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こんにちは、みやです。
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「ちいかわ」、流行ってますよねー。
東京駅にある「ちいかわらんど」の前はいつ通っても長蛇の列。
画像お借りしました。
先日息子の誕生日だったので、ちいかわのLINEスタンプをプレゼントしたら大喜びしていました。
ただ息子から意味不明のスタンプが日に何回も届くようになってしまい、大事な連絡が埋もれています💦
（ちいかわハラスメント？）
そう言えば何で「ちいかわ」って言うのか気になってGoogle先生に聞いてみました。
そうしたら【なんか小さくてかわいいやつ】の通称らしいのです。
「なんちい」でもなく、「なんかわ」でもなく、「ちいかわ」。
なるほど、なるほど。
私にも「なんか小さくてかわいいやつ」にピッタリな人がいます。
あ、息子くん？
いえいえ💦
息子は「なんかデカくて不思議な存在」です（笑）
私にとっての「なんか小さくてかわいい存在」は両親です。
今回の帰省は夜行バスを使ったので、朝の8時過ぎから夕方まで実家で両親と一緒に過ごしました。
「おかえりー。」
ショートステイから一時帰宅中の母が笑顔で玄関のドアを開けてくれました。
インターホンを押した後、「鍵を開けて入ればよかったかな。慌てさせちゃったかな？」と思ったのですが、母は嬉しそうに迎えてくれました。
「ただいまー。」
リビングに行くと父はいつもの場所に座ってて、母は何をするわけでもないけれど、近くにいて。
2人が同じリビングにいる光景を自分の目で見るのは、今年のお正月以来でした。
何度も見慣れたありふれた光景。
でもかけがえのない光景。
4月の父の入院をきっかけに母はショートステイに行くようになり、2人は離れて暮らしています。
治療中の父も気持ちが前向きになって、母も時々ショートステイから一時帰宅するようになり、2人で過ごす時間が少しずつ増えてきました。
2人が一緒にいるリビングは、やっぱりしっくり来ると言うか、ホッとすると言うか。
「お母さん、血圧を測ろう。」
父が母の血圧を測ってあげていました。
父も母も随分腕が細くなってしまっていました。
母の血圧を手帳に書き込む父。
元々体重が60kgない父は、入院して体重が15kgも減ってしまい、すっかり小さくなってしまいました。
入院中のゲッソリ痩せてしまった父を見て、私は「あぁ、何だかおじいちゃんと言う生き物になってしまった。」と感じました。
自分のことが大好きで、活力に満ちた父ではなくなってしまったな、と。
母も認知症が進み、私の誕生日を忘れてしまったり、一人しかいない孫である息子の名前も出てこなくなった時、私は何とも寂しい気持ちになりました。
いつか私のこともわからなくなっちゃうのかな。
頭ではわかっていても、信じたくなくて、受け止められなくて。
でも今回帰省してみて、2人と話してみて、2人のやり取りを見ていて、自分の気持ちが変わったなと思いました。
母のショートステイ先の部屋があまりに殺風景なので、家にあったスヌーピーのぬいぐるみをわざわざ届けに行った父。
ついさっき一緒に食べたばかりのお菓子を「これ、何だろう？あんたも食べや。」と何度もすすめてくれる母。
iPadで描いた息子の後ろ姿の絵を褒めてくれた母。
軍港クルーズの写真を見せたら、船よりもポンポンポンと並ぶ白い雲の配置がとても面白いと褒めてくれた父。
やいのやいのと言いながらも、やっぱり2人は一緒にいたくて。
「写真を撮ってあげるよ。」と言うと、嬉しそうに寄り添って。
「ピースしてー。」と言うと照れくさそうにピースをしてくれて。
実家を出る時に、いつも通り握手してハグしました。
抱きしめたその背中は、また痩せていて、小さくて、細くて、か弱くて。
握手した手も、細くて、か弱くて。
でも温かくて。
「じゃぁ、また来月ね。」
最初は父だけが玄関の外に出てくれていたのですが、後からわざわざ母も出てきてくれて。
2人とも私が角を曲がるまで大きく手を振ってくれて。
何度も見たはずのその2人の光景が、昨日はなんともかわいらしく思えました。
こんな気持ち、初めてでした。
同時に姉も私もとても愛されてきたんだと、そして今もとても愛されているんだとハッキリわかりました。
なんとも小さく、なんともか弱く、なんともかわいい両親。
2人で一緒に過ごしたい両親。
この「ちいかわ」な両親の願いを絶対に叶えるんだ。
叶えられる自分に絶対なるんだ。
そんなことを考えながら帰りの新幹線に乗っていたら、窓から見える空が青すぎて、やっぱり涙がこぼれてきました。
来月もまた元気で会えるように、それぞれができることをやって行こう。
前向きになれるよう、働きかけて行こう。
ちゃっかりアイスクリームを食べました。
