こんにちは。
社会貢献を仕事にしたい人の夢をカタチにする
世直し経営コンサルタントの宮本ゆかりです。
組織の中で仕事をしているリーダー(管理職)の方に質問したいです。
あなたは、メンバー(部下)に、仕事を「お願い」していませんか?
本来、組織の中では、
「位置を明確にしたコミュニケーション」がとられているべきです。
上司と部下は、人間としての価値は「平等」ですが、「対等」ではありません。
それなのに「平等」と「対等」を混同して、お願いしていませんか?
例えば、
「時間がある時でいいので、この資料、コピーしておいてくれないかな?」
「気づいた時でいいので、テーブルの上を片づけておいてくれるとありがたい」
「できればでいいんだけど、この資料、まとめといてくれると助かる」
こんな言い方をしていませんか?
この言い方が間違っている理由は2つあります。
1.決定権が部下にあること
2.責任の所在を曖昧にしていること
1については、お分かりでしょう。
部下が「今は忙しいので無理です」とか「私、それ苦手なので、できません」と断ることができてしまいます。
2については、「責任の所在」という重要な問題があります。
そもそも指示に対して、
実行責任は部下にあり、実行の結果責任は上司にあります。
そのことを理解していることが前提です。
それなのに、お願いして、部下に決めさせるような言い方をしてしまった場合、
「実行することを決めたあなたが悪い」
「引き受けたのに、なぜ上手くいっていないんだ?」
と、後から部下を責めることになってしまいます。
なので、「お願い」ではなく、「指示」すべきなのです。
上司と部下とは、対等な関係ではなく、ましてや、お願いされたほうが上の立場になってしまってはいけません。
こういう位置を間違えた言い方(コミュニケーション)をせず、
「この仕事は〇〇さんに任せたので、今日中にお客さんとアポイントをとってください」
「来週の月曜日までに、資料をまとめて印刷しておいてください」
などのように、指示として言い切るように伝えます。
その後、
「あれって、どうなってる?」と、上司から確認されなくても、
部下から報告してくるのが、あるべき姿です。
指示は「上から下」で、
その後の報告は「下から上」です。
そのためには、締め切りの設定が必要です。
以上、
リーダー(上司)は、メンバー(部下)にお願いするのではなく、
期限を設けて、言い切った指示をしましょう。
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