茶町界隈のお茶問屋さんの軒先には、
お茶の樹が植えられている所が多く見受けられます。
これは、新茶到来の「目安」として、茶畑に行かなくても
生育状況が分かるように栽培している茶商さんもいらっしゃるようです。
弊社も例外にもれず、ひっそりと植わっています。
ですが、弊社店頭のお茶の樹は、ちょっと珍しいお茶の樹です。
「サンルージュ」という品種のお茶の樹。
先っちょが紫色なのは、アントシアニンを含んでいるため。
アントシアニンはポリフェノールの一種で、
抗酸化作用や抗眼精疲労作用が期待できる
植物由来機能性成分として注目されています。
お茶を淹れるとこんな感じです。
なんとこのサンルージュ、レモン汁などのビタミンCを加えると、
鮮やかな紫色に発色します。
このサンルージュの苗は、異業種の方からいただいたのですが、
奄美群島の徳之島では産地化が進められているそうです。
現地の茶畑の模様はこちらから→★
お茶の品種はたくさんあり、農林水産省に
品種登録されているものだけでも70種類以上あります。
お茶の品種改良は日々行われていて、
これからまた新しい味わいに出会えるかもしれません。