【第29回読売演劇大賞女優賞受賞記念限定無料公開!】
女優みやなおこが挑む、ひとりがたり二題。
2020年、コロナ禍のなかで演劇の可能性を探し好評を博した公演。
読売演劇大賞女優賞受賞記念として、ライフワークとして取り組む一人芝居を、期間限定で無料公開します。(2022年3月まで)
「『堕ち潮』での怪演は今思い出してもぞくっとするほど恐ろしい」
「『ガラクタ』では庶民の持つ裏表をたくみに演じ分けた」
その強烈な個性と幅広い演技力が読売演劇大賞審査員に称賛された、女優みやなおこ。
「みやが本当に演じている、どんな女にもある抑圧を、
みや自身の痛みや涙と共に、
みや自身の命を燃やして
ひたすらに演じている姿を知らせたい。」(西山水木)
聖と俗、希望と絶望、人という人に宿るあらゆる感情がむき出しにほとばしる、その至芸をお届けします…!
【内容】
グッドディスタンス「風吹く街の短篇集」第一章より
2020年7月15日(水)〜19日(日) 下北沢「劇」小劇場
『みやなおこ の 女ひとり』 「Bridge」「さそりの火」
出演:みやなおこ
作:西史夏
演出:西山水木
【あらすじ】
大正十四年五月、兵庫県にある城崎温泉街を巨大な地震が襲った。
「女が好きなだけ泣けるのは、赤子のうちだけ」と言われ、泣くことも怒ることもなく、足元に咲くスミレのように、ひっそりと、ただ懸命に生きてきた若女将のサヨ。災禍の只中で気づいた、ほんとうの気持ちとは...
温泉街の日常を支えてきた一人の女の姿を描く、第1回こうのとり短編戯曲賞受賞作「Bridge」(2014)。
夕闇の山中で焚き火をする兄と妹、そこへ一人の男が現れる…。
濃密な闇のなか、三人の男女が意外な結末へと向かってゆく「さそりの火」。
いま、至高の輝きを放つみやなおこが挑む、ひとりがたり二題。
ひとりで描く、ふたりの女の命。
【女ひとりプロジェクト】
出演:みやなおこ
演出:西山水木
台本:西史夏
コロナ禍ではじまった一人芝居、「みやなおこおんなひとりプロジェクト」。
舞台上に、セットは何もない。
ただそこにあるのは、己れの痛みや涙とともに、
ひたすら命を燃やして演じる女優の姿のみ...
老若男女、あらゆる人間を演じ分け、
むきだしの感情をさらけ出す…!
声さえかけてくれれば、全国どこでも公演可能。
きっと明日は、あなたの街へ…
【作】 西 史夏(にし ふみか) 劇作家、脚本家。
大阪音楽大学卒業。同大学、劇団「調」出身。
シナリオセンター大阪校でシナリオを、伊丹想流私塾で戯曲を学ぶ。
第6回富士山・河口湖映画祭シナリオコンクールグランプリ(2013)
第1回こうのとり短編戯曲賞受賞(2014)
第2回せんだい短編戯曲賞大賞(2014) 日本の劇戯曲賞大賞(2015)
ふじのくに⇔せかい演劇祭2015劇評コンクール最優秀賞 ほか受賞。
せんだい演劇工房10-Box「まなぶ☆からだ」戯曲講座講師。 関西在住。
【演出】 西山水木(にしやまみずき) 劇作家・演出家・俳優。
桐朋学園芸術短期大学卒業。
劇団青年座退団後、「 E. Dメタリックシアター」「ラ・カンパニーアン」など主宰。
舞台を中心に、作・演出・振付・出演と、その活動は多岐にわたり、海外公演でも高い評価を得る。
初日通信大賞助演女優賞(1988/89)
読売演劇大賞優秀女優賞受賞(1997)
現在、桜美林大学非常勤講師、共立女子大学外部講師などを務め、後進の育成にも力を注いでいる。
NPO法人 劇場創造ネットワーク理事。J.CLIP所属。
【出演】 みや なおこ 俳優。
同志社大学経済学部卒業。
在学中より、関西の劇団そとばこまち看板女優として、ほとんどの作品に出演。
退団以降も多くのプロデュース公演に客演。
卓越した表現力と傑出した演技力を持つ稀代の実力派女優。
第69回文化庁芸術祭賞優秀賞個人受賞(2014)。
第29回読売演劇大賞優秀女優賞(2022)
100本以上の舞台出演以外に数多くのTVドラマや映画、バラエティ、CM等に出演。東京在住。