親友への手紙 | みやみや珈琲日記

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ありがとうございます😊


こんにちは、みやです。


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親友の誕生日が6月なので、

今日は手紙を書きました。


彼女とは30年以上の付き合い。


出会いは大学の入学手続き会場で、

理系の大学だったから

「女の子少ないね。」って

私から声を掛けたような。


その時はまだ携帯電話もなかったから、

連絡先の交換と言えば、

実家の住所と家電(笑)


学部は一緒だったけど学科が違うから

いつでも会えるわけでもなく。


私達はよく手紙を書きました。


互いの実家の住所を覚えるほど、

何通も何通も書きました。


今ならスマホ一台で

送りたい時にすぐにメッセージが送れる。


電車の中でも

ご飯を食べながらでも。


何なら写真やスタンプも送れたりもする。


自分がどんなメッセージを送ったのか、

相手かどんなメッセージが来たのか、

全て手元に残すことができる。


彼女に贈りたいものもあったので、

手紙を書きました。


手紙自体を書くのも

本当に久しぶりで。


何を書こうか

漢字が思い出せるか

言葉が出てくるか。


そんな心配はよそに

彼女に伝えたいことが

次から次へとあふれてきて

夢中になって書いていました。




お誕生日おめでとう。


そう書き出したものの、

話題はやはり去年亡くなった父のことになり。


彼女は父のこともよく知っていて、

お線香も送ってくれたので

その香りがとてもいい香りだったことも

伝えたくて。


納骨が無事に終わって、

母も姉も私も新しい日常がスタートしたこと。


父の生き様がかっこよかったこと。


親と過ごせる時間には限りがって、

子どもと過ごせる時間も短いから

だからこそ「今」、

この何気ない日常に宿る幸せを味わって、

健やかに朗らかに

共に五十路を歩んで行こうと。


書きながら

やはり涙が出てしまったけれど、

どんな手紙でも

彼女は受け止めてくれるはずで。


書き終えた3枚の便箋を読み返して、

自分の感情が

文字にどんどん乗って行くのがわかって。


手紙ってやっぱりいいなぁ。


手紙は封をしてしまうと

書いたことを結構忘れてしまうもので。


しかもそれが

相手の手元にしか残らなくて。


ちょっと恥ずかしい気もするんですけどね。


封筒に彼女の住所と名前を書いた時、

やはり手紙にしてよかったと思いました。


彼女の名前には

父の名前と同じ漢字が一文字入っているんです。


手紙も荷物も送る父はもういないから

その漢字を書くことは

もうないかなって思っていて。


だからすごく嬉しくて。


30年以上前のあの日

父の名前と同じ漢字を持つ彼女に出会えたのは

今更ながら運命のような気がしました。