日頃、お茶の仕上げ工場で使用している「茶箱」です。
ふた付きの物を
「いんろう」と言います。
こちらも茶箱です。ふたが付いていない物を
「だびつ」と言います。
どちらの箱も重さは10~12kgで、お茶を目いっぱい入れると
50kg以上になる事もあるんです。
そのため持って運ぶのは大変なので、茶箱の底に、
ろうそくの「ろう」を塗りつけて床を滑らせて運んだりします。
箱が傷んでひび等がはいると和紙を張り付けて補強します。
だいたいこの作業は乾燥している冬の時期に行うんですが、
毎年和紙を重ねて貼っていくので箱の表面が年輪の様になっています。