地鎮祭のお申し込みは
建設業者様からご連絡いただく場合と
施主様から直接ご連絡いただく場合と
二通りございます
施工主、つまり建設業者様の
担当営業マンから、
ご連絡いただく場合は、
何度も経験しておられますので、
段取りもよくご承知で
住所の他に住宅地図などをファックスで送ってきてくださり
建築現場の所在地はわかりやすくご案内をいただけます
また、地鎮祭の準備として
斎場のテント・忌竹・注連縄・テーブルなどを
特段の打ち合わせもなくご用意していただけますので
安心です。
一方、建築主、つまり施主様から
直接お申込みいただく場合は
念のために、テントや竹等は建築業者様の方で
ご準備していただける手筈となっているのか
確認をいたしております。
大概の場合、
施主様がご自身でお住まいになるご自宅を建てられる場合
初めての御経験ですので
手慣れた段取り、というわけにはまいりません。
さてここで、ご連絡いただく現地の「住所」です。
既存の町内で古家を取り壊し
新たに新築されるような場合のご住所は
「何丁目何番地何号」などと、
例えばマップ検索しても
正確にその場所を特定することができます。
しかしながら、新規造成地、開発地などの場合は
少し事情が違ってきます
マップ検索やカーナビでは
その住所を特定できないのです
ちょっと ひといき
食べごろきゅうり(記事と直接関係ありません…)
さて、
実は、「住所」は、2種類あります
「地番表示」と「住居表示」です
地番表示
これは本来土地の所有権や土地の範囲を示すために
公的機関が使用する目的で
国が定めた土地番号です
住居表示
これは昭和37年5月10日に施行された住居表示に関する法律によって
町を分かりやすく、郵便物を配達しやすくする目的で
定められた住所表示です。
新しい造成地などでは
地番表示はあるのですが
未だ住居表示が定まっていないことが多いのです
施主様からこの地番表示で現地のご連絡を頂くと
現地へたどり着くことができない、などということが起こります
カーナビの目的地設定のためのデータは
例えばゼンリンの住宅地図だったりした場合
これは住居表示に基づいてますから
地番表示には対応しておりません。
そこで、
万全を期して
地鎮祭のお申し込みを頂いたら
事前に可能な限り現地を下見に行きます。
さて、今週の土曜日
地鎮祭のお申し込みを施主様から頂いておりますので
昨日、その現地の下見に行きました
案の定、カーナビの案内通りに
指示するポイントに着きますと
そこは、高速道路の法面(のりめん)、
つまり、高速道路の斜面です!
そんなところに家が建つわけがありません!
住居表示ではなく地番表示をカーナビに設定すると
こんなことになるのです
その界隈をぐるぐると探し回りましたが
それらしき更地(建設予定地)見つけることができません
幸い、建設業者様の会社名も聞いておりましたので
今度はスマホで会社名を検索して会社の電話番号を調べ
その電話番号で目的地設定し
建設会社様を直接訪ねて行きました
営業担当者様は御不在でしたが
事務の方は施主様のことを承知しておられて
事情をお話しすると快く現地の案内地図のコピーをくださいました
その地図を頼りに
もう一度建設予定地に・・・
ありました!
先ほどの地番表示でカーナビが示していた場所とは
全然違うやん~
とにかく建設予定地特定できましたので
現場で北や南の方角確認もして
カーナビに地点登録もして、
現地確認完了!
しかし、よくよく考えてみたら
アホやん、
最初から、施主様からご依頼受けた時
その後、建設業者様にコンタクトとって
現地の地図をファックスで送っていただけるよう依頼すれば
探し回る手間は省けたのに・・・
ま、こんなことをしながら
経験を積み重ねて少しづつ
要領よくなっていきますので
温かく見守ってくださいませ~