11月15日前後をピークに
七五三詣でのご祈祷のご予約もたくさんいただいておりますが
一昨年・昨年に比べて、
ご予約件数は漸減しておりますのは、
ただ単にお子様の絶対数が減少しているばかりではなく
年頃のお子様がおられるのにもかかわらず
神社でのご祈祷に
おいでにならない方々もおられるからではないかと思います
助勤で奉務させて頂いております神社では
大きな神社と違って、巫女さんもおりませんし
一人でご奉仕させていただいておりますので
30分単位でご予約を受け付け
一家族づつ御祈祷させていただいております
7歳の女の子ともなりますと
もうしっかりと参拝できるのですが
3歳の男の子・女の子は、
下手すると30分間ずっと泣きっぱなしということもあります
そうならないために、
いろいろ声を掛けて、風船持たせて、
首から金メダル掛けて、なだめたりすかしたりしながら
御祈祷始めるのですが、
昨日の3歳の女の子はその点大成功でした
親御さんが御祈祷申込書に
ご住所お名前等をご記入いただいている間
境内で機嫌よく遊んでいた女の子、
数え年で3歳ですから
満年齢では2歳数か月
親御さんと一緒に拝殿に昇殿した途端
御神前正面に背中を向けてびぇ~って大泣きです
よくあることです
そのために色とりどりの風船を用意して
首からぶら下げる七五三用の金メダルも用意しております
「〇〇ちゃん、どの色の風船がいいかな~?」
「今日は主役だから、金メダル掛けますよ~」
「これからね、〇〇ちゃんが、
お友達もいっぱいできますように、
元気に過ごせますように、
欲しいおもちゃも買ってもらえますようにって、
ちょっと大きな声で神様にお願いしますから
聞いていてくださいね~、一緒にお願いしましょうね~」
なんと!ピタッと泣き止みました!!!
大成功です!!!!
心置きなく真心こめて心静かに祝詞奏上することができました
「声に出さなくていいですから、神様にお願いしましょうね~」
親御さんと三人で揃って玉串拝礼して頂きましたが
それはそれは真剣に頭下げて拝礼してました
多分生まれて初めての玉串拝礼だと思いますが
真剣に、たいへん上手にできました
そしていつもの一言ご挨拶
「○○ちゃん、朝起きたらなんていうのかな?」
『おはよ・・・』
「そうですね!そして夜寝るときは、おやすみなさいって言うんですよね」
「ご飯食べる時は?」
『いただきまちゅ・・・』
「そうですね!偉いね~、食べ終わったらごちそうさまって言うんですよね」
「出かけるときは、行ってきます、帰ってきたらただいま」
「おはようございます、おやすみなさい、
いただきます、ごちそうさま
いってきます、ただいま、って、元気よく言いましょうね、
お約束ですよ、わかりましたか?」
『はい!』って、○○ちゃん、元気よくお返事してくれました
『はい!』って、お父さん、神妙な顔で返事してくれました・・・
おかあさん、とびっきりの笑顔です
「お父さん、お母さんが、きちんと声に出してご挨拶される、
その後ろ姿、背中を見てお子様は成長されます
きちっとご挨拶のできるお子様共々
健やかなご家庭を築いていかれますように
ご祈念申し上げております」
こうして、一件無事に御祈祷終わりました。
次の方、お待たせしました~
こうして、七五三のご祈祷は明日も続きます・・・・