熟成蔵出し茶です。
今年摘まれた新茶を4月の下旬に製茶し、 約6ヵ月間低温のお茶の蔵で熟成させたものです。
新茶のまま飲むのはもちろん美味しいのですが、
蔵で寝かせることにより まろやかな味わい になります。
このシーズンならではの一品です。
昔からこの製法は行われていたそうで、江戸時代初期、徳川家康は新茶を茶壺に詰めて
冷涼な井川大日峠(静岡市葵区の北部)のお茶蔵に保存し熟成させて
晩秋に開封して茶会を催したと伝えられています。
この風習は「駿府お茶壺道中行列」として、毎年秋に行われており、今年は10月30日(日)
に行われるそうです。