東野圭吾 おすすめ一覧 | 大学生日記

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いろいろ投稿してみます。

春休み時間がある時にちょいちょい小説を読んでいたのですが、その中でおすすめしたい東野圭吾さんの小説を紹介します!


手紙



1番初めに自分が読んだ東野圭吾さんの小説であるとともに1番好きな小説です。主人公が加害者家族という変わった視点から物語が書かれています。主人公の波瀾万丈な人生というよりも、そういう変わった境遇の子に対する周りの接し方というのに注目して自分は読みました。"差別"をしない人は一体どんな環境で育ちどんな性格をするのか。はたまた意図的に"差別"する人はどういう思いからなのか。かなり現実的な話です。物語終盤に出てくる社長が「自分の境遇をオープンにして負担をかけるのは誰か?」と私たち読み手に問いかけてきます。最後の終わり方はめちゃくちゃ好きです!

白夜行




具体的な内容は違うブログに書いてます!この作品もめちゃくちゃ好きな作品です。本は分厚いですが、飽きることはなく最後まで読めると思います。なんといってもこの小説は主人公の心理描写が一切ないことが特徴です。一見小説の良さがなくなるんじゃないかと思うかもしれませんが、主人公二人(特に雪穂)のなんとも性格が見えてこないミステリアスな人間を描きたい!という東野圭吾さんの意図が見てとれます。雪穂って魅力的すぎますよね。。。夜を知らない人間は日が暮れるのを恐れるあまり、太陽の下でもビクビク歩くことになってしまうのです。


​流星の絆



兄弟姉妹がいる人なんかには特におすすめしたい!小説です。自分も兄弟がいるのですごい共感できる場面というところが多かったですね。この小説は出てくる登場人物の人物像というのがかなりはっきり書かれています。(他の東野圭吾さんの小説なんかでは登場人物のキャラがあまり詳しく書かれていないことが多いので。)なので登場人物にすごい愛着がわきます!行成なんかは僕個人的に目指す人物像ですね。細かいトリックや動機なんかは少々物足りないと感じた人もいたかもしれませんがこの小説はバランスの取れたいい小説だも思います♪(コナンの瞳の中の暗殺者的な)

​秘密



読む人によって評価分かれる小説です。特に男か女かではかなり読んだ後の感想が変わるんではないかと思いますね。男の人にはおすすめかも。。女の人も読んでも全然不快感はないと思います。この小説は特にタイトルがすごい絶妙だと思います。最後までなんで秘密なんだ?(わからなくもないけどわざわざこのタイトルにするほどか?)と思いましたが、最後の場面で、あるあるの入れ替わりものの話からガラッとこの小説のテーマが変わってくるんですね。"秘密"の意味も大きく変わります。少しネタバレになるかもしれませんが最後の妻の秘密は裏切りではなく夫への思いやりだと個人的に思っています。最後のシーンは手紙に並ぶくらい大好きです!

​さまよう刃



めちゃくちゃ重い小説です笑。先ほど紹介した手紙や白夜行で重たい雰囲気になった方にはびっくりかもしれませんが比にならないほど重いです。。が超現実的。多分この作品は少年法に関して話題になっていた頃に書かれた作品だと思います。この小説好きじゃない人は多分最後の結末が気に入らないんじゃないかなと思うんですよね。納得できないというか。ですがああいう少し納得できない終わり方の方がよりこのテーマについて読後私たちが再度考えるんではないかなと思います。1番さまよってるのは誰なのか?被害者の父なんかではなく法の下で働き国民を守る警察なのです

悪意



珍しく動機に注目した小説です。本の1/3くらいであっさり犯人がわかりますし、半分超えたくらいから動機もなんとなくわかってきます。駄作か。。。読むのやめようかなぁと思いましたが我慢して最後まで読むことに。2/3地点でおやっ?と思ったら衝撃の事実が最後にわかります!!びっくりしましたこうもひっくり返されるものなのかと。白夜行と違い小説の良さを存分に使いまくった作品です。小説に限らずですが第一印象、最初に相手のことをどうイメージ付けするかはものすごく大事です。余程のことがない限りそれは覆らないものですからね。トリック好きにはおすすめ!


​最後に。。。

まだまだ東野圭吾さんの作品読めていないので今後読んでいこうかなと思います。ミステリー本は小学生の時に学校の読書の時間に江戸川乱歩さんの少年探偵シリーズを読みまくった頃以来だったので久しぶりで新鮮です。コナンも結構前から好きなのでやっぱり自分は推理系の話が好きなんでしょうね虫めがね