宮、官禄宮に【化忌】が有って、自化忌(D→)が多い人はHSPやASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群・広汎性発達障害など)などの傾向が強くなります。
これらの傾向を持つと、人生が生き辛い、仕事が長続きしない、人間関係が上手く出来ない、家族関係(親子関係など)の悩みなど、人生で様々な悩みが起こります。
このような悩みで占い鑑定に来られる方は多いです。
しかし、普通の占い師さんにはこれらの事は理解出来ないことが多く、「運が悪い」で片付けられてしまいます。
本当は運が悪いのではなく、生まれ持った個性を本人が知らないだけです。
自分の事をよく知らないので、そのままで生きると運の悪いことが多くなるのです。つまり、持って生まれた個性が運を悪くしています。
命盤には「持って生まれた個性が運を悪くする」、その結果が、命盤の運命のシナリオとして現れているのです。
星曜派や欽天四化では、このような悩みに手も足も出ません。
自分を知って、自分に合った生き方をしていく事で、「持って生まれた運の悪さを変えられる」という事です。
このような鑑定が非常に重要です。
私の処の講座の
【紫微斗数/星曜派/飛星派/欽天四化プロ養成講座】では、このような事に重点をおいて講義しています。
このような悩みの有る方は、ぜひこの講座を修了した占い師さんに鑑定して貰うことをお勧めします。
単なる吉凶ではなく、適切なアドバイスをして貰えると思います。
そして人生が大きく改善出来でしょう。
もう、昨年来から多くの修了生さんがプロの占い師として巣立っています。
そして社会で活躍しています。
講座終了の占い師さん、世のため人の為に宜しくお願い致します。
新規レッスン開始は来年(2023年)1月です。
鑑定は本年8月からお受けできます。
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