何だかんだ言いつつも | みやみや珈琲日記

みやみや珈琲日記

毎日のコーヒータイムに、ちょっといいことを。

今日もブログに来ていただき

ありがとうございます😊


こんにちは、みやです。


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昨日は久しぶりに

大阪実家に電話しました。

母が出てくれて、

私だと分かってくれて

嬉しかったです。


「あんたの声を聞くと

 安心するわー。


認知症が進みつつある母は

今週初めてデイサービスに

行ってきました。


父も姉も私も

母がデイサービスに行くのを

嫌がったらどうしようと思っていたのですが、

本人は嬉しそうに

お迎えの車に乗ったようで一安心。


ただ

やはり緊張していたようで

血圧がいつもより高めで

翌日も少し疲れている様子だったそうです。



父とも電話で少し話しました。


「お母さんが出かけてしもたら

 なんや家がえらい静かでなー。」


「あー、わかる。

 私もK(息子)を

 初めて保育園に預けて家に帰ってきた時、

 そう思ったよ。」


「あー、そうやったんやな。」


「うん、そうそう。


「そんなもんなんやな。」


どこか寂しそうな父。


結婚してから

ずっと一緒。


商売もしてたから

家でも店でも

ずっと一緒。


私が息子を出産した時

母は父と離れて

1ヶ月ぐらい手伝いに来てくれたことはありました。


父も関東に用事がある時は

2-3日母と離れることもありました。


でもこの3年ぐらいは

ずっと一緒。


認知症が進みだしてからは

ずっと一緒。





母が出かけて

急に家が静かに感じる父の気持ちは

よくわかりました。


私も息子を初めて保育園預けた時、

帰宅後玄関で涙が出ました。


あんなに一人になりたいって

思っていたのに。


「泣いてないかな?」

「大丈夫かな?」

って心配する気持ち。


久しぶりの一人時間に

ホッとする気持ち。


仕事に復帰するために

本当に保育園に預けてしまって

いいんだろうかと言う

後ろめたさに似た気持ち。


初日から自分が泣いてたら

この先やっていけないのにと

情けなく思う気持ち。


もう色んな気持ちが

ぐっちゃぐっちゃに混ざって

家もあまりに静か過ぎるから

余計に泣けてきて。


慣らし保育初日が終わる時間に

走って保育園まで迎えに行ったことは

今でもよく覚えていて。


父も

私とよく似た気持ちを

抱いたんじゃないかと思いました。


「春ぐらいまでに

 お母さんが楽しく通える

 デイサービスが見つかるとええよね。」


「そうやな。」


「お父さんも

 そのうち新しいペースに慣れるよ、

 きっと。」


「そうやな。」


父は

伝え方とか雑なところがあるけれど

何だかんだ言いつつも

母のことが大好きで。


母も

意地っ張りなところがあるけれど

何だかんだ言いつつも

父のことが大好きで。


60年近くも連れ添って

何だかんだ言いつつも

お互いを大切に思い合っている。


何だかんだ言いつつも

なかなかいい夫婦なんだよなぁ。


今の父と母が

健やかで穏やかな日々を送れるように

今の私にできることをやっていきたい。


何だかんだ言いつつも

私は大好きなんですよね。


父のことも

母のことも

姉のことも。


そして

夫のことも

息子のことも。